フランスのアップルパイをおうちで作ろう!
フランスのアップルパイ「ショソン・オ・ポム」をおうちで楽しんでみませんか?
冷凍パイシートを使えば、手軽で簡単♪
りんごのコンポートはバニラやシナモン、洋酒を加えたりバターでソテーしたりすることもありますが、今回はシンプルに。りんご・砂糖・レモンだけで作った、どなたでも召し上がりやすいレシピに仕上げました。
ショソン・オ・ポムとは
ショソン・オ・ポムとは、折りパイ生地の中にりんごのコンポートを包んで、半月型に焼き上げるフランスのアップルパイ。
「ショソン」はフランス語でスリッパ。直訳すると「りんごのスリッパ」という意味になります。
ふっくら膨らんだかわいらしい形がスリッパを連想させ、この名が付いたかと思うと楽しいですね。
ショソン・オ・ポムのレシピ(8個分)
冷凍パイシートを解凍してのばす
材料
- 冷凍パイシート…8枚
今回使用するのは10cm×10cmの冷凍パイシート。コッタさんで購入できる、サイズ感がちょうどよい人気のパイシートです。
下準備
- 冷凍パイシートを冷蔵庫で解凍します。
*乾燥しないようにラップをかけておきましょう。
作り方
- 解凍したパイシートを10cm×14cmになるようにめん棒でのばします。
- バットにのせてラップをかけ、冷蔵庫で30分間以上休ませます。
ここがポイント
のばしてすぐに成形したり焼いたりすると、焼き縮みの原因になります。のばしてから一度休ませるのがポイント。
パイ生地を休ませている間にりんごのコンポートを作っていきます。
りんごのコンポートを作る
材料
- りんご…240g(正味)
- グラニュー糖…60g
- レモン汁…10g
りんごについて
使うりんごは、酸味のあるものを選ぶとよいでしょう。今回は比較的手に入りやすい、爽やかな酸味のジョナゴールドを使いました。
紅玉や、外国産の加熱向きのクッキングアップルなども試してみると面白いと思います。好みのりんごをご用意ください。
作り方
- りんごは皮をむいて1cm角にカットします。
- 中火にかけるとだんだん果汁が出てきますが、そのまま少し煮詰めます。果汁がある程度飛んで、全体がくたっとしてきたら火を止めます。
- バットなどに広げて冷まします。
鍋に入れ、グラニュー糖とレモン汁を合わせます。
成形して焼き上げる
材料
塗り卵
- 卵黄…1個
- 水…5g
シロップ
- グラニュー糖…30g
- 水…25g
下準備
- 茶こしでこした卵黄に水を加え、塗り卵を作ります。
- オーブンを200℃に予熱しておきます。
作り方
- りんごのコンポートが完全に冷めたら、パイシートで包んでいきます。
- 縁に水を塗って、パイシートを畳んで接着します。
- このまま冷凍庫に入れ、20分間程度置いておきます。
- 冷凍庫から取り出し、98mmの菊抜き型で生地を抜いていきます。
- パイの層がつぶれず、きれいに型抜きできたらOKです!
- 裏返して塗り卵を薄く均一に塗り、冷蔵庫で30分間程度休ませます。
- ナイフで表面に葉の模様を入れ、竹串で中心に数か所空気穴を開けます。
- 焼いている間に、シロップを作ります。
- パイが焼けたら、すぐにシロップをハケで塗って完成。
8等分して、パイシートに写真のように置きます。
ここがポイント
ここで型抜きできる程度に冷やし固めておくことが、この後の作業をスムーズに進めるためには重要!
カチカチに凍っているわけではなく、型抜きはできる程度のかたさになるまで冷やしましょう。
*手で押さえるのが痛い場合は、抜き型の上にめん棒を置き、向きを変えて何回か転がすと〇
*表面を乾かし、次の工程の模様をきれいに出すために行います。
200℃のオーブンで25分間程度、おいしそうな焼き色になるまで焼成します。
グラニュー糖と水を鍋に入れて火にかけ、グラニュー糖が溶けたら火を止めます。
*シロップは、冷めた状態でも温かいままでもどちらで塗っても問題ありません。
焼きたては絶品!
時間が経ってから召し上がる場合は、トースターで軽くリベイクすると焼きたてのおいしさが楽しめるのでおすすめです。
「ショソンオポム(アップルパイ)」の詳しいレシピページはこちら。
型抜きしたパイシートは、二番生地として再利用できます。
詳しくは、コラム『パイ生地の「二番生地」とは?扱い方と活用法を知ろう』をご覧ください。
人気スイーツで幸せ気分♪
人気スイーツのアップルパイには、いろんな生地や形があり、それぞれ特徴があります。
今回ご紹介したフランスのアップルパイも、冷凍パイシートを使えば簡単!
ぜひ、ショソン・オ・ポムにチャレンジしてみてはいかがでしょう。