5,500円以上ご購入で送料110円 - 11/22(金)16:00まで

cotta column

お菓子・パン作りの知的好奇心を満たす情報メディア

材料3つで簡単!本格ちんすこうのレシピ

date
2022/07/26
writer
みのすけ
category
お菓子作り

あの沖縄土産を手作りしよう!

素朴でおいしい沖縄銘菓・ちんすこう。お土産でもらったらうれしいお菓子ですよね。

実はとてもシンプルな材料で、難しいコツもなく作れるスイーツなんです。

今回は、基本のちんすこうのレシピと一緒に、3種類のアレンジレシピもご紹介。
おやつにもぴったりな、手作りの本格的なちんすこうに挑戦してみませんか。

ちんすこうとは

ちんすこうとは、ラード・砂糖・小麦粉で作るクッキーのようなお菓子。

ちんすこうの始まりは、琉球王朝の後期にまでさかのぼります。

中国から派遣された冊封使の食事を用意するために学んだ中国料理(中国菓子)の知識と、薩摩藩の奉行を接待するために学んだ日本の菓子の知識を、琉球王国の料理人が融合させて生み出した、琉球独自のお菓子がちんすこうだといわれています。

今でこそ沖縄を代表するお菓子として、たくさんの人に親しまれているちんすこうですが、元来琉球王朝の王族、貴族がお祝い事の際に食べるような特別なお菓子だったそう。

ちんすこうという名前には、「黄金色に輝き、ほどけるような口当たりのお菓子」という意味も含むのだとか。

独自の文化が生み出した他にはないおいしさのちんすこう。
その歴史にも思いを馳せながら楽しみたいですね。

基本のちんすこうのレシピ(縦5cm×横2cmの型10個分)

ちんすこうの主な原材料はラード・砂糖・小麦粉の3つととてもシンプル。
まずは定番の、さとうきび糖で作る「基本のちんすこう」のレシピをご紹介します。

材料

  • ラード…30g
  • ふんわりさとうきび糖…30g
  • 薄力粉…75g

砂糖について

砂糖は、風味豊かで粒子が細かく扱いやすい、「宮古島ふんわりさとうきび糖」を使用。

とてもおいしくて扱いやすいお砂糖なので、ちんすこうに限らずいろんなお菓子で活躍する、常備しておくのにおすすめのお砂糖です。

使用する型について

今回はクッキー型を軽く横につぶし、縦5cm×横2cmに成形した抜型を使用しました(型は「BIRKMANNクッキー抜き型 波型」)。

お手持ちの抜型で抜いたり、包丁で好きなサイズにカットしたりしてもOK!

下準備

  • ラードを室温に置いて、やわらかくしておく
  • オーブンを170℃に予熱しておく。

作り方

  1. やわらかいラードの入ったボウルにさとうきび糖をふるい入れ、ゴムベラで混ぜる。

  2. 1に薄力粉をふるい入れてゴムベラで切り混ぜ、最後は手で押してまとめる。

  3. ラップに挟み、1cm厚にのばす。

  4. 型で抜く。
    抜いたら作り方3と4を繰り返し、所定の数になるよう型抜きする。

  5. 形をととのえてオーブンシートを敷いた天板に並べ、170℃に予熱したオーブンで18分間程度焼く。

  6. 出来上がり。

生地を冷蔵庫で休ませる必要がないので調理時間も短く、一気に作業できます。

さとうきび糖ちんすこう」の詳しいレシピページはこちら。

黒糖・紅芋・ココナッツオイル!3つのアレンジちんすこうのレシピ

ちんすこうはシンプルなレシピなので、いろんなフレーバーにアレンジしやすいのも魅力的。
黒糖・紅芋・ココナッツオイルの3つのアレンジ、どれがお好み?

黒糖くるみちんすこう(11個分)

さとうきび糖の代わりに黒糖を用意し、くるみをプラス♪黒糖くるみちんすこうもおすすめです。

材料

  • ラード…30g
  • 粉末黒糖…30g
  • 薄力粉…75g
  • くるみ…10g

下準備

  • ラードを室温に置いてやわらかくしておく。
  • くるみを細かく刻んでおく。
  • オーブンを170℃に予熱しておく。

作り方

  1. ラードに粉末黒糖をふるい入れ、ゴムベラで混ぜる。

  2. 1に薄力粉と刻んだくるみを加えてゴムベラで切り混ぜ、最後は手で押してまとめる。

  3. ラップに挟んだら1cm厚にのばし、型で抜く。

  4. 170℃に予熱したオーブンで18分間程度焼けば、完成。

黒糖くるみちんすこう」の詳しいレシピページはこちら。

紅芋ちんすこう(9個分)

