仕込み水は牛乳のみ!ミルクパンを手ごねで作ろう
水で仕込むパンとは違い、やさしい風味が特徴の牛乳を使ったミルクパン。お好きな方も多いのではないでしょうか?
今回は初心者さんでも簡単に作れる基本のミルクパンのレシピをご紹介します♪
基本のミルクパンのレシピ(6個分)
牛乳の甘味を感じるシンプルなミルクパンのレシピです。
今回は手ごねで作りますが、ホームベーカリーでも大丈夫♪お手持ちのホームベーカリーに合わせて生地をこね、一次発酵まで行ってください。
材料
- 強力粉…200g
- 塩…3g
- 砂糖…25g
- ドライイースト…3g
- 無塩バター…20g
- 牛乳…140cc
下準備
- 無塩バターを常温に戻しておきます。
- 牛乳は、夏場なら冷蔵庫から出してすぐ使い、冬場は人肌程度に温めてください。
作り方
- ボウルに強力粉と塩を入れ、塩の反対側に砂糖とイーストを置きます。イーストに向かって牛乳を流し入れ、ヘラなどを使って粉気がなくなるまで混ぜます。
- ある程度まとまったら作業台へ移し、手のひらの付け根を使って体重をかけてこねていきます。
*台に擦り付けるようにするとこねやすいのでおすめです。
- 表面がつるんとしてまとまってきたら無塩バターをつぶしながら加え、さらに根気強くこねていきます。
*べたつきますが、こねていけばしっかりまとまるので根気強くこねてください。
- 表面がなめらかになってきたらグルテン膜のチェック。生地の端を優しく広げ、写真のようにちぎれず膜が張ればこね上がりのサインです。
*ぶちっと千切れてしまう場合はこね不足なので、体重をかけてさらにこねてください。
- 生地の表面が張るようにきれいに丸め、とじ目をきちんととじてボウルに入れます。
乾燥しないようラップをかけ、約2倍の大きさになるまで一次発酵を行います。
*目安は30℃で30~40分間です。
- 大きく膨らんだら生地を指で押し、跡がそのまま残れば発酵完了です。
*跡が残らず反発するようなら発酵不足。追加で発酵時間を取ってください。
- 作業台へ出し、ガス抜きをします。
6等分してそれぞれきれいに丸め直し、ラップをかけて10分間ベンチタイムを取ります。
- もう一度きれいに丸め直します。
- クッキングシートを敷いた天板に並べ、一回り大きくなるまで二次発酵を行います。
*目安は40℃で30~40分間です。
- オーブンを160℃に予熱します。
その間に、茶こしや粉糖ふりで強力粉(分量外)を全体に振りかけます。
- 160℃で14分間焼成すれば完成です♪
*途中で焼き色が濃く付いてしまいそうな場合はアルミホイルを被せてください。
「*基本のミルクパン*」の詳しいレシピページはこちら。
レシピのポイント
特にパン作り初心者さんは、ここに記載のあるポイントをチェック!
パン生地は根気強くこねる
牛乳の水分量は水と比べて90%ほど。そのため、通常の粉量200gのレシピの水分に比べ、少し多めです。
こねているとき、始めはべたつきやすいかもしれませんが、徐々にしっかりまとまるので、根気強くこねてください。
とじ目はしっかりとじる
成形時にはきちんと丸め、とじ目をしっかりとじるのがコツ!
とじるのが甘いと、二次発酵や焼成のときに生地が裂けてしまう原因になります。
焼成前には強力粉を振る
焼成前に強力粉を振りかけることにより、焼き色を抑えて白っぽい焼き上がりにできます。
焼き色を付けたい場合は、強力粉は不要です。
アレンジ提案
ご紹介したミルクパンは、とってもシンプルな仕上がり。
焼きたてをそのまま食べるのはもちろん、朝食やランチに食事パンとしてバターやジャムを添えたり、お好きな具材でサンドイッチにしたりするのも◎
また、お好みで生地にレーズンを入れてもおいしく召し上がれます。
バターを加えてこね、生地がつるんとしてきたときにお好きな量のレーズンを加えてさらに3分間程度こねればOK。
シンプルでアレンジ自在。牛乳で作る絶品ミルクパン
今回は、手作りパン初心者さんでもチャレンジできる基本のミルクパンのレシピをご紹介しました。
シンプルなレシピだからこそ牛乳のやさしい甘味が引き立ち、小麦本来のおいしさを感じることのできるミルクパン。
アレンジの幅が広いパンなので、家族や自分好みに作る楽しみもあります。
ぜひチャレンジしてください。