スパイシーな大人のお菓子♪キャロットケーキ
秋冬の煮込み料理などに欠かせないにんじんは、今からが旬。
そんなにんじんを使って、寒い日のお茶のお供にぴったりな、キャロットケーキを作りませんか。
にんじんを混ぜ込んだだけの素朴なケーキもおいしいのですが、今回ご紹介するのはスパイスやナッツをリッチに使った、大人のキャロットケーキレシピ。
生地ににんじんをたっぷり加えることで、やわらかいケーキが出来上がります。
スパイスをたっぷり加えることにより、にんじん特有のにおいは気になりませんよ。
キャロットケーキのレシピ(18cm丸デコ型1台分)
チャイなどの体を温めてくれるスパイスティーにもぴったりのキャロットケーキです。
ケーキ生地を作る
生地作りには植物油を使うので、バターを練る手間はなし。
ワンボウルでできるのでとっても簡単!
材料
- 卵…Mサイズ2個
- きび砂糖…120g
- 米油(もしくはサラダ油)…90g
- にんじん(すりおろし)…180g
- 薄力粉…160g
- ベーキングパウダー…2g
- 重曹…2g
- シナモンパウダー…3g
- ジンジャーパウダー1g
- ナツメグパウダー…1g
- レーズン…30g
- クルミ…30g
下準備
- オーブンを180℃に予熱しておく。
- 型の側面と底面に、敷紙をセットしておく。
- クルミはホールの1/3~1/2程度の大きさ(食感を楽しめる程度の大きさ)に割っておく。
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薄力粉・ベーキングパウダー・重曹・スパイス類を合わせて、ふるう準備をしておく。
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にんじんは粗めにすりおろし、軽く絞った状態で180g準備する。
*べちゃべちゃの状態でなければOK。
水分がなくなるまで強く絞る必要はありません。
作り方
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ボウルに卵を割り入れて、ホイッパーでほぐす。
きび砂糖・米油・にんじんの順に加え、その都度よく混ぜ合わせる。
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合わせておいた粉類を1へふるい入れる。
ゴムべらに持ち替え、ゴムベラの側面でボウルの中央に切り込み、底からすくって返すように混ぜ合わせる。*生地の状態はゆるめですが、問題ありません。
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粉気がなじんだら、クルミとレーズンを混ぜ込む。
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生地を型に流し込んで表面をならし、180℃に予熱したオーブンに入れて約35分間焼く。
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中央に竹串を刺してみて、生地が付かなければオーブンから取り出す。
乾燥に気を付けつつ、ケーキクーラーの上でしっかりと冷ます。*ケーキをしっかりと冷ますのは、熱いうちにチーズフロスティングを塗ると溶けてしまうためです。
チーズフロスティングを作る
チーズフロスティングは、ケーキなどの上にのせるチーズクリームのこと。
甘く爽やかなチーズフロスティングは、濃厚なスパイスの風味があるキャロットケーキと相性抜群。
ケーキの味が引き締まり、よりぜいたくな味わいに。
ご紹介するチーズフロスティングは冷やしてもやわらかいままなので、ケーキを焼いている間に作っておくことができますよ。
材料
- クリームチーズ…150g
- 粉糖…50g
- レモン汁…3g
作り方
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クリームチーズを室温に戻し、クリーム状に練る。
*ハンドミキサーやフードプロセッサーを使って作るとダマにならず、手早くなめらかに仕上がるのでおすすめ。
フードプロセッサーを使う場合、クリームチーズは冷たいままでもOKです。 -
粉糖とレモン汁を加え、よく混ぜ合わせる。
このチーズフロスティングは、他のカップケーキなどにデコレーションしてもおいしいので、ぜひお試しください♪
仕上げ
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ケーキの上面にチーズフロスティングを塗り、お好みで分量外のクルミやシナモンパウダーなどをトッピング。
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完成!
レシピのポイント
キャロットケーキに重曹を使うと、ベーキングパウダーよりも比較的ふわっとした焼き上がりに。
ただし、焼き上がったときに混ぜ込んだクルミの皮が黒く変色します。
気になる場合は、同量のベーキングパウダーに置き換えて作ってもOKです。
食べごろと保存方法
キャロットケーキは焼きたてよりも翌日のほうが、材料同士の風味がなじんでしっとりします。
冷蔵庫で保存して、風味の良い2日間ほどで食べきるのがおすすめです。
気軽に楽しみたいお茶のお供に
スパイスやナッツ、ドライフルーツがたっぷりのキャロットケーキは、アメリカやイギリスなどでは家庭の味として愛されている焼き菓子。
外国の映画やドラマにもよく登場しますし、カフェでも定番のメニューです。
バターを使わず、にんじんがたっぷり入っているので冷蔵庫で冷やしてもしっとりやわらか。
前日に作っておけるので、おもてなしに手作りしてシェアするのはいかがでしょうか。