製菓業界において年内随一の繁忙期であるクリスマスシーズン。
2023年クリスマス商戦について、コッタビジネス会員さま向けに下記の項目を中心としたアンケート調査を実施しました。
- 前年と比較して売れ行きはどうだったか
- 特に売れ行きのよかったクリスマスメニュー
- 売れ行きがイマイチだったクリスマスメニュー
- 2024年に取り組みたいクリスマスメニュー
ユーザーさまが感じたリアルなご意見を紹介します。
2023年を振り返り、2024年のクリスマス商戦をさらによいものにするためにぜひチェックしてくださいね。
アンケートにご協力いただきましたユーザーさまには、厚くお礼を申し上げます。
当アンケートの結果につきましては、貴重なご意見として今後のコッタビジネスの活動にいかして参ります。
調査概要
- 調査項目:コッタビジネス クリスマス商戦期に関するアンケート調査
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:コッタビジネス会員
- 回答者数:114人
- 調査時期:2023年12月27日~2024年1月5日
※こちらの調査結果を引用・転載する際は「コッタビジネス調べ」とクレジットに明記するようお願いいたします。
WEB上で引用する場合には、「シェフペディア by cotta business」(https://www.cotta.jp/business/chef-pedia/)のリンクを付与してください。
ご回答いただいたお店の業種割合は下の円グラフの通りです。
2023年クリスマスメニューの販売状況について
2023年のクリスマス期間に、クリスマスメニューの販売の有無について調査しました。
「クリスマスメニューを販売した」と回答した店舗の割合は79.8%と全体の8割近くに上りました。
クリスマス商戦に力を入れる店舗が多いことがうかがえます。
2023年は、2020年から猛威を振るった新型コロナが5類に移行して初めてのクリスマスでした。
去年と比較してクリスマスメニューの販売に力を入れたお店も多かったのではないでしょうか?
次からはクリスマスメニューの売れ行き状況についてみていきます。
2023年クリスマスメニューの売れ行き評価
2023年は春先に「エッグショック」が起き、卵の価格が高騰しました。
また、牛乳や砂糖、油脂などの製菓主要原材料が軒並み値上がりし、コスト管理に苦労したお店も多かったのではないでしょうか?
そんな中で迎えたクリスマス商戦。
期待に対して売れ行きはどうだったか、前年の2022年に対してどうだったかについて伺いました。
クリスマスメニューの売れ行き|期待よりも「よかった」との回答が47.3%
「クリスマスメニューの売れ行きはお店の期待に対してどのような状況でしたか?」という質問に対して「期待通り」の回答が47.3%という結果でした。
「期待を大きく外れた」「期待をやや外れた」との回答は合計で6.6%。
「期待をやや上回った」「期待を大きく上回った」との回答は合計で46.2%と、多くの店舗で2023年のクリスマス商戦は手ごたえアリであったことがうかがえます。
クリスマスは年に1度の家族みんなで楽しめるイベント。
消費者も値上げラッシュの打撃を受けたものの、クリスマスメニューは購入する家庭が多かったようです。
クリスマスメニューの売れ行き|前年(2022年)との比較
次に、前年と比較しての売上状況について質問しました。
前年と比べ「売れ行きが変わらない」と答えた店舗が39.6%。
「とても悪かった」「悪かった」の回答の合計は13.2%。
「よかった」「とても良かった」の回答は合計で33%という結果となりました。
原材料費の値上げに伴い、販売メニューの価格見直しを行った店舗も多いのではないでしょうか?
前年に比べ価格が上がったことも、売れ行きに影響したと予想されます。
クリスマスの人気メニューは?
ここからは実際に販売したメニュー、売れ行きが好調だったメニュー、売れ行きがイマイチだったメニューについてのアンケート結果をご紹介します。
ケーキ・お菓子類について、販売したメニューについて伺ったところ、結果は下のようになりました。
販売したメニューの中で特に売れ行きがよかったものについて質問しました。
特に売れ行きが好調だったメニューは
- クリスマスホールケーキ(5号):27.5%
- クリスマスホールケーキ(4号):20.9%
- シュトーレン(1本販売):20.9
という結果でした。
続いて売れ行きがよくなかったクリスマスメニューについて伺いました。
回答のうちの53.8%の店舗は「売れ行きがよくないメニューはなかった」とのことでした。
ホールケーキに関しては4号、5号サイズが「売れ行きがよかった」との回答が圧倒的に多く、6号、7号以上が「売れ行きがよくなかった」との回答が他のメニューよりも比較的多いという結果に。
大勢で食べる大きめサイズのケーキよりも、家族で食べる4・5号サイズに需要がある傾向が見受けられます。
近年人気が上昇傾向のドイツの伝統的なクリスマス菓子、シュトーレン。
コッタでもシュトーレン特集をリリースし、ご好評いただきました。
シュトーレン人気は今後も続くと予想されますので、2024年のクリスマス商戦でも要チェックです!
いつから始める?クリスマスの準備について
メニュー開発にいつごろから着手したかについて調査しました。
メニュー開発・仕入れともに、半数以上の店舗が10月、11月に着手されています。
メニュー開発については、約10%の店舗が2023年上半期には動き出していることがわかりました。
2024年に販売してみたいクリスマスメニューは?
最後に2024年のクリスマス商戦で販売したいメニューについて伺い、42件の回答をいただきました。
中でも多かった回答は下記のとおりです。
- クッキー・焼菓子:12店舗
- シュトーレン:7店舗
- クリスマスの伝統菓子:8店舗
ギフト需要でクッキー・焼菓子の販売を計画している声が多数ありました。
近年話題となり注目度が急上昇したクッキー缶の人気が定着し、引き続き需要が見込まれます。
クッキー缶と同様に人気が続くことが見込まれるシュトーレンは、2024年にも販売したいという声が見受けられました。
また、シュトーレン以外の世界のクリスマス菓子に注目している店舗も。
ポルボロンやヘクセンハウス、パネトーネなどの世界の伝統的なクリスマス菓子を販売したいという声がありました。
2024年のクリスマス商戦を成功させるために、トレンドをチェックしていきましょう!
まとめ|2024年のクリスマス商戦にむけて
今回は2023年のクリスマス商戦についての振り返りアンケートの結果をお届けしました。
総括としては
- 2023年の物価上昇があるものの、クリスマスメニューの売れ行きは2022年と変わらない・好調であったという店舗が多かった
- ホールケーキのサイズは5号が好調
- シュトーレンをはじめ、世界のクリスマス菓子に注目
ということがうかがえました。
2024年クリスマス商戦はまだ先ですが、情報はキャッチしておきたいものですよね。
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