ひな祭りにぴったりのパン
もうすぐひな祭りですね。
今年は、食べられるかわいいひな人形のパンを作ってみませんか?
女雛の生地はいちご味、男雛の生地は抹茶味で作り、それぞれに粒ジャムを包んだひな人形パンをご紹介します。
色付けがある分、小物類は簡単に。
身近なものを使ってひな壇を作り、見た目にも楽しいパンに仕上げました。
ひな祭りパンの作り方
ひな人形パンの体部分は、以前ご紹介した「お月見うさぎパン」(コラム「かわいいお月見うさぎパンの作り方」)のようにセルクルリングを使って作ります。
パン生地を作る
材料
生地
- 強力粉…130g
- インスタントドライイースト…2g
- 砂糖…13g
- 塩…2g
- はちみつ…5g
- 牛乳…40g
- 水…46g
- 無塩バター…10g
cotta 北海道産強力粉 キタノカオリ100 2.5kg
サフ インスタントドライイースト 500g
18-0セルクルリング丸型 60径×H50mm
昭和化工 ZERO(スプレー式離型油)500ml★
色付け
- いちごパウダー…小さじ1
- 抹茶パウダー…小さじ1/2
- 竹炭パウダー…小さじ1/8
下準備
- 焼成用のセルクルの内側に離型油をたっぷりとスプレーする。
- パン生地の仕込み水(牛乳+水)を合わせ、人肌に温めておく。
作り方
- 生地の材料を全て混ぜ合わせてこね、プレーン生地を作る。
- いちご生地分80g・抹茶生地分58g・竹炭生地分14gを取り分ける。
いちご→抹茶→竹炭の順にそれぞれパウダーを加え、色付けしていく。
いちごと竹炭パウダーはそのまま生地に、抹茶パウダーは小さじ1/2の水(分量外)でペーストにしてから混ぜ込む。
むらなくこね上げる。
- ラップで仕切りをしてボウルに入れ、ぬれ布巾をかけて暖かいところでふっくらと2倍の大きさになるまで一次発酵させる。
目安は35℃で30~40分間程。
- 生地を分割する。
- 抹茶生地
そのまま(58g)→男雛の体×1 - プレーン生地
6g取り分けたものを4分割→手1.5g×4
残りの生地を2分割→顔×2 - いちご生地
60g取り分ける→女雛の体×1
残りの生地20gを2分割→ぼんぼり10g×2 - 竹炭生地
10g取り分ける→女雛の髪×1
残りの生地4gを2分割→男雛の髪2g×1、烏帽子2g×1
それぞれ丸め直したら、全体にぬれ布巾をかけておく。
- 抹茶生地
成形する
材料
- 粒ジャムいちご…14g
作り方
- 体の生地(抹茶・いちご60g)はとじ目を上にして、円形に伸ばしたら粒ジャムを4gずつ包み、しっかりととじ目をとじる。
粒ジャムは重なると溶けにくいので、まんべんなく広げ軽く押して埋め込み、生地の縁から巻き込むように中央に丸めていく。
- オーブンシートを敷いた天板に並べ、離型油をたっぷりとスプレーしたセルクルの中にはめる。
- 1と同様に顔生地(プレーン)にも粒ジャムを3gずつ包み、天板に並べる。
- ぼんぼり(いちご10g×2)は丸めたら、上からつぶしておく。
烏帽子(竹炭2g×1)は楕円に伸ばしくるくると巻き、4cm程の長さに整える。
手(プレーン1.5g×4)は丸め直す。
- 男雛の髪(竹炭2g×1)はめん棒で薄く伸ばし、4cm程の円形にする。
女雛の髪(竹炭10g)も同様に薄く円形に伸ばし、生え際部分はV字にカットする。
カットした生地も加えて、さらに薄く、8cm程に伸ばす。
*発酵・焼成で生地が膨らむので、ぺったんこでOK。 - それぞれの頭に成形した髪をのせていく。
きれいな面が顔になるように、髪の生地を引っ張りながら貼り付け、なじませる。
-
全てのパーツを成形したら、ぬれ布巾をかけ暖かいところで二次発酵させる。
目安は35℃で15分間程。 - セルクル内の生地が7分目まで上がってきたら、オーブンを180℃に予熱しはじめる。
予熱中はパン生地ののった天板ごと、オーブンの上に置いておく。
- 予熱完了後、セルクルの上にカットしたオーブンシートと重し(1kg程度)をバランスよくのせ、オーブンへ入れる。
140℃で7分間焼成する。
重し・オーブンシート・小さなパーツ(ぼんぼり・烏帽子・手)を取り出し、さらに8分間程焼成する。 - 焼き上がったらケーキクーラーの上で冷ます。
セルクル型から生地を抜くときは、縁からはがすようにぐるっと一周押してから上下に振ると、スポンと抜けます。
*うまく外れない場合は、焼成不足の可能性があります。
組み立てとデコレーション
材料
- くるみ…1個
- アーモンド…1個
- 竹炭パウダー…小さじ1/4程度
- 乾燥パスタ…1本
- コーティング用ホワイトチョコ…3g
- フードペンスキニーレッド…適量
道具
- 発砲スチロール…1個
- ロリポップスティック(10cm・黒)…2本
- ペーパーナプキン(ピンク花柄または赤)…1枚
- マスキングテープ…適量
作り方
- 接着用のおつまみパスタを作る。
フライパンに少量のサラダ油(分量外)と二つに折った乾燥パスタを入れ、絡ませたら中火にかける。
パスタが白っぽく色が変わってきたら、すぐに取り出しキッチンペーパーの上へ。 - ペーパーナプキンで発砲スチロールブロックを覆い、マスキングテープで留めて、ひな壇を作る。
- ロリポップスティックの先端をコーティングチョコにくぐらせ、逆さにしたぼんぼり生地を挿す。
細筆を使い、水溶き竹炭パウダーで等間隔の縦線を8本引く。
- 女雛と男雛の顔に、水溶き竹炭パウダーを付けた箸や細筆で目や眉を描き、フードペンスキニーレッドで頬や口を描く。
- 5cm程の長さに折った乾燥パスタを溶かしチョコにくぐらせ、手と体を固定する。
同じように烏帽子と男雛の頭を固定する。 - 女雛の頭にピックを挿す。
ひな壇の後方にぼんぼりを挿し、前方に体をのせる。
ピックやロリポップスティックは、100円ショップのものを使いました。
- 男雛に丸みを上にしたアーモンドを、女雛に扇状にカットしたくるみをコーティングチョコで固定し、手に持たせる。
- 体の上に頭をのせたら出来上がり。
「ひなまつりに♪ひな人形パン」の詳しいレシピページはこちら。
かわいいひな祭りパンでひな祭りをお祝いしましょう
ひな祭りにぴったりの、かわいいひな人形パンをご紹介しました。
自由にアレンジしてお楽しみください。
幸せあふれるひな祭りになりますように。