5,500円以上ご購入で送料110円 - 11/22(金)16:00まで

cotta column

お菓子・パン作りの知的好奇心を満たす情報メディア

【混ぜて焼くだけ】簡単バナナブレッドのレシピ・作り方

date
2023/08/18
writer
an
category
パン作り

完熟バナナで作るバナナブレッド

バナナは一年中手に入りやすく、皮をむくだけで手軽に食べられるフルーツ。
気温の高い夏は熟しやすく、うっかりしている間に皮が黒くなってしまったなんてことありますよね。

そんなときはバナナブレッドを焼いてみませんか。
「ブレッド」といっても、通常のパンのように発酵させる必要はありません。

今回は、混ぜて焼くだけととても簡単なバナナブレッドのレシピをご紹介します。

バナナブレッドとは

バナナブレッドとは、つぶしたバナナを加えて作るクイックブレッドの一種。
クイックブレッドは速成パンとも呼ばれ、イーストなどの酵母ではなく、ベーキングソーダ(重曹)やベーキングパウダーなどの膨張剤で膨らませて作るパンのことです。

作る人によって粉の種類が変わったり、油脂の状態(バターを溶かすのか、やわらかくして練るのか、液体油脂を使うのかなど)が違ったりとレシピはさまざま。

バナナブレッドは熟しすぎたバナナをおいしく消費するために作られたのが始まりともいわれていて、どの作り方でも共通しているのが完熟バナナを使うことなんです。

バナナブレッドのレシピ(18cmのパウンドケーキ型1本分)

ご紹介するレシピは溶かしバターと強力粉を使うタイプ。
やや弾力がありつつ、翌日もしっとりと食べられるよう仕上げました。

材料

  • 無塩バター…50g
  • ブラウンシュガー…90g
  • 卵(Mサイズ)…1個
  • 強力粉…120g
  • ベーキングパウダー…1g
  • 重曹…1g
  • 塩(岩塩など旨味のあるもの)…1g
  • 完熟バナナ…正味120g(1~1.5本分)
  • レモン果汁…5g
  • くるみ…30g

下準備

  • 強力粉・ベーキングパウダー・重曹をあわせておき、ふるう準備をする。

  • パウンド型に敷き紙を敷く。

  • くるみを軽くいり、1/4~1/5程度の大きさにカットする。
    *オーブンを使う場合は150℃で8~10分間ほどロースト。

  • オーブンを180℃に予熱する。

作り方

  1. バナナを実の食感が少し残る程度にフォークで粗くつぶし、レモン果汁を混ぜる。

  2. 別のボウルにバターを入れ、湯せんで溶かす。
    ブラウンシュガー・卵・塩を順に加え、その都度なめらかになるまで泡立て器で混ぜ合わせる。

  3. あわせておいた粉類をふるい入れ、ゴムべらで切るように混ぜ合わせる。

  4. 粉気があと少しでなくなりそうになったところで、1のバナナとくるみを入れる。

  5. ゴムべらをすくって返すように動かし、なめらかになるまで混ぜる。

  6. 混ざったらすぐに型に流す。

  7. 予熱が完了したオーブンに入れ、30~35分間ほど焼く。
    竹串を刺しても生地がついてこなくなったら焼き上がり。

  8. オーブンから取り出して冷ます。

  9. 完成!

レシピのポイント

バナナの香りがたまらない、濃厚でおいしいバナナブレッドを作るポイントをお教えします。

ポイント1.完熟バナナを使用する

バナナブレッドを作る際の最も大事なポイントは、必ず甘く熟した完熟バナナを使うこと!

