春に作りたいつくしの形のパン
春の散歩道で見つけるとちょっぴりうれしい気分になる「つくし」。あの人形のようなフォルムは親しみを込めて「つくしんぼ」と呼びたくなりますよね。
今回はそんな「つくしんぼ」をモチーフにした、ジューシーなアスパラベーコンパンの作り方をご紹介します。
春から旬を迎えるアスパラガスを丸ごと1本包み込んだ、長さ30cmのビックサイズな総菜パンです。
つくしんぼパンの作り方(長さ30cmのもの3個分)
パン生地を作りましょう
材料
- 強力粉…180g
- 全粒粉…20g
- スキムミルク…5g
- インスタントドライイースト…3g
- きび砂糖…16g
- 塩…3g
- 全卵…20g
- 水…105g
- 無塩バター…16g
作り方
- 材料をこねてパン生地を作り、ふっくらと2倍の大きさになるまで一次発酵させる。
- ガス抜きした生地を分割。
- それぞれ丸め直したらぬれ布巾をかけて10分間ほど休ませる。
つくしんぼの軸部分として、50g×3個を取り分ける。
残りの生地を頭部分として、3分割にする。
成形しましょう
材料
- アスパラガス(23cm程度のもの)…3本
- ベーコン(20cm程度のもの)…3枚
- ウインナー(8cm程度のもの)…3本
- 全卵…適量
下準備
- アスパラガスは軸の下部を3cmほどカットしてはかまを取り、フライパンを使って軽く塩ゆでしておく。
作り方
- 軸部分の生地を、6×20cmの長方形にめん棒で伸ばす。
- とじ目をしっかりととじ、具材が見えないよう両サイドも包み込む。
- 頭部分の生地を10cmほどの円形に伸ばし、真ん中にウインナーを置く。
- とじ目をしっかりととじたら、ころころと転がし形を整える。
- 10cm幅にカットしたオーブンシートを敷いた天板の上に、とじ目を下にした頭と軸の生地を1セットずつ並べる。
- 頭の付け根部分より5cmほど下から、キッチンバサミで切込みを入れる。等間隔に、合計3カ所。
- 溶き卵を生地全体にはけで塗り、180℃に予熱したオーブンで15分間程度焼成する。
- こんがりとした焼き色が付いたら焼き上がり。
生地の手前にベーコンとアスパラガスを置く。
アスパラガスを芯にして、手前からくるくると巻いていく。
手前から生地を持ち上げ、くるくると巻いてウインナーを包む。
頭と軸のつなぎ目部分の生地を指でつまみ、頭と軸をくっつける。
*生地の裏側も忘れずにつまみましょう。
全体に霧吹きをして、ふっくらと一回り大きくなるまで二次発酵させる。
オーブンの発酵機能を使用する場合は、35℃で20分間程度。
*天板から取り出すときに頭が取れやすいので、注意してください。
オーブンシートにのせたまま、頭と軸の付け根部分にフライ返しを差し込み、軸先端のオーブンシートを持って取り出すと安心です。
デコレーションしましょう
焼き上がったパンの粗熱が取れたら、デコレーション。
材料
- スライスチーズ…1枚
- チェダースライスチーズ(またはハムでもOK)…1枚
- 焼きのり…全形1/4枚
- ケチャップ…適量
- マヨネーズ…適量
作り方
- 6cmの丸形でスライスチーズを3枚抜く。
- 頭部分の下寄りに抜いたチーズをのせ、軽く押さえてフィットさせる。
- のりパンチなどで、目と口になるよう焼きのりを抜く。
- 小皿にケチャップを少量出し、箸の先でほっぺの位置にちょんとのせる。
- 小さなハート型でチェダースライスチーズを6枚、細めのストローなどで3~5mmほどの小さな丸を3枚抜く。
- 顔の斜め上部分にハートのチーズを2枚、ちょうちょのように並べるリボンの形にする。
ピンセットを使い、好みの位置にのせる。
リボンの真ん中に小さな丸いチーズをのせる。
少量のマヨネーズをつまようじなどで裏に塗り、パンに貼り付けたら出来上がり。
「アスパラベーコンのつくしんぼパン。」の詳しいレシピページはこちら。
ほんのり甘いふんわり生地に、ジューシーなアスパラベーコンとウインナー。満足感とインパクトのある総菜パンです。
ボリューム満点でインパクト抜群なつくしんぼ♪
具材をパン生地で包んでいくと、自然とつくしんぼのような形に。
お顔も型抜きとのりパンチを使えば、どなたでも手軽にかわいく仕上げられますよ。
アスパラガスのおいしい季節に、ぜひお試しくださいね。