お手軽生地でサクふわデニッシュを作ろう♪
サクふわのバター風味生地に、トッピングのお砂糖がマッチした渦巻きデニッシュパン。あの大人気のロングセラー菓子パンがおうちでも楽しめたらうれしいですよね。
今回は折り込み作業不要で手軽に作れる、あの渦巻きデニッシュパンの再現レシピをご紹介。
気温が高くなってくると難易度が増すデニッシュ作りですが、この方法なら季節を問わずチャレンジできます。
渦巻きデニッシュパンのレシピ(13cmの大きさ4個分)
パン生地を作る
材料
- 強力粉(カメリヤ)…150g
- 薄力粉(ドルチェ)…50g
- イースト…3g
- 砂糖…24g
- 塩…3g
- 卵…20g
- 水…106g
- バター16g
- バター(巻き込み用)…50g
下準備
- 巻き込み用のバターは常温に置いてやわらかくしておく。
作り方
- ニーダーやホームベーカリーなどに、強力粉から塩までの材料を入れる。
- 卵と水を合わせて加え、5分間こねる。
バターを加え、薄いグルテン膜ができるまでしっかりこねる。 - こね上がったら、暖かいところ(35℃)で50分間一次発酵させる。
*発酵完了の目安は、生地に指をさして穴が小さくなってこなければOK。
- ガスを抜き、軽く丸める。
乾燥しないようにぬれ布巾をかけ、20分間ベンチタイムを取る。
- ガスを抜き、めん棒で35cm四方にのばす。
- 上部2cmを残し、巻き込み用のバターを塗る。
- 下部から巻き込み、とじ目をしっかりとじる。
手で軽く押さえて平らにする。
- ラップに包んで冷凍庫に30分間入れ、生地を冷やす。
*冷凍庫に入れることで、短時間でバターと生地を冷やします。30分間以上入れてしまうと生地が固まり始めるので、長時間にならないよう注意。
- めん棒を使って、生地を5×60~65cmにのばす。
- 生地を4等分にカットする。
*スケッパーを使って押し切りでカット。もしくはピザカッターを使うとカットしやすいですよ。
- 生地を左右に引っ張って70cmほどの長さにしてからねじり、オーブンシートの上で渦巻き状に形を作る。
ここがポイント
二次発酵と焼成で生地が膨らむので、中心には1cmほどのスペースを空けて。ゆったり隙間を空けて巻くことで、ふんわりと焼き上がります。巻き終わりを生地の下に入れ込めば、きれいな形に仕上がります。
- 30℃で45分間二次発酵させる。
- 表面に卵(分量外)を塗る。
- 190℃に予熱したオーブンで15分間焼く。
*オーブンによって火力に違いがあります。温度、時間を調整しながら焼いてください。
- 焼き上がったら、ケーキクーラーにのせて粗熱を取る。
仕上げる
材料
- 粉砂糖…30g
- 水…5g
作り方
- 冷ましている間にトッピングの準備をする。
粉糖に水を加えて混ぜ合わせる。
- スプーンやコルネを使って表面にアイシングをかける。
- 完成。
「サクッとふんわり!うず巻きデニッシュパン」の詳しいレシピページはこちら。
使用する強力粉の種類や食べるタイミングの違いなどでも、サクサク・しっとり・ふんわりといろいろな食感が楽しめますよ♪
サクッと食感の生地に仕上げるポイント
サクッと食べやすい生地にするには、粉の使い方や発酵の取り方がとても大事!
作りやすくておいしく仕上げるための2つのポイントをご紹介します。
1.強力粉と薄力粉をブレンドして作る
タンパク質の多い強力粉を使うと、弾性と粘性が強い生地になります。タンパク質の少ない薄力粉をブレンドすることで、サックリ軽い食感になって、食べやすい生地に。
また、強力粉だけで作るとのばしたときに縮みやすい生地になります。生地を大きく広げたり、長く伸ばしたりしたいときは、薄力粉を混ぜることで作業がしやすくなるメリットも。
2.二次発酵は低い温度でゆっくりしっかり取る
巻き込みバターが溶け出さない低い温度(30℃)でゆっくりしっかり発酵させることで、サクサク感とふんわり感が出る焼き上がりになります。
おうちであのデニッシュパンを作ろう!
デニッシュは、サクサク食感を出すために折り込み作業が必要なパン。今回は季節を問わず作れるよう、巻き込み作業で手軽にできるレシピをご紹介しました。
完成までの時間もグッと短縮でき、まるで折り込み作業をしたかの様なきれいな層と食感に仕上がります。
このパンは、端からくるくると剥がして食べるもの楽しいですよね♪
おうちで焼きたての渦巻きデニッシュをぜひお楽しみください。