春の和菓子作り。こしあんから手作りしてみましょう♪
春になると和菓子が食べたくなりますね。
和菓子に欠かせないものといえば、あんこ。
粒あんもこしあんも、両方おいしいけれど、今回はこしあんにスポットを当ててみましょう。
フードプロセッサーで作るお手軽こしあんの作り方と、それを使った春の和菓子レシピをご紹介します。
粒あんよりもハードルが高いこしあん
あんこ好きの私はよく小豆(あずき)を買ってあんこを炊くのですが、そのほとんどが粒あん。
なぜなら、粒あんよりこしあんの方が、作るのにとても手間がかかるからです。
通常のこしあんの作り方
- 小豆をゆでる。
- 目の異なるこし器で、数回裏ごしする。
- 呉(小豆の中身)にたっぷりの水を加えて沈殿させ、上水を捨てる。
- 上水が澄むまで3を繰り返す。
- さらしで水気を絞り、生あんを作る。
- 砂糖と合わせ、火にかける。
- こしあんの完成。
これだけ手間をかければ、なめらかでおいしいこしあんになるのは間違いないのですが、もっと気軽に作りたいですよね。
なので、今回はお家でも気軽にこしあん作りが楽しめるよう、フードプロセッサーを使った簡単こしあんを作っていきます!
フードプロセッサーで作る簡単こしあんレシピ
材料(約600g分)
- 小豆…200g
- 砂糖…200g
作り方
- 小豆をザルにあけ、サッと流水で洗う。
- 鍋に1Lの湯を沸かし、沸騰した中に小豆を入れる。
再度沸騰させ、そのまま5分間ほど煮る。
- 差し水をし、お湯の温度を50℃まで下げる(びっくり水ともいう)。
- 再度沸騰させ、そのまま5分間ほど煮る。
- ザルにあけ、流水で洗う(渋きりともいう)。
- 鍋に1.5Lの湯を沸かし、小豆を入れ、やわらかくなるまで50分~1時間煮る。
*今回は時短のため圧力鍋を使い、20分間加圧した後ピンが下がるまで放置しました。
*普通のお鍋で作る場合は、小豆を入れて再度沸騰したら火を弱め、豆が踊らない程度の火加減でやわらかくなるまで煮てください。
- 何粒か取り出してみて、画像のように指でつぶせるくらいにやわらかくなっているか確認する。
- ザルにあけ、水気を切る。
- フードプロセッサーにかける。
量が多くて入りきらない場合は、2回に分けて入れてください。
画像のようになめらかな状態になるまでかけます。
- なめらかになったものを鍋に入れる。
- 砂糖を入れ、中火~強火にかける。
- ヘラでかきまぜながら練り上げていく。
*鍋の側面にあんがたくさん付くので、ときどきゴムベラで落として混ぜると良いです。
*熱いあんがボコボコと飛んでくることがあります。やけどに注意してください。
- 水分が飛び、ヘラですくって落としたときに、ポッテリと山のようになったら炊き上がり。
- 一山ずつバットに広げ、かたく絞ったぬれ布巾をかぶせて冷ます。
これでこしあんの完成です!冷えると締まってかたくなるので、かたさはお好みで調整してみてくださいね。
フードプロセッサーこしあんで簡単!桜の生八つ橋のレシピ
フードプロセッサーでお手軽にこしあんを作ったら、和菓子も作りたくなりませんか?
そこで、春に食べたい桜の生八つ橋のレシピをご紹介。
レンジを使用し、とっても簡単に作れますよ。
材料(8個分)
- 白玉粉…60g
- だんご粉…40g
- グラニュー糖…60g
- サクラプラス…5g
- 水…130g
- こしあん…64g(1個当たり8g)
- きな粉…20g
- サクラパウダー…5g
下準備
こしあんを1個8gに計量して、楕円状に丸めておく。
作り方
- レンジ使用OKのボウルに白玉粉を入れ、水を少しずつ加えて混ぜる。
- だんご粉・グラニュー糖・サクラプラスも加えて混ぜる。
- 600Wのレンジで2分間加熱する。
液状の部分と固まった部分に分かれているので、ゴムベラでなめらかになるまで混ぜる。
- さらに1分間加熱し、混ぜる。
この作業を2回繰り返す。弾力があり、透明感とツヤが出てきたらOKです。
- きな粉とサクラパウダーを合わせて作業台に広げ、4をのせて全体にまぶす。
- めん棒で厚さ3mmに伸ばす。
- 1辺8cmの正方形にカットする。
約8枚取れます。
- はけで内側についた粉を落とし、こしあんを置く。
三角形に折りたたんで、端をそろえるように整える。
- 出来上がり。
「桜の生八つ橋」の詳しいレシピページはこちら。
フードプロセッサーで気軽にこしあんを作ろう♪
フードプロセッサーを使うと、こしあん作りがグンと簡単になります。
行楽シーズンには手作りのこしあんで作った和菓子を持って、お出掛けしてみませんか?
ぜひ春の和菓子作りの参考にしてみてくださいね!
粒あんの作り方については、コラム「基本の粒あんのレシピ、おいしい炊き方教えます」をご参照ください。