フレンチトーストは牛乳不使用でも作れる?
フレンチトーストといえば、ほんのり甘味をつけた卵と牛乳にパンを浸して焼く、朝食やおやつの定番。カフェメニューとしても人気です。
かたくなってしまったパンをおいしく生まれ変わらせる、お助けメニューでもありますよね。
そんなフレンチトースト、実は牛乳がなくても作ることができるんですよ!
今回は、牛乳不使用のフレンチトーストの作り方をご紹介します。
牛乳なしのフレンチトーストのレシピ(1人分)
牛乳が苦手な方にもおすすめ!調理時間も短く、手軽に作れるフレンチトーストです。
材料
- 食パン(6枚切り)…1枚
- 卵(M玉)…1個
- 細目グラニュー糖…10g
- 水…40cc
作り方
- バットに入れた卵と細目グラニュー糖を泡立て器でよく溶き、水を加えてさらに混ぜ合わせる。
- 卵液がなくなるまで、食パンの両面を浸す。
*卵液が染み込むまで数分もかかりません。 - フライパンを中弱火で熱してバターを溶かし(もしくは油を引いて)、2の食パンを置く。
- フライパンに接した面に焼き色がついたら返し、もう片面にもおいしそうな焼き色がつくまで焼く。
- 完成。
*甘さは控えめなので、お好みで粉糖をふるうとおいしいですよ。
牛乳なしでもおいしい?
気になるお味ですが、ずばり、おいしいです!
牛乳なしでもちゃんとフレンチトーストの味がします。
実際に牛乳を使用したレシピで作ったフレンチトーストと食べ比べてみました。
味について
牛乳不使用レシピでは、牛乳を水に置き換えます。ただし、牛乳と同量の水を加えると崩れやすくなるため、牛乳の半分以下にするのがコツ。
ミルク感がない分ややさっぱりとした味わいですが、卵の割合が多くなるためよりコクが感じられます。物足りなさはありませんでした。
見た目について
時間をかけて多めの牛乳を染み込ませている分、見た目は通常レシピの方が少し大きく見えますね。
牛乳不使用レシピの方は、卵の割合が多いためやや濃い黄色に仕上がります。
焼き目のつき方はほとんど変わらず、並べてよく見比べなければわからない程度の違いです。
レシピのポイント
おいしく作るための、ちょっとしたコツをお教えします。
浸す時間は短めに
水は牛乳よりもパンへの染み込みが早いので、浸す時間は牛乳を使用する場合よりもかなり短めです。
もし何枚分も作る際に卵液を多く準備する場合は、長時間浸すと崩れやすくなるのでご注意を。パンがべちゃっとするほど卵液を含ませないようにしましょう。
砂糖の種類
砂糖の種類はお好みでOK。今回は細目タイプのグラニュー糖を使いました。
浸す時間が短いレシピなので、粒が細かめの砂糖の方がさっと溶けて甘さが偏りません。
上白糖も溶けやすいのですが、甘みを感じやすいので表記より少なめにしても。
水の分量
パンの乾燥具合やお好みに合わせて、水は20~30ccに減らしてもOK。
ご紹介した分量は食パンのサイズや私の好みに合わせたものになっています。水の量を変えて作り比べ、お好みの食感を探してみるのもおすすめです。
おすすめのトッピング
そのまま食べてもおいしいフレンチトースト。さらにおいしくなるおすすめのアレンジをご紹介します♪
シナモンパウダー+メープルシロップ
出来上がったフレンチトーストにシナモンパウダーとメープルシロップをかけるだけ。
簡単ですが間違いのない王道の組み合わせ。贅沢な気分に浸れるおいしさです。
つぶあん+ホイップクリーム+抹茶
つぶあんを添えると和風デザートに変身。
牛乳が入らない分ややさっぱりとしたフレンチトーストなので、クリームをたっぷり添えてもくどくなりません。甘さを引き締めてくれる抹茶もいいアクセントに♪
アイスクリーム+ミックスベリー+はちみつ
濃厚なバニラアイスも相性抜群◎
焼きたてにのせて食べると温度のコントラストが楽しめます。
ベリーの色合いでより華やかな仕上がりに。
写真では冷凍のミックスベリーをそのまま散らしています。
モンティクリスト
カナダで愛されている朝食の定番メニュー。
8枚切りの食パン2枚でハムとチーズをサンドして、卵液に浸して焼いてください。
卵液に浸すとき、具をサンドしたパンをバットに置き、別の容器で混ぜ合わせた卵液を上からかけ、底を少し持ち上げて底面にも行き渡らせるようにすると簡単です。
牛乳を使った卵液だと2枚のパンがずれないように返すのにコツが必要ですが、染み込みが早い牛乳不使用の卵液ならではの手軽さともいえるでしょう。
本場では仕上げにメープルシロップをかけて食べることもあり、甘じょっぱさがやみつきになりますよ。
写真の黒い粒はブラックペッパーです。
食パンと卵があればフレンチトーストが楽しめる!
今回は牛乳なしで作れるフレンチトーストのレシピをご紹介しました。
卵だけで作れることを知っていると、牛乳を切らしていてもフレンチトーストが楽しめます。
ゆっくり浸す時間がない朝にもぴったりですよ。ぜひお試しください。