ちんすこうといえばこちらも大人気!
鮮やかな紫色が食欲をそそる、紅芋のちんすこうも簡単に作ることができます。

材料

  • ラード…30g
  • むらさきいもパウダー…5g
  • グラニュー糖…30g
  • 薄力粉…65g
おすすめのアイテム
cotta むらさきいもパウダー 30g

下準備

  • ラードを室温に置いてやわらかくしておく。
  • オーブンを170℃に予熱しておく。

作り方

  1. ラードにグラニュー糖とむらさきいもパウダーを入れ、ゴムベラで混ぜる。

  2. 1に薄力粉をふるい入れてゴムベラで切り混ぜ、最後は手で押してまとめる。

  3. ラップに挟んだら1cm厚にのばし、型で抜く。

  4. 170℃に予熱したオーブンで18分間程度焼けば、完成。

紫芋のパウダーはメーカーによって色合いや風味の差が激しいですが、「cotta むらさきいもパウダー」は鮮やかな色と風味が楽しめておすすめです。

紅芋ちんすこう」の詳しいレシピページはこちら。

ココナツちんすこう(10個分)

ちんすこう独特の食感に一役買っているのがラード。でも、他の油脂でも作ることができるんです。

ラードで作るよりガリッとした食感が強くなりますが、ココナッツオイルで作るちんすこうも香りがよくおいしいですよ。

材料

  • ココナツオイル…30g
  • グラニュー糖…30g
  • 薄力粉…75g

下準備

  • ココナツオイルを室温に置いておく(液状でOK)。
  • オーブンを170℃に予熱しておく。

作り方

  1. ココナツオイルにグラニュー糖を入れ、ゴムベラで混ぜる。

  2. 1に薄力粉をふるい入れてゴムベラで切り混ぜ、最後は手で押してまとめる。

  3. ラップに挟んだら1cm厚にのばし、型で抜く。

  4. 170℃に予熱したオーブンで18分間程度焼けば、完成。

ココナツちんすこう」の詳しいレシピページはこちら。

ちんすこうの保存方法

ちんすこうは、乾燥剤と一緒に密閉容器に入れ、室温で保存してください。

乾燥剤がない場合は、冷凍での保存もOK。
フリーザーバッグに入れて冷凍し、食べるぶんだけ取り出して室温で解凍すると、おいしく召し上がれます。

動画でおさらい

手作りちんすこうで旅気分♪

生地を寝かせる時間がいらないちんすこうは、思い立ったらすぐに作れる手軽さもうれしいポイント♪

お家で手作りして、南の風を感じるすてきな時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

date
2022/07/26
writer
みのすけ
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

お菓子作りがなにより楽しく、食べることも大好きです。菓子製造技能士2級(洋菓子)取得済。

コメント

この記事にコメントを書く

コメント

ニックネーム

※ コメント反映までにお時間をいただきます。コラム内容に関係のないコメントや、個人的なご相談などは公開を控えさせていただく場合がございます。

おすすめのコラム

今話題!ゴロゴロドリンクレシピ

飲んで食べる、冷たいスイーツ♪毎年夏になると、口をそろえていう言葉がこれ。「暑くて、オーブンを使ったお菓子は作りたくない!」ではないでしょうか?今年は例年に比べ異常な暑さが続いたので、そんな方も多いはず。作る気力も、食欲...

グルテンとは?小麦粉からグルテンを取り出してみた!

グルテンを見たことはありますか?お菓子作りやパン作りで、生地の食感などに影響する「グルテン」。グルテンは小麦粉と水を合わせたものに力を加えるとできるといわれていますが、実際にどんなものなのか見たことはありますか?グルテン...

卵焼き器で作るバウムクーヘンレシピ

おうちでも作れる!卵焼き器でバウムクーヘンドイツのお菓子、バウムクーヘン。今や日本でも大人気のお菓子ですよね。でも、他のお菓子に比べて、家で作ってみようとする人はあんまりいないような気がします。“卵焼き器でバウムクーヘン...

アガーの違い|パールアガー・ゼリアガー・クールアガー・イナアガー

アガーの種類によって違いはあるの?なめらかでみずみずしい食感のゼリーが作れるアガー。いろいろな名前のアガーがあるので、どれを購入すればよいのか迷ってしまうことはありませんか?今回は種類によってどんな違いがあるのか、使用感...

ホワイトチョコレートを使ったミルキーチーズケーキのレシピ

ホワイトチョコレートを使ってお菓子を作ろう!茶色いチョコレートとは違った風味を持つホワイトチョコレート。真っ白な見た目とミルキーな味わいが特徴的ですよね。「ホワイトチョコ大好き」という方や、「苦いチョコは苦手だけど、ホワ...