知ってる?ジョージアのパン「ハチャプリ」
「ハチャプリ」というパンをご存じでしょうか?
日本でも少しずつ話題に上がっているハチャプリですが、「聞いたことない」「知らない」という方も多いのでは。
今回はハチャプリについて詳しくご紹介。おうちで作れる、ボリューム満点なレシピもお教えします。
ハチャプリとは
ハチャプリとは、黒海の東岸地方にある国・ジョージア発祥の郷土料理の一つ。真ん中のくぼみにたっぷりのチーズと卵を入れて焼き上げる、ピザのような楕円形のパンのことです。
チーズをはさんだ丸形のパンであったり、パイのような生地であったり、地域によってさまざまなハチャプリがあるのだとか。
ハチャプリとはグルジア語で「チーズのパン」という意味。いろんなバリエーションがありますが、チーズは必須の具材です。
ハチャプリのレシピ(2個分)
たっぷりのチーズに卵を絡めながら食べる、ハチャプリのレシピをご紹介します。ハード系のパン生地なので食事パンとしても最適です。
材料
- 準強力粉…200g
- ドライイースト…2g
- 塩…4g
- 砂糖…4g
- バター…5g
- 水…135g
- チーズ(フィリング用)…180g
- 卵黄(トッピング用)…2個
- 有塩バター(トッピング用)…適量
下準備
- オーブンは焼成温度より20℃高い温度で予熱しておく。
*天板も熱しておく。
作り方
- ホームベーカリーやニーダーを使って、パン生地(準強力粉から水まで)の材料をこねる。
*お使いの機械によってこね時間が異なります。調整してください。 - こねが終了したら生地を取り出し、手で軽く丸め直す。
ボウルに移してラップをかけ、室温で40分~1時間、生地が2.5~3倍の大きさになるまで一次発酵。
*発酵時間は室温によって前後します。
- 2分割にする(1個170g前後)。
軽く丸め直してパンマットの上に置き、ぬれ布巾をかぶせる。
15分間程度ベンチタイム。
- とじ目を上にして軽く手で押さえる。生地を少し広げる。
- めん棒を上下にかけ、長さ20cm程度の楕円形にする。
- 生地のふちを残すようにして、チーズを80~90g程度置く。
- チーズを巻き込むように、奥側の生地から巻いていく。
手前からも同様に巻いていき、舟型のように形を整える。
- もう一つの生地も同じように成形する。
- パンマットで布取りをして二次発酵させる。常温の場合、40~50分間。
発酵機を使う場合、35℃で30分間程度。
生地が2倍程度の大きさになるまで、しっかり膨らませる。
*時間は温度や湿度によって変わりますので、目安にしてください。
布取りしているため生地の大きさの変化が若干分かりにくい場合があります。
- 取り板を使い、熱した天板にパンをのせて焼成する。
電気オーブン、210~220℃で15~16分間。
ガスオーブン、200~210℃で15~16分間。
*蒸気の入るオーブンをお使いの方は、焼き始めの3分間程度蒸気焼成してください。
お使いのオーブンによって火力が違うため、温度・時間は調整してください。
- 焼き上がったら卵黄とバターをのせる。
- 出来上がり。
「卵とチーズのパン ハチャプリ」の詳しいレシピページはこちら。
レシピのポイント
成形する際に生地でチーズを巻き込むことで、隅々までチーズ感たっぷりのパンに仕上がります。
オーブンで焼いている途中に一度出し、チーズを追加するのもいいでしょう。
焼くとパン生地が膨れるためチーズが少なく感じることがあります。たっぷりチーズがお好みの方は、途中でチーズを追加してください。
今回のレシピではチーズを1種類だけにしましたが、何種類かのチーズを入れるのもおすすめです。
おいしい食べ方
とろけるチーズと有塩バターが相性抜群!ちぎったパンの端に卵黄を絡め、チーズ・バターと一緒に召し上がれ。焼きたてならではの楽しみ方、手作りの特権です♪
焼きたてをすぐに食べない場合は、焼く前にチーズの上に卵(全卵)をのせて焼き上げても◎
大きい卵の場合、余分な卵白を取るときれいに焼き上がりますよ。
たっぷりチーズがおいしいハチャプリをおうちで楽しもう♪
今回はジョージアで愛されるパン、ハチャプリのレシピをご紹介しました。
「チーズのパン」といわれるハチャプリは、どこを食べてもチーズが楽しめるパンです。
焼き上がりすぐに卵黄とバターをトッピングして、一緒に食べるのが最高!ぜひ出来たてならではのおいしさを楽しんでください。