パン・シュープリーズを持って出かけよう
やわらかな日差しが心地よく、気分も上がってお外に出かけたくなってきませんか?
今回は、これからの季節にピッタリな、パン・シュープリーズのご紹介です。
パン・シュープリーズって何?
パン・シュープリーズとは、パンの中身をくり抜いて、パンの耳の部分を容器に見立ててサンドイッチなどを詰めたもの。
フランス語でシュープリーズは「驚き、びっくりする」という意味があるそうです。
お友達やお子さんに作って、パンの中からサンドイッチが出てくるサプライズで喜ばせてあげましょう!
パン・シュープリーズを作ろう
パンのくりぬき方
材料
- スライスされていない大きめのパン
今回は食パンを使用。焼きたてはつぶれやすいので、しっかり冷ましてから切ります。
作り方
- 上の部分1cmを切り離します。この部分がふたになります。
- 底の部分は、下から1cm上の部分に外側から包丁を入れてカットしていきます。
- 側面をカットします。耳の部分から1cm内側をカット。
- 四辺と底の部分が全部切れたら、中身を取り出します。
- パンが取り出せたら、薄くスライスしていきます。
*切りはじめと終わりの部分は、1cm程度切らずに残してください。パンの耳の部分で“四角い器”を作るイメージです。
*奥に包丁が突き抜けてしまわないよう注意して、細かく水平に包丁を動かしながらカットします。
*ここまで包丁を入れても良いという印を輪ゴムでつけると、突き抜けてしまう心配がありません。
*大きいパン(2斤以上の食パンなど)は取り出す前に中身のパンを半分に切って二つにしておくと取り出しやすいです。
*食パンカットガイドがあると、厚みをそろえて切れるので便利です。
サンドイッチを作る
今回のサンドイッチの具材のレシピです。
和風卵サラダ
- ゆで卵(Ⅼサイズ)…3個
- マヨネーズ…50g
- 練乳…4g
- 和からし(チューブのものでよい)…2g
- めんつゆ…6g
- 塩コショウ…少量
調味料を合わせて、刻んだゆで卵とあえて、冷やしておきます。
えびとブロッコリー
- ゆでえび…60g
- ゆでブロッコリー…60g
- クリームチーズ…18g
- マヨネーズ…25g
- ブラックペッパー…少量
室温に戻したクリームチーズとマヨネーズを混ぜて、刻んだえび・ブロッコリー・ブラックペッパーとあえます。
ハム&キュウリ
- ハム、キュウリ…お好みで
- マヨネーズ…適量
スライスしたパンの片面にバターやマーガリンを塗ってから具材を挟みます。油分が具材の水分からパンを守ってくれ、風味もよくなります。
具材に合わせて、からしマヨネーズやピーナッツバターなどにしてもおいしいですよ。
出来上がったサンドイッチは乾燥しないようにラップをし、皿などを重しにして30分程なじませてから、食べやすい大きさにカットします。
*なじませることで、パンに詰めた時や取り出す時に、崩れるのを防ぐことができます。
サンドイッチを詰める
- 底の部分にクッキングシートを敷きます。
- パンの耳を優しく外側に広げながらサンドイッチを詰めたら、その上にもう一度クッキングシートを敷き、彩りにレタスを添えます。
- カットした断面を見せるように、2段目を詰めます。
- 切り離したパンでふたをして、リボンなどで飾ったら、パン・シュープリーズの完成です。
見た目のインパクトは大!スマホ片手に撮影会が始まりそう♪
アレンジも自在
お出かけの時には心配ですが、しっかり冷やしてそのまま出せるホームパーティなどには、フルーツサンドもいいですね。
右から、
- 粒あんフルーツホイップ
- チョコホイップバナナ(ココア食パン使用)
- 黒糖きな粉と黒豆ホイップ
- 紫きゃべつのラペとハムとスライスチーズ
- きんぴらのりマヨ
- 和風卵サラダとキュウリ
のサンドイッチを作ってみました。
小さなサイズにカットして向きを変えて詰めたり、ロールサンドを入れたら、もっとかわいいパン・シュープリーズになりそう。
大きめのパンなら食パンである必要はなく、丸いカンパーニュをくり抜いて使うのもおすすめです。
パン・シュープリーズを丸ごと楽しもう!
おいしくサンドイッチを食べた後、パンの耳を捨てちゃうなんてナンセンス。パンの耳まで上手に使うのが、腕の見せ所。
カリカリに焼いてラスクにしたり、フードプロセッサーで細かくして生パン粉などにもできます。
おいしくて、見た目も楽しいパン・シュープリーズ。最後まで楽しんで食べましょう!