甘じょっぱさがクセになる イングリッシュトフィークッキー
あの会員制倉庫型店舗やカフェでも人気のお菓子「イングリッシュトフィークッキー」。イギリスやアメリカで親しまれているキャラメルのようなお菓子「トフィー」を使用したお菓子です。
甘くてやわらかいアメリカンクッキー生地に、トフィーの甘さと塩気、ブラウンシュガーのコクが合わさった贅沢な味わい。
今回のコラムでは、イングリッシュトフィークッキーの作り方をご紹介します。
イングリッシュトフィークッキーのレシピ(5枚分)
一度食べればやみつきになるおいしさ♪
少しかたいキャラメル風のキャンディ「トフィー」は日本ではあまりなじみがなく市販品は手に入りづらいため、トフィーから手作りしましょう。
トフィーを砕いたものを「トフィービッツ」と呼びます。
トフィービッツを作る
材料(作りやすい分量)
- ブラウンシュガー…100g
- 生クリーム…50ml
- 無塩バター…15g
- はちみつ…10g
下準備
作り方
- 鍋に全ての材料を入れ、中火で加熱して溶かします。
- 沸騰してきたら焦がさないようによく混ぜながら、130℃まで加熱します。
*色で判断するのは難しいので、温度計を準備すると失敗しにくくなります。
- 火を止めたらすぐにバットに流し入れ、全体が均一な厚みになるようにのばします。
*すぐに固まるので、手早く作業しましょう。
- 完全に固まるまで常温で冷まします。固まったらフリーザーバッグに入れ、めん棒で細かく砕きます。
*クッキー生地に混ぜ込むので、あまり大きすぎないサイズがベストです。
クッキー生地を作る
材料
- 無塩バター…50g
- ブラウンシュガー…60g
- 塩…1g
- 卵…25g
- バニラオイル…3滴
- 薄力粉…90g
- 重曹…2g
- トフィービッツ…20g
下準備
- バターと卵は室温に戻しておきます。
- 薄力粉と重曹は合わせてふるっておきます。
- 天板にシルパットまたはオーブンシートを敷いておきます。
- オーブンは180℃に予熱します。
作り方
- ボウルにバターを入れ、泡立て器でマヨネーズ状になるまで混ぜます。ブラウンシュガーと塩を加えてよく混ぜます。
- 卵とバニラオイルを加え、なめらかになるまで混ぜます。
- 薄力粉と重曹を加え、ゴムベラに持ち替えて切るように混ぜます。
- 粉っぽさが少し残るくらいでトフィービッツを加え、生地全体がツヤッとするまで混ぜます。
*チョコチップやナッツなどほかの具材を加えるときはここで一緒に入れましょう。
- アイスクリームディッシャー(なければ大きめのスプーン)で生地をすくい、天板の上に置きます。1個当たり約45gが目安です。
*焼くと横に大きく広がるため、生地同士がくっつかないよう間隔を空けましょう。
- 180℃のオーブンで様子を見ながら12~14分間ほど焼きます。
*焼きたてはやわらかいので触らないように気をつけてください。
- 完成。
食べるのは粗熱がとれた頃がおすすめ!やわらかいトフィーの食感を味わえるのは、手作りならではの特権です♪
「サクッとしっとり♡イングリッシュトフィークッキー」の詳しいレシピページはこちら。
レシピのポイント
イングリッシュトフィークッキーを作るには、ブラウンシュガー・重曹・はちみつが欠かせません。家庭にない材料もあるかもしれませんが、おいしいクッキーを作るためにもぜひレシピ通りに用意してください。
レシピにおけるそれぞれの材料の役割についてご紹介します。
ブラウンシュガー
白いお砂糖に比べてコクがあり、風味豊かな味わいはブラウンシュガーならでは。クッキー生地にもトフィー作りにも欠かせないので、ぜひ用意しましょう。
はちみつ
はちみつを入れるのと入れないのでは、トフィー作りの成功率が大きく変わります。
フライパンで加熱して混ぜるだけなので簡単そうに見えるトフィー作り。ですが、はちみつがないと分離して、ザラザラとした食感になることも。
はちみつがない場合は水あめでも代用可能です。
重曹(ベーキングソーダ)
掃除に使うイメージもありますが、重曹も欠かせない材料のひとつ。
お菓子を膨らませる材料として、ベーキングパウダーと重曹がありますよね。ベーキングパウダーは縦に膨らませる、重曹は横に膨らませる、という作用の違いがあります。
重曹を使うことで、お店みたいな横広のクッキーがきれいに焼けますよ。
味や食感は?
アメリカンクッキーならではの、外はサクッと中はしっとりとやわらかい食感がたまりません。温かいうちに食べると、とろける甘いトフィーの味わいをたっぷりと感じられます。
ブラウンシュガーのコクと強めに効かせた塩気のバランスがよく、ほろ苦いコーヒーとも相性抜群!
少し疲れたときやおやつに、ティータイムのおともにおすすめです。
おすすめアレンジ
刻んだアーモンドやチョコレートチップもよく合います。お好みの具材を加えてアレンジをお楽しみください。
余ったトフィーも大活躍♪
今回ご紹介したトフィーのレシピは、失敗しにくく作りやすい分量のため、クッキーに使用しても余ります。
余った分はフリーザーバッグに入れたまま冷凍保存も可能。次回のクッキー作りまで取っておけますよ。
また、マフィンやパウンドケーキなどほかのお菓子を作るときに加えるのもおすすめです。特にバナナとの相性は抜群!
一度作っておけば、キャラメルの風味を手軽に加えられるので結構便利です。
濃厚なトフィーの味わい。アメリカンクッキーを楽しもう
今回のコラムではイングリッシュトフィークッキーのレシピをご紹介しました。
あまーいトフィーと塩気の効いたクッキー生地が絶妙なバランスの絶品クッキー。しっとりソフトな食感もたまりません。
お店に行かなくてもおうちで手作りできるので、ぜひ試してみてくださいね♪