もし手元にあるバナナを追熟させたい場合は、冷蔵庫には入れず室温に置いておきましょう。できれば房のままがおすすめ。

バナナは熟成を進めるエチレンガスを放出しているため、房のまま保存すると互いのエチレンガスによって熟成が進みやすくなります。

ポイント2.甘さはしっかり加える

完熟バナナの甘さによっては、砂糖を10gほど少なめに調整してもいいですが、減らしすぎるのはNG。
焼きたてでもしっかり甘さを感じるくらい加えると、翌日でも味がぼやけずしっとりさが保たれます。

ブラウンシュガーがない場合は、他の砂糖に変えても構いません。
上白糖やきび砂糖を使う場合は、そのままの分量で。グラニュー糖を使う場合は甘さが控えめに感じられるので、100〜120gほど加えるのがおすすめです。

アレンジするなら

バナナブレッドには、くるみの他にピーカンナッツを組み合わせるのも◎

アメリカでは、レーズンやチョコチップを混ぜ込んだアレンジもポピュラーです。
バナナと相性の良いシナモンパウダーやナツメグパウダーで風味をつけてもおいしいですよ。

違う型を使う場合

今回の分量は、15cmのエンゼル型や丸型、スリムパウンド型でも焼くことができます。

中央に穴が開いている型や細い型は火が通りやすいので、焼き時間を調整しましょう。
25分あたりから様子を見てください。

おやつや朝食にバナナブレッドはいかが?

混ぜて焼くだけで手軽に作れて、翌日もふんわり・もっちりとした食感が続く絶品バナナブレッド。

個人的には、トーストしてバターを添えるのも好きな食べ方です。
ティータイムにはもちろん、朝ごはんやブランチのメニューとしても楽しんでみてはいかがでしょうか。

date
2023/08/18
writer
an
category
パン作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
an

自家焙煎珈琲専門店にて、焼き菓子作りやレシピ作成等を担当中。コツやポイントの理由を明確にしたレシピ作成を心がけています。

コメント

じゅんさん

2024/07/07 17:13

明日の朝ごはんに作ってみたくなりました〜\(^o^)/

anさん

2024/07/12 09:59

じゅんさん ありがとうございます! 熟したバナナがありましたら、ぜひ作ってみてください。

この記事にコメントを書く

コメント

ニックネーム

※ コメント反映までにお時間をいただきます。コラム内容に関係のないコメントや、個人的なご相談などは公開を控えさせていただく場合がございます。

おすすめのコラム

手持ちの型に対する適正生地量は?型比容積で計算しよう

型比容積を活用しよう食パンを焼くとき、どんな型を使いますか?さまざまな大きさや形の食パン型がありますよね。形が変われば容積も変わります。つまり、型に生地の量を合わせる必要があります。そんなとき役に立つのが型比容積。今回は...

かぼちゃあんをサンド!おばけフーガスレシピ

ハロウィンにかわいいフーガスを作りませんか?ここ数年、お祭りのような盛り上がりを見せるハロウィンの時期がやってきました。今回は、ハロウィンにぴったりなかわいいフーガスのレシピをご紹介します。フーガスとは?フーガスは南フラ...

間違いなしのおいしさ!チーズたっぷりのパンレシピ4選

大人気!チーズたっぷりのパンが食べたい♪チーズをたっぷり使ったパンは、濃厚でクリーミーな味わいが大人気。使うチーズや合わせる食材によって、違った風味が楽しめるのも魅力です。そこで今回は、バリエーション豊かなチーズパンのレ...

みんな大好き!変わり種あんぱんレシピ4選

昔から愛されている定番パンといえばあんぱん!老若男女問わず昔から親しまれている、あんパン。一度は食べたことのある方が多い菓子パンではないでしょうか。そこで今回は、日本人になじみ深いあんぱんをちょっとアレンジした、変わり種...

【しっとりやわらか】白いクリームパンのレシピ

真っ白なクリームパンを作ろう今回ご紹介するレシピは、菓子パンの定番「クリームパン」を焼き色を付けずに真っ白に焼き上げたアレンジクリームパン。いつもの昔ながらのクリームパンを、かわいく優しいイメージになるように仕上げました...