まるでいがぐり!目でも楽しめるかわいいパン
秋の味覚といえば何を思い浮かべますか?
芋・栗・かぼちゃ・サンマ・松茸・柿などなど。
想像するだけでお腹が空いてきますね。
これぞ食欲の秋!
今回は秋の味覚の中でも人気の、栗を使ったパンレシピをご紹介します。
いろいろな種類がある栗のパン
秋にはコンビニやパン屋さんなど、お店によっていろいろな形の栗のパンが登場します。
パン生地で栗あんや栗クリームを包んでいたり、刻んだ栗が入っていたり。
見た目も華やかなモンブラン風のパンやデニッシュもありますよね。
今回ご紹介する栗のパンは、いがぐりに見立てたパンです。
栗の渋皮煮をトップにのせ、そうめんをトッピング♪
フィリングには栗のペーストを使い、栗の味を堪能できるパンにしました。
いがぐりパンのレシピ(6個分)
パン生地を作る
材料
- 強力粉…150g
- 牛乳…80g
- 卵…20g
- 黒砂糖…20g
- 塩…2g
- 無塩バター…15g
- インスタントドライイースト…2g
下準備
- 材料は常温にする。
- パン生地の牛乳と溶き卵は合わせておき、暑い時期以外は人肌程度に温める。
作り方
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ボウルに牛乳・卵・ドライイースト・黒砂糖・強力粉・塩を入れて混ぜる。
水気がなくなれば、台に出して手でこねる。生地がつながってきたら無塩バターを入れ、押したりたたきつけたりしてこねる。
のばすと薄い膜が張り、表面がなめらかになればこね上がり。*始めはべたつくが、こねるうちにまとまる。
ホームベーカリーなどのこね機を使用してもOK。
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生地をひとつに丸め、とじ目を下にしてボウルに入れる。
ラップをして暖かい場所(30~35℃)で一次発酵(45分間~)。
フィリングとトッピングを準備する
材料
フィリング
- 美栗ペースト…200g
- 牛乳…20g
トッピング
- 栗の渋皮煮…6個
- そうめん…15g
下準備
- フィリングの栗ペーストを解凍する。
作り方
-
一次発酵中にフィリングとトッピングの準備をする。
解凍した栗ペーストと牛乳を混ぜ合わせ、6等分にして丸める。
- 栗の渋皮煮はキッチンペーパーで包んで汁気を取る。
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そうめんは2つに折って少し色付くまで油で揚げ、油を切って冷ます。
冷めれば2~3cmの長さに折る。
一次発酵後〜焼成
材料
- 溶き卵(仕上げ用)…適量
作り方
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パン生地が約2.5倍の大きさになれば発酵完了。
手で押さえてガスを抜く。
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ドレッジで生地を6等分にして丸める。
乾燥しないようにボウルをかぶせ、15分間休ませる。
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とじ目を上にして直径10cm程度の円形に広げ、丸めた栗ペーストを中央に置く。
生地を少し引っ張るように包み、とじ目をしっかりとじる。*生地は中央を厚め、縁を薄めにするのがポイントです。
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とじ目を下にしてオーブンシートを敷いた天板に並べる。
生地を手で押さえて表面を平らにする。
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キッチンバサミで十字に大きく切り込みを入れる。
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生地が乾燥しないように、湿気のある暖かい場所(約35℃)で二次発酵する(40分間~)。
発酵が終わる少し前に、オーブンを190℃に設定して予熱を始める。
生地がひとまわり大きくなれば発酵完了。
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栗の渋皮煮を1個ずつ中央にのせる。
仕上げ用の溶き卵をパンの表面にハケで塗り、そうめんを貼り付けるようにのせる。
- 190℃に予熱したオーブンで13分間~焼き色が付くまで焼く。
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出来上がり!
「いがぐりパン」の詳しいレシピページはこちら。
レシピのポイント
見た目も中身も栗ずくめ♪おいしくてかわいいいがぐりパンを作るポイントをお教えします。
黒砂糖で栗色に
パン生地を栗色に近付けるために、白砂糖ではなくて黒砂糖を使います。
コクがあり栗との相性も良いですよ。
黒砂糖はダマになりやすいので、塊があれば茶こしなどでふるってくださいね。
そうめんでいがぐりを表現する
栗のイガを表現するために、そうめんを使います。
揚げる際は少し色付く程度でOK。
揚げすぎると、最後の焼成で焦げて苦くなります。
パリパリの食感がいいアクセントに。楽しみながら召し上がってくださいね。
他のあんで代用も◎
「美栗ペースト」は、栗本来の味わいが堪能できておすすめ。
もし手に入らなければ、小豆あんやさつまいもあんなど、お好みのもので代用可能です。
いがぐりパンで秋を楽しもう
見た目も味も、まるごと栗!
揚げたそうめんは食感のアクセントに♪
栗ペーストや渋皮煮を使えば、たっぷり栗を堪能できます。
栗ペーストがなければ、他のあんを使っても違った味わいになっておいしいですよ!
かわいくておいしいいがぐりパンで、秋の味覚を楽しみましょう。