秋の味覚でヴェリーヌを作ろう
食欲の秋はおいしいものが盛りだくさん!秋のお菓子作りに使う素材でいえば、芋・栗・かぼちゃ。フルーツだと柿・りんご・梨・ぶどうなどなど。
涼しくなってくるとお菓子作りも一層楽しくなりますね。
今回は洋梨を使って秋を感じさせながら、さっぱりといただけるヴェリーヌのレシピをご紹介していきます。
そもそもヴェリーヌとは?
「Verrineヴェリーヌ」とは、フランス語で「ガラス、グラス」を意味する「verreヴェール」と、フランス料理で使う「陶製の器」を意味する「terrineテリーヌ」を合わせた新語です。
要するに、「ガラスの器」という認識で良いと思います。
ガラスのため、中に何が入っているか一目瞭然なので、味の構造が一目でわかったり、何層にも分けて味の変化を楽しんだりできるのが利点です。
スイーツはたくさんのパーツをそろえて仕上げていきますよね。それが一つのグラスの中で絶妙に調和し、味のマリアージュを味覚でも視覚でも楽しめる。
ヴェリーヌって、なんとも魅惑的なスイーツだと思いませんか?
スイーツはビジュアルもおいしさの一部なので、視覚でも楽しみたいですよね!
紅茶と洋梨のヴェリーヌのレシピ(115ccの容量のグラス6個分)
洋梨は、旬のものをコンポートにして使っても良いですし、手軽に缶詰を使用してもOKです。
紅茶のパンナコッタを作る
材料
- 生クリーム…100g
- 牛乳…180g
- グラニュー糖…35g
- 粉ゼラチン…4g
- 水…20g
- 紅茶葉…3g
作り方
- 小鍋に牛乳・生クリーム・グラニュー糖を入れて火にかけ、沸騰させて砂糖を溶かす。
- 火を止めて紅茶葉を加え、一混ぜする。ふたをして2分間蒸らす。
- 水でふやかしたゼラチンを加えて溶かす。茶こしで茶葉をこしながらボウルに移す。
- ボウルの底を氷水に当て、ゴムベラで混ぜながらしっかり冷やす。
- グラスに6等分に流し入れ、冷蔵庫で固める。
洋梨ゼリーを作る
材料
- 洋梨缶詰のシロップ…200cc
- グラニュー糖…20g
- 板ゼラチン…3g
- 洋梨…2切れ
作り方
- 洋梨缶をシロップと果肉に分ける。
- 洋梨を食べやすい大きさに切り、グラスに入れていく。
- シロップとは別の器に、戻した板ゼラチンとグラニュー糖、シロップの1/3量を入れ、レンジor湯せんでゼラチンが完全に溶けきるまで加熱する。
- 残りのシロップと混ぜ合わせて、ゼリー液の完成。
- グラスの2/3の高さまでゼリー液を流して、冷蔵庫で冷やし固める。
*グラス6個分で、ハーフサイズの洋梨を2切れ程で足りるかと。
*余った分は味見用に。
バニラババロアを作る
材料
- 牛乳…100cc
- 卵黄…1個
- グラニュー糖…20g
- 粉ゼラチン…1.5g
- 水…小さじ2
- 生クリーム…50g
- バニラビーンズ…2cm弱
作り方
- 生クリームを6分立て程度に泡立てて、冷蔵庫で冷やしておく。
- 小鍋に牛乳とバニラのサヤと種をしごいた物を入れ、軽く温める。
- 牛乳を温めていた鍋に戻し、弱火にかける。
- 火を止め、水でふやかしたゼラチンを加えて溶かす。
- ボウルの底を氷水に当て、ゴムベラで混ぜながら冷やす。
- 氷水から外し、泡立てておいた生クリームを加えてよく混ぜる。
- 6等分に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
卵黄とグラニュー糖をボウルに入れ、ホイッパーで混ぜ合わせる。
卵黄のボウルに牛乳を入れてホイッパーで混ぜる。
ゴムベラで絶えず混ぜながら83℃まで上げる。
茶こしで裏ごしながらボウルに移す。
仕上げ
材料
- 生クリーム…80g
- グラニュー糖…5g
- 洋梨・紅茶パウダー・ミントなど…適量
作り方
- 生クリームとグラニュー糖を合わせて泡立て、星口をつけた絞り袋で絞り出す。
- 出来上がり!
茶こしで紅茶パウダーをクリームの上に軽く振り、洋梨・ミント・チョコ飾り・ピックなどをつけて仕上げる。
「紅茶と洋梨のヴェリーヌ」の詳しいレシピページはこちら。
グラスなので、真横から見ると層がよく見えますし、3層ほどあると見栄えもよくなります。
下へ行くにつれ、徐々に重い食感のものを入れていくと味覚バランスが良いと思います。
上はやわらかめのムース系・真ん中はゼリー・下はプリンのようなものを入れるのがおすすめ。
お気に入りのグラスでヴェリーヌを作ろう!
秋にさっぱりといただける洋梨のヴェリーヌ。
ぜひ、お気に入りのグラスで作ってみてくださいね。