キラキラおしゃれなディアマンクッキー
クッキーの周りに砂糖が付いてキラキラしたディアマンクッキー。
一度にたくさん焼けて見た目がかわいいので、プレゼントにもぴったり。
今回は、基本のディアマンクッキーのレシピをご紹介します。
コツを押さえながら、きれいな見た目のディアマンクッキーを作りましょう♪
ディアマンクッキーとは
ディアマン[diamant]とは、フランス語でダイヤモンドという意味。
クッキーの周りに付けたグラニュー糖がキラキラしていることから、その名前が付いたそうです。
クッキーの周りにグラニュー糖を付けると見た目が良くなるだけでなく、口に入れたときにグラニュー糖の甘みとシャリシャリした食感を楽しむことができます。
ディアマンクッキーとアイスボックスクッキーの違いは?
ディアマンクッキーはアイスボックスクッキーの一種。
棒状にしたクッキー生地にグラニュー糖をまぶしてから、カットして焼き上げます。
ディアマンクッキーにおすすめの製法
ディアマンクッキーは、サクサクの食感とバターの香りを強く感じるサブラージュ法で作るのがおすすめ。
サブラージュ法はフードプロセッサーを使うと、簡単です(フードプロセッサーをお持ちでない方は手作業でもOK)。
もちろん、クレメ法でもディアマンクッキーを作ることはできます。
クレメ法とサブラージュ法の違いは、コラム「クッキーやタルトをさくさくに!サブラージュ法とは?」をご参照ください。
基本のディアマンクッキーのレシピ
材料(約28枚)
- 無塩バター…100g
- 粉糖…40g
- 卵黄…15g
- 薄力粉…120g
- アーモンドパウダー…30g
- 塩…0.8g
- グラニュー糖(仕上げ用)…適量
下準備
- バターは1cm角程度にカットし、冷蔵庫でよく冷やしておく。
作り方
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薄力粉・アーモンドパウダー・粉糖・塩をフードプロセッサーに入れて軽く撹拌する。
角切りにしたバターを入れて、サラサラの粉チーズ状になるまで撹拌する。
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卵黄を入れて撹拌する。
混ぜすぎるとバターが溶けてきてしまうので、フードプロセッサーで撹拌する時間は短くする。ある程度まとまってきたらラップに取り出す。
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ラップの上でひとまとまりにし、冷蔵庫で1時間以上休ませる。
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休ませた生地を冷蔵庫から取り出し、少し室温において扱いやすいかたさにする。
生地を2つに分けてぎゅっと握り、棒状にする。*このときの生地温は17℃くらいがベスト。
冷たいまま棒状にしようとすると空洞ができやすい。
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ペストリーボードの上で生地を両手で軽く転がし、直径3cm・長さ21cmくらいの棒状にする。
表面がなめらかで太さが均一になるようにする。ここがポイント
転がす時間が長いと、手の熱でバターが溶けてベタついてくるので手早く行いましょう。
途中でベタついてきてしまったら、再度冷蔵庫で冷やしてください。ラップに包んでから転がすと、生地表面にシワができやすいので注意!転がしてから包むほうが、きれいな表面になります。
ペストリーボードがない場合は、シルパットの上で成形するのがおすすめ。
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クッキングシートにのせて生地を巻き、冷凍庫で30分間冷やす。
*ロールケーキを作るときのように、カードを使って締めると形がきれいに整う。
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グラニュー糖が付きやすいように、ハケで水をサッと塗る。
*ビチャビチャにならないように注意!少し湿る程度でOK。
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バットにグラニュー糖を入れ、その上で生地を転がして満遍なくまぶす。
1本に付けるグラニュー糖は10g程度だが、多めに入れておくと付けやすい。
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包丁で1.5cm幅に均等にカットする。
*あらかじめ定規で測って印を付けておくと◎
カットするときに生地が冷たすぎると割れやすく、やわらかすぎるとつぶれやすくなる。冷凍庫で長時間保存していた場合は室温にしばらく出しておき、カットしやすい状態になってから行う。
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グラニュー糖がきちんと付いていないときや、たくさん付けたいときは、二度付けする。
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シルパンを敷いた天板にのせて、170℃に予熱したオーブンで20分間焼く。
*オーブンの温度・時間は、各オーブンに合わせて調整してください。
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出来上がり!
「ディアマンクッキー」の詳しいレシピページはこちら。
抹茶やコーヒー味も!ディアマンクッキーのアレンジ
周りにグラニュー糖を付けること以外は、特に決まりのないディアマンクッキー。
いろいろなフレーバーにして楽しむことができます。
抹茶味
コーヒー味
抹茶パウダーやカフェリーヌエスプレッソなどは薄力粉よりも吸水率が高いので、薄力粉の分量を少し減らします。
プレーン生地にそのまま加えると、焼き上がりの生地がひび割れたり、食感が変わったりすることもあるので注意してくださいね。
エッジを出すには?
ディアマンクッキーは、焼き上がりにエッジ(縁の立ち上がり)ができるのが特徴的。エッジが出なくても失敗ではないのですが、しっかりとエッジが出た見た目はちょっと憧れますよね。
そこで、カットの厚さ・材料・道具でエッジの出やすさが変わるのか検証してみました。
厚さの違い
1.5cm・1cm・7mmの3つの厚さで比較。
どれもエッジは出ていますが、厚いほうがエッジがくっきりと出ます。
7mmのエッジは、上から見るとわかりにくい。
エッジを出したいときはある程度の厚さが必要なので、1cm以上にカットするのがおすすめです。
グラニュー糖と細目グラニュー糖
グラニュー糖も細目グラニュー糖もエッジは出ます。
粒が大きい分、グラニュー糖のほうのエッジがややくっきり。
グラニュー糖を付ける回数
カット後にグラニュー糖を2回付けたものは、エッジがくっきり。
エッジが高く出ているというより、グラニュー糖が縁の上のほうまで付くことによって、エッジが盛り上がっているように見えるのかもしれません。
シルパンとシルパット
シルパンにのせて焼いたものは垂直にまっすぐ立ち上がり、シルパットにのせて焼いたものは裾が広がる台形に。
形の差はありますが、両方ともエッジは出ます。
この他にも、生地の配合・混ぜ方・焼成温度・焼く前の生地が冷えているかなども影響してきます。
ディアマンクッキーを作ってみよう!
コツを押さえれば、まんまるでキラキラしたディアマンクッキーが作れます。
サクサクのディアマンクッキーは絶品なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね♪