冷やしてもおいしい台湾カステラでショートケーキ作り
ふわふわな見た目で、焼きたてを楽しむイメージがある台湾カステラ。でも実は、時間の経過で食感が変わる、とても魅惑的なお菓子なんです!
焼きたての温かいうちはふわふわ、粗熱が取れるとしっとりプルプル、冷やすとシュワシュワな食感に。
今回ご紹介するのは、台湾カステラで作るショートケーキのレシピ。
冷して食べる台湾カステラの、びっくりなおいしさをお楽しみください♪
台湾カステラ作りのコツも、一緒にお教えしちゃいます。
台湾カステラで作るいちごショートケーキのレシピ(5.5×5.5cmの容器9個分)
甘さ控えめの冷たい台湾カステラは、生クリームやフルーツとの相性も◎
台湾カステラを作る
材料(18cmスクエア型1台分)
- 卵白…224g
- 卵黄…112g
- 太白ごま油…90g(サラダ油で代用可)
- 薄力粉…100g
- 牛乳…85g
- バニラビーンズペースト…2g(なくても可)
- グラニュー糖…100g
下準備
- 型にくりかえし使えるオーブンシートを敷く。
*生地が膨らむので、型より高さが出るように敷いてください。
- オーブンを150℃に予熱する。
- 湯せん用に40℃のお湯を準備する。
- 粉をふるう。
作り方
- 卵を卵白と卵黄に分け、卵白にグラニュー糖を加えて冷蔵庫で冷やしておく。
*卵白に卵黄が混ざらないように気をつけましょう。
- 牛乳を40℃に温め、バニラペーストを入れる。
- 80℃に温めた太白ごま油に、ふるった薄力粉を加えて混ぜる。
- 2を加えて混ぜる。卵黄を2回に分けて加え、都度混ぜる。
- 冷やしておいた卵白をハンドミキサーで泡立てる。
*ツノがすぐにお辞儀するくらいやわらかめのメレンゲにする。
- キメを整えるため、手で1分間ほど混ぜる。
- 卵黄生地にメレンゲを1/3加えてなじませ、残りのメレンゲを加えてふんわりあわせる。
混ぜムラがないようにホイッパーで混ぜたら、ゴムベラでボウルの底をしっかり返して生地を均一にする。
- 生地を型に流したら、台にトントン打ち付けて大きい気泡を抜く。竹串などで生地をくるくる混ぜ、気泡をつぶす。
- 型より大きい耐熱容器に布巾を敷き、40℃のお湯を入れる。
*できれば、型の半分くらいの高さまでお湯が入る容器が良い。
- 150℃で予熱したオーブンを140℃に下げ、65分間ほど湯せん焼きする。
- 焼き上がったらすぐに、型ごと台に軽く落とす。
- すぐに型から外し、オーブンシートを剥がす。
*しっかり火が入っていれば、シワがなくふっくらした状態が続きます。
- デコレーションするため、逆さまにして冷ます。
*表面の生地が剥がれやすいため、くりかえし使えるオーブンシートや油などを薄く塗ったベーキングシートを敷いてください。乾燥を防ぐため、上からはオーブンシートなどをふわっとかけておきましょう。
- 粗熱が取れたら、ラップに包んで冷やす。
仕上げる
材料
- 生クリーム…300g
- グラニュー糖…30g
- いちご…適量
作り方
- 台湾カステラを横半分にカットし、入れる容器にあわせてカットする。
*ナイフを常にきれいな状態にすること、ゆっくり動かすことがコツ!
- 生クリームとグラニュー糖をボウルに入れ、氷に当てながらツノの先が少しお辞儀するかたさに泡立てる。
- カットした台湾カステラを容器に入れ、スライスしたいちごを貼り付ける。
- 先をカットした絞り袋に生クリームを入れる。
- 生クリームをいちごの間に絞り、真ん中にいちごを入れる。
- 生クリームを平らに絞り、台湾カステラを重ねる。
- 生クリームを絞ったり、ヘラなどでならしたりする。
- いちごを飾れば完成!
「台湾カステラのショートケーキ」の詳しいレシピページはこちら。
おすすめの容器
台湾カステラに高さがあるので、ある程度深さがある容器を用意するのが〇
写真の容器は、5.5×5.5×h8.5cmのもの。
コッタで取り扱いのあるものでは、「エルメススクエア55角(本体のみ)」が近い商品です(高さが7.6cmと少しだけ低い)。
台湾カステラが失敗するのはなぜ?原因と対策
台湾カステラは、温度管理と焼き上がりの見極めがポイント!
原因を理解して、失敗なく焼き上げましょう。
失敗例:表面が割れる
原因1.オーブンの温度が高い
写真のものは、高い温度で焼いたため表面が割れた状態。
焼いている途中で表面が割れるときは、温度が高い場合が多いですね。
焼き色がきれいに付きつつ、表面が割れない温度になるように調整しましょう。
原因2.オーブンの下火が強い
オーブンの下火が強い場合も、表面が割れやすくなります。
敷紙の底と側面に厚紙を挟んで、火の当たりをやわらかくするのもおすすめです。
失敗例:しぼむ
原因1.メレンゲが失敗している
しっかり焼いているのに膨らまない、しぼんでしまうという場合は、メレンゲが上手に泡立てられていないかもしれません。
ツノがすぐにお辞儀するかたさをしっかり見極めて!
原因2.焼けていない
写真は、焼きが甘くてしぼんでしまったもの。
焼き上がりの目安は、きれいな焼き色が付き、上部を軽く押したときに適度な弾力がある状態です。
しゅわっと音がして沈むようなら、追加で焼きましょう。
焼き色がなかなか付かない場合は、温度を少し上げてください。
逆に、早いタイミングで焼き色が付きすぎる場合は、温度を下げるか、途中からアルミホイルなどを被せて調整を。
オーブンは各家庭によって温度が微妙に違います。時間や温度を調整する必要があるかもしれません。
特に焼き上がりの見極めは、時間ではなく生地の状態を確認しましょう。
動画でおさらい
焼きたてとは違うおいしさ!台湾カステラで作るショートケーキ
今回ご紹介したショートケーキのレシピは、容器に入っているので持ち運びにも便利♪切り分ける必要がなく、パーティーなどにもぴったりです。
台湾カステラはシンプルな工程で作れますが、ちょっとしたコツや焼き上がりの見極めが必要で、失敗も意外と多いお菓子。
ひび割れてしまったなど、見た目が失敗してしまった台湾カステラを、ショートケーキにリメイクするのもおすすめですよ!
台湾カステラを使ったショートケーキは話題性も◎ぜひお試しくださいね。