フランスの伝統的な厚焼きクッキーを作ろう
塩とバターの濃厚な風味が口いっぱいに広がる厚焼きクッキー、ガレットブルトンヌをご存じでしょうか。
通常のサブレよりも使用するバターの量が多いので、コクのあるおいしさが楽しめるお菓子。
今回は、プレゼントにもぴったりなガレットブルトンヌのレシピをご紹介します。
ガレットブルトンヌとは
ガレットブルトンヌとは、フランス・ブルターニュ地方の伝統的な焼き菓子。
塩とバターの濃厚な風味が口いっぱいに広がる厚焼きクッキーは、塩作りと、酪農が盛んで多くの乳製品が作られているブルターニュ地方ならではのお菓子といえます。
ガレットブルトンヌの特徴
ガレットブルトンヌの生地は普通のサブレと比べてバターの量が多く、生地を分厚くのばすため、とてもダレやすいのが特徴。
厚みのある仕上がりにするために、セルクルをはめたりアルミケースに入れたりして焼き上げます。
セルクルを使用する場合は、焼き上げるガレットブルトンヌの個数分のセルクルが必要。
アルミケースを使用する場合は、丸型で抜いた生地をアルミケースに入れて焼けばOK。
今回はcottaで取り扱いのある「アルミホイルケースSRE-0517金」を使って、ガレットブルトンヌを焼き上げます。
ゴールドのカップは見た目もきれい♪そのままプレゼントできちゃいます。
色違いでシルバーもありますよ。
ガレットブルトンヌのレシピ
塩味のきいた、バターたっぷりでコクのあるプレーンサブレ「ガレットブルトンヌ」。
ご紹介するレシピで、1cmと1.3cmの厚さに生地をのばして作ってみました。写真左が厚さ1cmのものの焼き上がり、右が厚さ1.3cmのものの焼き上がりです。
1cmのものでも食べ応えはじゅうぶん。1.3cmのものだとアルミカップの高さぴったりに。
皆さんのお好みで作ってみてください。
材料
(生地の厚さ1cmの場合:12個分)
(生地の厚さ1.3cmの場合:10個分)
- バター…100g
- 粉糖…60g
- 岩塩…1g
- 卵黄…1個分(18g)
- ラム酒…大さじ1
- バニラペースト…適量
- アーモンドプードル… 20g
- 薄力粉 …110g
- 卵黄(ドリュール用)…8g
- 生クリーム(ドリュール用)…2g
*牛乳で代用できます
下準備
- バターを常温に戻す。
*指で押さえて簡単に跡が付くくらいやわらかくするのがポイント。
冬はここまでやわらかくならないため、ラップに包み200Wで1分半~2分間ほどレンジにかける。途中で上下を返すと◎
作り方
- やわらかくなったバターをホイッパーで混ぜる。
- ふるった粉糖と塩を入れて、ホイッパーで混ぜる。
- 卵黄を入れてホイッパーで混ぜる。
- ラム酒・バニラペースト・ふるったアーモンドプードルを入れて混ぜる。
- ふるった薄力粉を入れて、ゴムベラで切るようにさっくりと混ぜる。
- 生地を作業台に出し、のばす。
- 冷蔵庫で半日休ませる。
- 直径5cmの丸型で生地を抜く。
- 抜いた生地をカップの中心に入れる。
- 余った生地は積み上げるように平らに重ね、上から押さえて6cm幅の帯状にのばす。
- 10でのばした生地を抜き、カップに入れる。
- カラザを取り除いた卵黄に生クリームを入れて混ぜ、ドリュール(塗り卵)を作る。
- 一度水を含ませて水分をしっかりと絞ったはけで、生地の表面に12を薄く塗る。
- 冷蔵庫に30分間ほど入れ、ドリュールを乾かす。
- 乾いたら再度ドリュールを塗る。
- フォークで模様を付けます。
- 170℃で40〜45分間焼く。
- 出来上がり♪
*混ざればOK。空気を含ませすぎると食感がホロホロになりすぎてしまうので注意。
*練らないように混ぜ合わせてください。練るとグルテンが生成され、サクッと感がなくなります。
*生地をビニールなどで挟むと作業しやすいのでおすすめです。
生地の厚さ1cmの場合、幅15cm×20cmにのばす。
生地の厚さ1.3cmの場合、幅10cm×15cmにのばす。
*とてもやわらかい生地のため、すぐに型抜きができません。
厚さ1cmの生地は10個抜けます。
厚さ1.3cmの生地は7個抜けます。
*生地がやわらかくなってきていれば、カップに入れる前に冷蔵庫で形が崩れないかたさにまで冷やしてください。
型抜きができるかたさにまで冷やす。
*二番生地をまとめる際は、必ず重ねたものを押さえてまとめてください。生地を練らないよう注意。
再度、残った生地を同じようにのばし、冷やして抜く。
*三番生地は何度ものばしているためグルテンが生成されています。食感が変わるので味見用にしてください。
*薄く均一に塗るのがきれいに仕上げるポイント。
*二度目も薄く均一に塗ります。
乾かしてから二度目のドリュールを塗ることでしっかりと塗れます。ドリュールを均一にしっかりと塗ることは、きれいな焼き色を付けるために欠かせません。
*二度目のドリュールを塗りすぎると、フォークで付けた模様にドリュールが入ってしまい模様が出ないので注意!
*ご家庭のオーブンによって温度や時間は変わりますので調整してください。
「ガレットブルトンヌ」の詳しいレシピページはこちら。
ガレットブルトンヌは、しっかりと焼き込む歯触りざっくりなクッキーです。
もう少し焼き目が薄いほうがお好きな方は、焼き時間などで調整してくださいね。
レシピのポイント
生地を作る際のポイントと、きれいに仕上げるためのポイントをご紹介します。
生地作りのポイント
- バターをやわらかくすること
- 空気を含ませすぎないこと
- 練らないこと
きれいな模様を出すためのポイント
- ドリュールを薄く均一に塗ること
- 一度目のドリュールをしっかりと乾かしてから二度目を塗ること
おすすめのラッピング
ガレットブルトンヌはプレゼントにもぴったり。
フランス国旗と同じ青・白・赤の3色の麻ひもを使った、フランスの伝統菓子にふさわしいラッピングをご紹介します。
ボリュームがあるので、1枚ずつ個包装しても見栄えがします。
「リボンを使ったガレットブルトンヌのラッピング」の詳しいラッピングページはこちら。
濃厚なおいしさのガレットブルトンヌはいかが?
塩とバターの濃厚な風味が口いっぱいに広がる厚焼きクッキー、ガレットブルトンヌのレシピをご紹介しました。
美しい模様とサクッとした食感をお楽しみください。