5,500円以上ご購入で送料無料! - 9/17(火)16:00まで

cotta column

お菓子・パン作りの知的好奇心を満たす情報メディア

ドライフルーツなし!チョコレートシュトーレンのレシピ

date
2024/09/02
writer
chiyo
category
パン作り

ドライフルーツなしでも絶品!チョコシュトーレンを作ろう

今ではさまざまな種類があるシュトーレン。
クリスマスといえば「シュトーレン」といっても過言ではないくらい、たくさんの方が購入したり作ったりされているのではないでしょうか。

今回は、レーズンなどのドライフルーツと洋酒なしで、子供でも食べやすいチョコシュトーレンのレシピをご紹介します。

シュトーレンとは

シュトーレンとは、クリスマスに食べられているドイツの伝統菓子。ドイツ語で「坑道」という意味があり、形が似ていることから名付けられたんだとか。

スパイスが効いていてバターたっぷり、お酒もたっぷり、具材はドライフルーツにナッツぎっしりのようなレシピが多く見られます。

近年では定番だけでなく、栗入りで抹茶味の和風っぽいもの、パンっぽく軽いもの、ずっしりパウンドケーキのようにお菓子っぽいものなど、さまざまなシュトーレンがあります。

長い歴史とともに食生活が変わり、人の好みも変わり、今に合うように進化してきたんだろうなと感じています。

ドライフルーツなし!ナッツぎっしりチョコシュトーレンのレシピ(2本分)

ドライフルーツとお酒を省いて作るシュトーレン。
チョコとナッツをたっぷり使って、クッキーのようなお菓子感覚で楽しめるレシピに仕上げました。
マジパンの代わりにバトンショコラを巻き込むのもポイント♪

生地を作る

材料

  • 強力粉…100g
  • 薄力粉…20g
  • ココア…10g
  • シナモン…2g
  • パンデピス(スパイスミックス)…1g
  • ドライイースト(耐糖性)…1g
  • 塩…2g
  • グラニュー糖…20g
  • 無塩バター…20g
  • 全卵…30g
  • 水…30g

  • スイートチョコレート…50g
  • ミルクチョコレート…30g

  • アーモンド…20g
  • ピーカンナッツ…30g
  • くるみ…40g
  • カシューナッツ…20g

  • バトンショコラ…6本

下準備

  • アーモンド・くるみ・カシューナッツ・ピーカンナッツを軽くローストしておく。
  • スイートチョコレートとミルクチョコレートを合わせて湯せんで溶かし、20℃以下に冷ましておく。

  • オーブンを焼成温度より20℃高い設定温度で予熱しておく。

作り方

  1. 強力粉から水までの材料をホームベーカリーやニーダーに入れてこね、冷ましたチョコレートも加えてこねる。
    *油脂がきれいに混ざっていないように見えますが大丈夫です。

  2. 台の上に生地を出し、ナッツ類を加えて手でこねていく。
    *こねるというよりは、生地にナッツが入るように包むようなイメージで行いましょう。

  3. ひとかたまりにする。

  4. ボウルに入れてラップをかけ、38~40℃ぐらいの場所で40分間程度一次発酵させる。
    *大きさ的にはあまり変わりません。

  5. スケッパーで2等分にカットし、軽く丸め直す。

  6. 成形。手で軽く押さえる。

  7. 生地の中心に、バトンショコラを3本置く。

  8. バトンショコラを軸にして半分に折り、形を整える。

  9. 天板にのせ、38~40℃程度で約20分間二次発酵。

  10. 焼成。
    ガスオーブン、約180℃で20分間程度。
    電気オーブン、約190℃で20分間程度。
    *オーブンによって火力が異なりますので、焼成時間・温度は調整してください。

