もっと手軽に使える!冷凍パイシート
コッタコラムの読者さんなら、一度は冷凍パイシートを使ったことがあるのではないでしょうか?
でも、リピートして頻繁に使う方、冷凍庫に切らさず常備している方はそれほど多くない気がします。実は、私もその一人でした。それは、パイシートの扱い方がちょっと面倒と感じていたからです。
今回は、コッタで販売されているベラミーズパイシートを使用して、扱い方をご紹介します。商品の裏面には、解凍→成形→焼成→保存の手順で丁寧に説明書きがありますが、今回はより手軽に扱えるよう、私なりに考えた方法をご紹介します。
説明書より簡単に扱う方法
1.解凍
ラップを敷きます。その上に必要な枚数を取り出し、すぐに上面もラップで覆います。空気に触れないように、密着させてください。
*Point1:ラップを使うことで、家庭ではちょっと面倒に感じる打ち粉をする(くっつかないように、作業する際に粉を振りかけること)作業を行わずにすませます。
*Point2:ただし、解凍する時に空気に触れると生地が濡れてしまい、べちょべちょして麺棒やラップなどにくっつきやすくなるので注意。
解凍時間は5~10分を目安に、指で押したときに、冷たいけれど指が入る(指の跡が残る)くらいまで解凍させます。
*Point3:材料の半分がバターからなるパイシートは、とにかく温度が命。万が一放置しすぎて温度が上がってしまった時は、そのまま作業を進めず、いったん冷蔵庫で冷やしてください。その際も、ラップごと薄いまな板などにのせれば、移動も簡単です。
2.成形A(生地を伸ばす)
ラップの上から麺棒で伸ばしていきます。ベラミーズのパイシートは、もともとが使いやすい厚みに仕上がっているので、そこまで薄く伸ばしていく必要はありません。
目安としては一回り大きくする程度(約3cm程)、でちょうどよい厚みになります。
逆にこれ以上伸ばさなければ求めている大きさにならないようでしたらパイシート自体の分量が足りていない可能性がありますので、その時は必要分、足して使いましょう。
*Point4:ここでも温度が命、であることにかわりはありません。作業に時間がかかり温度が上がり過ぎてしまった場合(扱いにくい柔らかさになってしまった場合)は冷やしながら作業を行ってください。
3.成形B(型に敷く)
通常、生地を型に敷く作業は、打ち粉をした麺棒などに生地を巻きつけて移動させ、生地の上で再度巻きをほどいていく、といった作業になります。が、聞いただけで、なんだか面倒ですよね。。。ここも、ラップを使うことで、作業がうーんと楽になります。
伸ばした後、上面のラップのみをはがし、型の上に裏返しにしてのせるだけです。
型の上にのせたら、もう片面のラップもはがし、底面の角にも生地がいきわたるよう、すこしたるませながら底角にあてていきます。
側面、底角を指でしっかりと押さえ生地をくっつけたら、型の淵に麺棒をころがし、型からはみ出している余分な生地を切り落とします。
4.焼成
フォークなどでパイ生地に数ヶ所穴をあけ、レシピの指示に従って、空焼きや本焼きをします。
*Point5:天板にのせる際は、必ず温めていない天板にのせてください。温かい天板にのせると、パイ生地のバターだけ先に溶けだして、せっかくの層が台無しになってしまいます。
フレッシュバター100%のパイシートがお薦め!
今回使用したベラミーズのパイシートの最大の特徴は、油脂分に100%フレッシュバターを使用しているということ。
幼少期の記憶ですが、近くのスーパーマーケットで購入したパイシートは、焼きあがりに変な香りがして、いまいち好きになれませんでした。今思えば、バター以外のマーガリンやトランス脂肪酸といった油脂を使用していたからだと思います。
同じ理由で、パイシートの香りがあまり好きじゃない、と思っている方がいらっしゃったら、ぜひ一度、このパイシートを試していただきたいです。
さすがフレッシュバター100%。香りが違いますよ!
そして丁寧に144層に折り込まれていますので、本当に軽い仕上がりです。
まとめ
何度も言いますが、パイは温度が命。少しでも「扱いにくい」と感じた時は、温度が上がり過ぎている時だと思いますので、焦らずにいったん冷やす!ラップがはがれにくくなってしまった時なども、これを覚えておいてください。
私は、このやり方を編み出してからはキッシュを良く作るようになりました!
cottaの商品ページからも、このパイシートを使ったレシピを沢山紹介していますので、ぜひ扱い方のコツを覚えて、美味しいパイシートをどんどん活用してくださいね!
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