鬼まんじゅうを作ってみよう!
「鬼まんじゅう」というお菓子をご存じですか?
さつまいもがゴロゴロ入って、もちもちとした食感。
映える見た目ではないのですが、素朴でおいしいホッとする味で、普段のおうちおやつにぴったり!
今回は、鬼まんじゅうのレシピをご紹介します。
鬼まんじゅう(鬼饅頭)とは。名前の由来
鬼まんじゅうとは、さつまいもの角切りがゴロゴロ入った蒸しまんじゅう。
見た目がゴツゴツした鬼のツノや金棒などに見えることから、この名前がついたといわれています。
まんじゅうといってもベーキングパウダーや卵などは使用せずに蒸し上げるので、ふんわりとした食感ではなく、もちもちとした食感です。
愛知県の郷土料理で、名古屋では和菓子屋さんやスーパーなど、いろいろなところで売られています。
地味な見た目ですが、人気のあるお菓子なんですよ。
愛知県近辺の東海地方の方なら見かけたことがあるかもしれませんが、その他の地域の方にはあまり知られていないお菓子かもしれません。
鬼まんじゅうのレシピ(3個分)
特別な材料はいらないので、家庭にあるものであっという間に作れます。
材料
- さつまいも(皮を剥いた状態)…100g
- 砂糖…25g
- 塩…ひとつまみ
- 薄力粉…40g
- 水…大さじ1
たくさん作りたい場合は、このレシピの分量を2倍、3倍と増やしてください。
下準備
作り方
- さつまいもの皮を剥き、1cm角くらいの大きさに切る。
*皮は剥かなくてもよいですが、剥いたほうが口当たりが良くなります。
- さつまいもを水にさらす(変色防止のため)。
- ボウルに水気を切ったさつまいも・砂糖・塩を入れて混ぜ合わせ、10~15分間置いておく。
- 砂糖が溶けてさつまいもからも水分が出てくる。
*水分は捨てず、このまま使います。
- 薄力粉を加え、ゴムベラで混ぜる。
- 混ぜ合わせてもまだ粉っぽさが残っている場合は、水(大さじ1)を加える。
*生地の状態は、緩すぎず、さつまいもの周りにつくような感じでOK。
- 生地を3等分し、スプーンでクッキングシートにのせる。
このままの形で蒸し上がるので、写真のように丸く整える。
- 蒸し器に入れ、中火で15分間加熱。
- さつまいもに火が通り、生地に串を刺してベタつかなければ出来上がり。
出来たてはアツアツ!冷めてもかたくならならず、どちらもおいしいです。
すぐに食べないときは、乾燥しないようにラップなどに包んでくださいね。
「鬼まんじゅう」の詳しいレシピページはこちら。
日持ち&温め直し方
日持ちは、作った翌日くらいまで。
温め直したいときは、1個につき600Wの電子レンジで20秒間ほど温めるとよいでしょう。
蒸し器がない場合
蒸し器やセイロがない場合は、フライパンやお鍋を使って作ることができます。
オーブンシートにのせた生地をココットなどに入れ、お湯を沸かしたフライパンやお鍋の中に。フタをして、15分間蒸せば出来上がり♪
レシピのポイント
今回のレシピでは製菓用の細目グラニュー糖を使いましたが、上白糖やきび砂糖などお好みのものでも大丈夫です。
ただ、さつまいもの種類や砂糖の種類によって、水分が出る時間や水分量が変わる場合があります。
粉を入れてから水を足すときに、様子を見ながら調整してください。
使うさつまいもや砂糖を変えると味わいも変化し、いろいろな味が楽しめます。
動画でおさらい
グルテンフリーにアレンジできる!
薄力粉で作る鬼まんじゅうですが、米粉に置き換えても作ることができます。
グルテンが気になる方や小麦アレルギーの方などは、米粉で作ってみてください。
米粉で作ると、よりもっちりとした食感で、噛み締めると米の甘みを感じます。
薄力粉とは少し違う味わいですが、米粉で作った鬼まんじゅうもおすすめです。
鬼まんじゅうでほっこりおやつタイムを
さつまいも好きにはたまらないおやつの鬼まんじゅう。
愛知県出身の方は、懐かしい味をぜひ作ってみてください。
今まで食べたことないという方も、簡単なのでお試しを♪