5,500円以上ご購入で送料110円 - 11/22(金)16:00まで

cotta column

お菓子・パン作りの知的好奇心を満たす情報メディア

バイカラークロワッサンのレシピ・作り方

date
2022/12/01
writer
aoi
category
パン作り

バイカラークロワッサンを作ろう

見た目にインパクトがあるバイカラークロワッサン。
どんな味?どうやって作るの?と、気になりますよね。

今回は、最近話題のバイカラークロワッサンのレシピをご紹介します。

バイカラークロワッサンとは

バイカラークロワッサンとは、2色の生地を使ったクロワッサンのこと。

「バイカラー」は英語の「bicolor」が語源で、「2色を並べた配色」を意味します。

ファッション用語として使われることが多く、以下のような特徴があります。

  • 色と色の境目が直線的に区切られている
  • 組み合わせている色の濃淡の差が大きい
  • 50%ずつの割合よりも、どちらかの色がアクセントとして使われることが多い

この特徴は、バイカラークロワッサンにも当てはまります。

プレーンの生地をメインとして、ココア・抹茶・ラズベリーなど色の濃い食材の生地をアクセントにしているものが多く見られます。

バイカラーココアクロワッサンのレシピ(6~8個分)

ココア生地のバイカラークロワッサン。コントラストがはっきり現れるレシピです。

生地作り

材料

  • 準強力粉…200g
  • 牛乳…120g
  • 砂糖…20g
  • 塩…4g
  • インスタントドライイースト…3g
  • 無塩バター…15g
  • ココアパウダー…3g
  • ブラックココアパウダー…2g
  • お湯…6g
  • 無塩バター(折り込み用)…90g

下準備

  • 折り込み用のバターは、冷蔵庫で冷やしておく。
  • ココアパウダーとブラックココアパウダーをあわせ、お湯を加えて練っておく。
  • 牛乳の温度を調整しておく(冬は35℃・夏は20℃・それ以外の時期は30℃くらいが目安)。

作り方

  1. ボウルに牛乳とインスタントドライイーストを入れて混ぜたら、準強力粉・砂糖・塩を入れて混ぜる。

    水気がなくなったら手でひとまとめにし、無塩バターを混ぜ込む。
    材料が均一に混ざったら、5分間程度こねる。

    *表面がなめらかでない状態でOK。こねすぎないように注意してください。

  2. 生地を90g取り分け、お湯で練ったココアとブラックココアを混ぜ込む。
  3. それぞれの生地を丸める。
    ボウルに入れてラップをかけ、暖かい場所(35℃)で40分間発酵させる。
  4. 折り込み用の無塩バターをラップに包む。
    めん棒で12cm四方にのばしたら、冷蔵庫で冷やしておく。
  5. 生地の発酵が終われば、ココアの生地はそのままラップをかけて冷蔵庫で休ませる。
  6. プレーンの生地はボウルから出して15cm四方にのばし、バットに入れる。
    ラップをきっちりかけて、冷凍庫で30分間休ませる。

折り込み作業

  1. 【折り込み1回目】
    台に打ち粉をして、プレーン生地を20cm四方程度の正方形にのばす。

    折り込み用の無塩バターをのせたら生地を折り畳み、バターがはみ出さないように包む。

    重なった生地を指で押さえてくっつけ、しっかりとじる。

  2. めん棒で生地を横20cm×縦45cmにのばす。
    真ん中から下、真ん中から上、全体と順番にめん棒をかけ、少しずつのばしていく。

    上から1/3、下から1/3折り返して三つ折りにしたら、めん棒を軽くかけてなじませる。

    打ち粉をしたバットに入れ、ラップをかけて冷凍庫で10分間休ませる。

  3. 【折り込み2回目】
    台に打ち粉をして生地を出し、向きを90度回転させる。
    1回目と同じように、めん棒で生地を横20cm×縦45cmにのばす。

    三つ折りにしたら、打ち粉をしたバットに生地を入れて、ラップをぴっちりとかける。
    冷凍庫で10分間休ませる。

成形

  1. 冷蔵庫からココア生地を出し、横22cm×縦30cmにのばす。
  2. 冷凍庫からプレーン生地を出して向きを90度回転させ、横22cm×縦30cmにのばす。
  3. プレーン生地の上にココア生地を重ねる。
    次の工程で横24cm×縦32cmの長方形にカットするため、それより1~2cm程度大きめにのばす。
  4. ピザカッターなどで端を約1cm切り落とし、横24cm×縦32cmの長方形にする。
  5. 長い辺の片側に9cm間隔で印を付ける。
    反対側は4.5cmずらして、9cm間隔で印を付ける。

