そのままでもトーストしてもやわらか♪ソフト食パンを作ろう
スーパーマーケットやコンビニエンスストアのパンコーナーで見かける、やわらかな食感で人気のソフト食パン。発売当初から人気のロングセラー商品なのだそう。
あの食パンがおうちでも作れたらうれしいですよね。
今回は、ふんわりやわらか、ふたつの山がトレードマークの“あの”ソフト食パンの再現レシピをご紹介します。
あの食感を目指して!今回のレシピのポイント
今回目指す食パンは、ソフトでしっとりとしたクラム(中身)・薄くやわらかいクラスト(表皮)・軽い食感。
そのため、生地作りは「中種法」を採用しました。
中種法とは、最初に使用する小麦粉の一部・パン酵母・水を混ぜて発酵させた「中種」を作る製法。出来上がった中種と残りの材料をこねて生地を作ります。
配合にもひと工夫。軽さとサックリ感を出すために薄力粉、しっとり・ふんわり感を出すためにクリームチーズを加えています。
ソフト食パンのレシピ(食パン1斤型<18.5cm×9.5cm×9cm>1台分)
中種はまとまる程度にこね、本ごね生地はしっかりこねること。こね上がった生地の温度にも気をつけながら、作っていきましょう。
中種を作る
材料
- 強力粉…175g
- インスタントドライイースト…2g
- 水…100g
作り方
- ホームベーカリーなどのこね機に材料を入れ、6~7分間こねる。
- 27~28℃で2時間30分~3時間発酵。
*ここでは、生地がまとまればOK。こね上げ生地温度は25~26℃。
*3~4倍くらいの大きさになります。
本ごね生地を作る
材料
- 強力粉…35g
- 薄力粉…40g
- 砂糖…10g
- はちみつ…10g
- 塩…4.5g
- 水…50g
- 牛乳…20g
- 無塩バター…20g
- クリームチーズ…10g
下準備
- 型の内側にオイルスプレーをする。
- 成形が終わったら、240℃でオーブンの予熱をスタート。
作り方
- ホームベーカリーなどのこね機に強力粉から牛乳までの材料と、ひとくち大に切った中種を入れて12~15分間こねる。
- 無塩バターとクリームチーズを加えて10~12分間こねる。
- 28~30℃で20~30分間発酵。
- 2個に分割して丸め、20分間ベンチタイムを取る。
- 成形をする。
- 半分に折ってとじ目をとじる。長さは型と同じくらい。
- 36~38℃で60~70分間最終発酵。
- 最終発酵が終わったら表面に霧吹きで水をかけ、160~180℃で約30分間焼成。
- オーブンから取り出し、10~20cmの高さから板などの上に型ごと落として蒸気を抜く。
*こね上げ生地温度は27~28℃。
*1.5倍くらいの大きさになります。
とじ目を下にして、めん棒でのばしてガスを抜く。裏返してとじ目を上にし、手前と向こう側から1/3くらいずつ折って押さえる。
もうひとつも同様に成形して、準備した型に入れる。
*型から1~1.5cmくらい上まで上がってきます。
【オーブン庫内の乾燥などが気になる場合は…】
オーブンに生地を入れたら電源を切って10分間、その後180℃で10分間、160℃で10分間焼成する方法もおすすめです。
お使いのオーブンに合わせて、温度や焼成時間は調整してください。
すぐに型から出してケーキクーラーにのせて冷ませば、完成。
「ミミまでふんわりやわらか♪ソフト食パン」の詳しいレシピページはこちら。
焼き上がったソフト食パンは厚めにスライス♪
食パンは完全に冷めてから、ちょっと厚めの2.5~3cm幅にスライスを。
クラムはきめ細かく縦に伸び、クラストは薄くやわらか。手で両サイドを押すとふんわりやわらかな感触が伝わってきます。
また、縦にさけるところもこのパンならではのポイント。
食べてみると、口どけのよさとやさしい甘みが感じられます。
おすすめの食べ方
トーストにして
クラムもクラストもサクサクで、軽~い食感!
サンドイッチにして
ほのかな甘みがあって口どけのよい生地だから、厚切りサンドにしても食べやすさ◎ポケットサンドもGood。
イチ押しは「たまごサンド」!他にも、いろいろな具材を組み合わせれば、おいしさも楽しみ方も無限大です。
動画でおさらい
毎日のお食事に、ソフト食パンを楽しもう
パンの耳までやわらかな食感にこだわって作られた“あの”ソフト食パン。
そのままでもトーストしてもおいしく、そして食べやすいことが人気の理由なのかもしれません。
今回の再現レシピを参考に、おうちで作って楽しんでくださいね。