はじめまして。
お菓子レシピのブログ「型にはまったお菓子なお茶の時間」のanと申します。
タイトル通り、様々な形のお菓子の型が大好きなのですが、ブログでは定番の型を使ったお菓子や、型を使わずに作れるお菓子も多くご紹介しています。
これから、どうぞよろしくお願いします。
ロールケーキを華やかにアレンジ
春から夏にかけての気候の良いこの時期は、少し気持ちに余裕が出てくると同時に、疲れも出やすくなりますよね。
お茶を入れて、ちょっと一息つきませんか。
今回は、そんなリラックスタイムのお茶のお供にぴったりな、矢羽根模様のロールケーキレシピをご紹介します。
ちょっとの手間で華やかに見えるので、おもてなしにもおすすめです。
矢羽根模様のロールケーキのレシピ
材料(27×27cmの天板)
- 卵白…Mサイズ3個分
- グラニュー糖…30g
- 卵黄…Mサイズ3個分
- グラニュー糖…50g
- サラダ油…30g
- 熱湯…50g
- 薄力粉…60g
- ベーキングパウダー…2g
- ココアパウダー…2g
- 生クリーム…130g
- グラニュー糖…13g
下準備
- 材料は、すぐに混ぜられるように全て計量して準備しておく。
- 薄力粉とベーキングパウダーは、合わせてふるっておく。
- オーブンは180度に予熱する。
- 型にオーブンシートを敷きこむ。
- 絞り袋に直径2mmの丸口金をセットしておく。
- 熱湯とサラダ油を混ぜておく。
- ココアパウダーはふるって、小さいボウルに入れておく。
*口金がなければ、使う時に絞り袋の先端を2mmほどカットする。
作り方
- 冷えた卵白をハンドミキサーの高速で泡立てる。
白っぽくなったら30gのグラニュー糖を1/3量ずつ加え、その都度泡立てる。
すくった時に下に落ちず、角がぴんと立って、少しおじぎするくらいの固さのしっかりしたメレンゲを作る。 - 別のボウルに卵黄を入れ、下記の順番に材料を加え、その都度ダマができないようなめらかに混ぜる。
- 残りのメレンゲを全て加える。
右手でゴムベラを持ち、生地の中央にゴムベラの側面から切るように入れる。左手をボウルに添えて手前に少しずつ回しながら、ボウルの底からゴムベラの面で生地をすくって返すように、大きく混ぜる。 - ココアをふるっておいた小さなボウルに、3の生地を25g取り分ける。
- ゴムベラを使って、残りの生地をやや高めの位置から型に流し入れる。
カードで表面をならし、2~3cmの高さから落として大きな気泡を抜く。 - 4のボウルの中身をなめらかになるまでよく混ぜ合わせ、準備しておいた絞り袋に入れる。
- 写真のようにココア生地で斜線を入れる。
- ココア生地の斜線に対して、箸を垂直に入れて引っ張る。
- 予熱が終了したオーブンに入れて、17分間焼く。
- オーブンから出して、型ごと冷ます。
- 生地が冷めたら、生クリームにグラニュー糖を加え、8分立てにする。
- 生地より大き目の新しいオーブンシート(9で冷ます時に覆っていたものでOK)の上に、模様側を下にして生地を乗せる。
巻き始めと巻き終わりの生地を斜めに切り落とし、約3cmごとに浅い切れ目を入れる。 - クリームを塗り広げ、オーブンシートを持ち上げるようにして芯を作ってくるっと巻く。
- 巻き終わりはカードを使って、オーブンシートを底面に押し込むように、しっかりと形を整えて冷蔵庫で冷やす。
- お好みの大きさにカットする。
*泡立てすぎてぼそぼそにならないよう注意します。
*気温が高い時期は、メレンゲが分離しないように冷蔵庫へ入れておきましょう。
A.グラニュー糖
B.混ぜておいたサラダ油+熱湯
C.ふるっておいた薄力粉+ベーキングパウダー
D.工程1のメレンゲ1/3量
*卵黄を白っぽくなるまで泡立てるレシピもありますが、そこまですると卵の風味が消えてしまうので混ぜすぎないこと。
*メレンゲの白い筋が見えなくなり、ゴムベラを持ち上げた時、りぼん状に跡が残る状態になったらOK。それ以上混ぜすぎないようにする。
*メレンゲの粒が残っている場合は、ゴムベラの先でなじませる。
*最初の線が多少ゆがんでしまっても大丈夫です!ココア生地の線に対して、箸で垂直に線を引くように模様をつけてください。上から下に箸を引いたら、次は逆向きに下から上へ箸を引いてください。交互に繰り返します。
*勢いをつけて、箸を一気に引くときれいに模様が出やすいですよ。
*しっかり膨らんで焼き色がつき、竹串を刺して生地が付いてこなければ取り出して、OK。
*今回の生地はとてもやわらかいので、ケーキクーラーの痕などがつかないよう型ごと冷ましています。
*粗熱が取れたら、乾燥しないようひとまわり大きくカットしたオーブンシートで覆っておきましょう。
*一切れごとにナイフの刃にお湯をかけて温め、キッチンペーパーや清潔な布巾などで拭いて切り分ける。
生地に熱湯を使う理由
今回、生地作りに熱湯を使いました。
それは生地の温度を上げて流動性を持たせることで、生地の間に気泡を入りにくくし、他の材料と混ざりやすくさせるためです。
とはいえ、もし熱湯をそのまま生地に加えてしまうと、卵黄が固まってダマになってしまいます。
今回のレシピ工程のように、あらかじめサラダ油と混ぜておき、それから生地を作り始めることが重要なポイントになります。
生地と混ぜる頃に、ちょうど良い温度になっていますよ。
お気に入りの生地でアレンジを楽しんで
矢羽根模様のロールケーキは、お好きなロールケーキ生地で応用することができます。
生地が出来上がったらあまり時間を置かず、生地の状態が変わらないうちに手早く模様をつけて焼くのがポイントです。
線の太さや間隔で印象を変えて楽しんでみてはいかがでしょうか。