    印と印をつないで底辺が9cmの二等辺三角形になるようにカットする。

  6. ココア生地が下になるように置く。
    底辺を折って芯を作り、転がすようにくるくる巻いていく。
  7. オーブンシートを敷いた天板に、巻き終わりを下にして並べる。
    *小さい生地も丸めて別の天板に並べて焼くとよい。
  8. 28℃で約60分間発酵させる。
    発酵が終わる時間に合わせて、オーブンを200℃に設定して予熱しておく。

    ひと回り大きくなれば発酵完了。

シロップ作り

材料

  • 砂糖…20g
  • 水…20g
  • 作り方

    1. 砂糖と水を小鍋に入れて沸騰させ、冷ましておく。

    焼成・仕上げ

    1. 200℃のオーブンで14分間~焼成。
      温かいうちにはけでシロップを塗り、冷ます。
    2. 出来上がり!

    バイカラーココアクロワッサン」の詳しいレシピページはこちら。

    2色のコントラストをきれいに出すための3つのポイント

    ココアカラーのバイカラークロワッサンを、きれいに仕上げるポイントをお教えします。

    ポイント1.ブラックココアパウダーを加える

    通常のココアパウダーだけでなくブラックココアパウダーを配合することで、ココアの色が濃くなります。

    プレーン生地との濃淡が、よりはっきり出ますよ。

    ポイント2.生地作りは冷やしながら行う

    クロワッサンなどの折り込み生地は、バターが溶け出さないよう作業するのが重要。

    折り込みや成形の工程は、生地を冷やしながら行いましょう。

    ポイント3.焼き色は薄めに仕上げる

    高温で焼きすぎると焼き色が濃くなり、2色の違いが分かりづらくなります。

    焼き色は薄めに仕上げるのがおすすめです。

    バイカラークロワッサン作りに挑戦しよう!

    見た目もかわいくておいしく食べられる、2色使いのバイカラークロワッサン。

    コツをつかめば難しくありません。

    ぜひ手作りに挑戦してみてくださいね。

    date
    2022/12/01
    writer
    aoi
    category
    パン作り
    注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
    aoi

    パンやお菓子を作ることが子どもの頃から大好き。自宅にてパン教室を主宰。パン作りの楽しさを伝え、パンのある食卓を提案しています。

    コメント

    この記事にコメントを書く

    コメント

    ニックネーム

    ※ コメント反映までにお時間をいただきます。コラム内容に関係のないコメントや、個人的なご相談などは公開を控えさせていただく場合がございます。

    おすすめのコラム

    【韓国で大人気】チムニーパンのレシピ・作り方

    煙突みたいな形のかわいいおやつ♪煙突みたいな生地をくるくるほどきながら食べる、とってもおもしろいおやつ「チムニーパン」が、お隣の国・韓国で大人気!今回ご紹介するのは、話題のチムニーパンがおうちで作れるレシピです。屋台では...

    オートミールカンパーニュのレシピ・作り方

    人気のヘルシー食材「オートミール」を使ってカンパーニュを作ろう!食物繊維をはじめ、タンパク質やミネラルが豊富に含まれている「オートミール」。スーパーやコンビニでも数種類の商品が扱われるようになり、お菓子やパン作り、お料理...

    いちごフレーバーを楽しもう!いちごメロンパンレシピ

    パンでもいちごを楽しみたい!春になるとパンやお菓子に使いたくなるいちごは、かわいい色合いと甘酸っぱい味が魅力。いちごを使ったお菓子のレシピはよくありますが、パンに使うことはあまりないような気がしませんか?特に、パン生地そ...

    甘みだけじゃない。パンに砂糖を入れる理由

    パン作りで使う砂糖パン作りに必要な材料の一つ、砂糖。砂糖の役割は、実はパンに甘みを加えるだけではありません。今回は、パンに砂糖を入れることによって得られる効果を解説し、砂糖の量を変えて焼き比べた結果をご紹介します。砂糖の...

    うまみたっぷり♪新玉ねぎを練り込んだパンレシピ

    新玉ねぎを丸ごと味わえるパンを作ろう!春に旬を迎える「新玉ねぎ」はやわらかでみずみずしく、辛味が少なくて甘味があることが特徴。サラダなどの生食はもちろん、さっと炒めたり軽く煮込んだりして食べると◎今回は、旬の新玉ねぎをパ...