スイーツが保冷剤代わりに!おいしいアイデア
手作り弁当の中にちょこんと添えられたカップのひと口ゼリー。
朝は凍った状態だけど、お弁当を食べる頃には半解凍状態になっていて、外側はプルプルし始めていて、中央はシャリシャリ。2つの食感が楽しめて、子供心に嬉しかったのを思い出します。
あのゼリーは、夏場のお弁当の保冷剤代わりになっていたことを大きくなってから知りました。
そんな美味しくって頼もしい、「保冷剤スイーツ」を手作りしてみました。
今回は簡単に作れるフルーツゼリーを保冷剤スイーツにします。ゼリーの作り方はシンプルですが、保冷剤スイーツに仕立てるポイントをメインにご紹介します!
フルーツゼリーの作り方
材料(5つ分)
- フルーツ缶...1缶(420g)
- 砂糖...大さじ3
- 水・フルーツ缶のシロップと合わせて...500cc
- アガー...10g
作り方
- フルーツ缶を果肉とシロップに分ける。
- 鍋にシロップと水を合わせて500ccに計量する(今回使用したフルーツ缶のシロップは170ccほどでした)。
- 砂糖とアガーを入れて混ぜ合わせ、中火にかける。沸騰してから1分加熱。火を止めて、果肉を加える。
- ガス袋に150ccくらいずつ入れて、割り箸で挟み空気を抜きながらシーラーで密封する。
- 粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やし固め、その後冷凍する。
ポイント1.ゼリーの凝固剤にはアガーを使う
ゼリーを作るときの凝固剤はゼラチンを使うことが多いのでは?
「保冷剤スイーツ」には必ずアガーを使ってください。
ゼラチンは室温では融けてしまいますので、保冷剤の役目を終え、食べる頃にはプルプルを通り越して液状になってしまいます。
一方、アガーは室温でも固まる性質をもつので、解凍されてもプルプルのまま美味しくいただけます。
ポイント2.ガス袋とシーラーを使う
保冷剤スイーツを作るのに欠かせないのが、ガス袋とシーラーです。
シーラーはクリップシーラーを愛用しています。閉じたい部分を挟んでボタンを押すと、熱でガス袋を閉じてくれます。これで液漏れの心配もいりません。
※ガス袋は冷凍すると稀に袋の一部が損傷する恐れがあります。ご家庭でお試しいただき、万が一損傷してしまった場合はご使用をお控えください。
クリップシーラーは、お菓子のラッピングに使うとグッと本格的になります。
「え、お店で買ったもの?」ってなります。
お菓子だけではなくトマトソースなどを「保冷剤スイーツ」と同じ要領でガス袋に入れると、しっかり密封して小分け冷凍できます。ガス袋には開け口となる三角形の切込みが予めはいっているので、ささっと取り出して使えます。
何かと便利なクリップシーラーは1つ持っておくと大変便利です。
ポイント3.カップと割りばしを使う
アガーで作ったゼリー液を密封する際、直接ガス袋を手にもって、液を注いで、シーラーで閉じるというのは、不安定でひと苦労。
しかも、空気が入って袋がパンパンに膨れている…なんてことに。
そこで便利なのがカップと割りばし。
カップにガス袋を挿してから注ぐと、ガス袋が安定して注ぎやすいです。
液を注いだら、割りばしでガス袋を液面の上で挟んで空気が入り込まないようにします。その後、クリップシーラーで密閉すると空気をしっかり抜け、きれいな仕上がりになりますよ!これでほぼ完成。
後は、粗熱を取って冷やし固まったら、冷凍庫に入れるだけ。
週末に1週間分を作り置きしておくと便利です。
お弁当と一緒に包んで持って行けば、朝は保冷剤、お弁当の後にはデザートとして楽しめます。食べるためのスプーンもお忘れなく。
気を付けること
保冷剤スイーツはしっかりお弁当を冷やしてくれますが、食中毒に気を付けるためには必ずお弁当をキチンと冷ましてから包んで保冷剤と一緒にしてくださいね。
また、さまざまなアレンジができますが、常温になることを考慮して牛乳を使ったりするものは控えてください!
オススメの保冷剤スイーツアレンジ
僕のオススメアレンジは、紅茶の保冷剤ゼリーを作っておいて、市販のソーダと合わせてゼリーのティーソーダにするものです。これ、おしゃピクにもおすすめです!その際はプラカップも忘れずに。
いかがでしたか?
これからの季節に活躍する「保冷剤スイーツ」、ぜひ試してみてくださいね!