仕上げる

材料

  • 無塩バター…70g
  • グラニュー糖…適量
  • 粉糖…適量
  • トッピング用粉砂糖…適量

下準備

  • 無塩バターを溶かしておく。
  • 粉糖とトッピング用粉砂糖を合わせておく。

作り方

  1. 焼き上がったシュトーレンに溶かしバターをたっぷりと塗る。

  2. 粗熱が取れたら、表面にグラニュー糖を擦りつけるように振る。

  3. 混ぜ合わせた粉砂糖を満遍なく振る。
    1本ずつきっちりラップで包み、冷蔵庫で休ませれば完成。

ドライフルーツなし ナッツぎっしりチョコシュトーレン」の詳しいレシピページはこちら。

レシピのポイント

このレシピはイーストを使用していますが、発酵させるというより生地を休ませるというイメージで時間をおいています。

作っていても、ふわっとしてきて膨らんだという感じにはなりません(パンというよりはクッキーのような食感が特徴です)。

通常のパン作りとはまた違う、今回のシュトーレン作りのポイントをご紹介します。

生地をこねる際のポイント

最初にこねるときは、チョコレートの油脂でまとまりにくいと思います。
ホームベーカリーなどである程度こねた後、台にのせてまとめていってください。

きれいにまとまっていなくても問題ありません。
ひとかたまりになった時点で、次の作業に移ってください。
深く考えずに気楽に作ってもらうほうがうまくいきます。

生地を成形する際のポイント

成形していてもぽろぽろと崩れていくかもしれませんが、気にしなくて大丈夫!
おにぎりのように、手でぎゅぎゅっと押すように形を作っていってください。

保存方法と日持ち

シュトーレンが出来上がったら、冷蔵庫で保存してください。
このときのポイントは、ラップでしっかり密封し、乾燥しないようにすること!

2~3週間はおいしく召し上がれます。

おいしい食べ方

冷蔵庫から出したての冷たいものもだけでなく、常温に少し戻して食べるのもおすすめ。
温度によって食感や味わいが変わるので、ぜひいろいろなパターンでお楽しみください。

また、私のおすすめはいちごジャムをのせる食べ方。風味豊かなチョコレートと甘酸っぱいいちごは相性抜群です。

ドライフルーツなしの手作りシュトーレンはいかが?

今回のコラムでは、ドライフルーツと洋酒不使用のシュトーレンのレシピをご紹介しました。

ドライフルーツやお酒が苦手な方に、ぜひ挑戦してもらいたいシュトーレンです。
もちろん、シュトーレンが大好きな方もぜひ!

一風変わったこのシュトーレン、おいしく食べてもらえると思います。

【おすすめの特集】シュトーレンレシピシュトーレンレシピの特集はこちら

date
2024/09/02
writer
chiyo
category
パン作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

口に入れた瞬間に笑顔いっぱい広がるようなお菓子やパン作りまたそれを伝えていきたいと思ってます。不定期にお菓子教室開催。

コメント

この記事にコメントを書く

コメント

ニックネーム

※ コメント反映までにお時間をいただきます。コラム内容に関係のないコメントや、個人的なご相談などは公開を控えさせていただく場合がございます。

おすすめのコラム

オートリーズとは?おうちで本格バゲットレシピ

オートリーズでパン作り「オートリーズ」というパン作りの製法をご存じでしょうか。オートリーズは、主にフランスパンなどのハード系パンに使われる方法です。今回は、オートリーズについて詳しく解説。オートリーズで作るバゲットのレシ...

オーストリアの食事パン カイザーゼンメルのレシピ

カイザーゼンメルを作ろうトップの模様が特徴的でかわいいパン、カイザーゼンメル。シンプルな配合の食事パンの1種で、ハムなどをサンドして食べるのもとってもおいしくおすすめです。今回は、カイザーゼンメルのレシピをご紹介。トップ...

クープとは?パンにクープを入れる意味

ハードパンの魅力の一つ、クープフランスパンの表面に割れ目のような模様が見られるのは、クープによるもの。「クープ(coupe)」とは、フランス語で「切り取られた」という意味。パン作りの工程で、焼く直前に生地の表面に入れる切...

コツを知ろう!クリームパンの成形方法

クリームパンを作るのって難しい?クリームパンといえば、思い浮かべるのがグローブ型。簡単そうに見えてなかなか難しいこの成形。今回は、クリームパンについて、きれいでかわいい成形方法を中心にご説明します。クリームパンの成形方法...

リーンなパン・リッチなパンの違いや意味

リーンなパン・リッチなパンの違いを知ろう「リーン」・「リッチ」というパンの分類方法を聞いたことはありますか?「リーン(Lean)」は「簡素な」、「リッチ(Rich)」は「豊かな・コクのある・濃厚な」という意味で、パンに使...