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パネトーネのレシピ、イタリアのXmasパンの作り方

date
2019/12/12
writer
aoi
category
パン作り

イタリアのクリスマスパン「パネトーネ」はいかが?

パネトーネというパンをご存じですか?
クリスマスのパンといえばドイツ生まれのシュトレンが有名ですが、パネトーネもイタリアの伝統的なクリスマスパンです。

今回は、「パネトーネマザー」という酵母を使った、風味豊かなパネトーネの作り方を解説していきます。

パネトーネとは

パネトーネとは、リッチな生地にドライフルーツがたくさん入った、ほんのり甘い菓子パン。
パネトーネ種という天然酵母を長時間発酵させ、円筒形の型に入れて焼き上げます。

大きさは、マフィンのような小型のものから大きなものまでさまざま。

もともとはクリスマスシーズンに食べるパンですが、今では一年中作られ、イタリア各地で愛されています。
バレンタインやイースターなど、祝い事があるときにも食べられているそう。

パネトーネは日持ちがするので、贈り物にもぴったりなんです♪

パネトーネマザーで本格的な味わいに

パネトーネマザーとは、パネトーネ種という天然酵母を粉末にしたものにドライイーストを加え、家庭で手軽に使えるようにしたもの。

パネトーネ種は北イタリアで伝統的に受け継がれている天然酵母で、400年もの歴史があります。

パネトーネ種を使ったパンは、フルーティーで芳醇な味わいに。
保水性があるためふんわりと焼き上がり、日持ちのするパンが作れます。

基本のパネトーネのレシピ

レーズンやかんきつ系のピールが入った定番のパネトーネ。
甘すぎず、フルーティーな風味と軽い口当たりが後を引くおいしさです。

出来上がり量

  • 直径13.4cm×高さ9.5cmのパネトーネ型1個分
  • または、直径6.5cm×高さ5cmのベーキングカップ8個分

材料

生地

  • 強力粉…250g
  • パネトーネマザー…18g
  • 牛乳…145g
  • 卵黄…35g(約2個分)
  • 砂糖…45g
  • 塩…3.5g
  • 無塩バター…50g

フィリング

  • ラム酒…大さじ1
  • ドライミックスフルーツ(レーズンでも代用可)…100g
  • オレンジピール(レモンピールでも代用可)…25g

仕上げ

  • 無塩バター…適量

下準備

  • 材料は全て常温に戻しておく。
  • 牛乳は温めて卵黄と混ぜ合わせ、35℃程度にする。
  • ミックスフルーツとラム酒を耐熱容器に入れて混ぜ、電子レンジ600Wで1分間加熱する。
    全体を混ぜたら冷ましておく。

作り方

  1. 生地の材料をホームベーカリーに入れてこねる。

    手ごねの場合は、ボウルにバター以外の生地の材料を入れて、スケッパーなどで混ぜる。

    ひとまとまりになったら、こね台の上に出し、手でこねる。
    生地がつながってきたら、バターを入れてたたきつけたり押したりしてさらにこねる。

    表面がなめらかになればOK。

  2. 生地を大きく広げて、ミックスフルーツとオレンジピールを散らす。
    生地を手前から巻いて丸め、両手でもむようにしてフルーツを満遍なく行き渡らせる。
  3. 生地を丸めてとじ目を下にして、ボウルに入れる。
    ラップをして暖かい場所で一次発酵(目安90分間~)。

    生地が約2〜2.5倍の大きさになれば発酵完了。

  4. 手で生地押さえてガスを抜き、丸める。
    ボウルをかぶせて15分間休ませる。
    *マフィン型の場合は、ここで8等分にして丸める。
  5. 再びガスを抜いて、フルーツが生地の表面に出ないように丸め直し、とじ目をとじる。
  6. 型に入れて、湿気のある暖かい場所で二次発酵(目安60分間~) 。

    発酵が終わる少し前に、オーブンを180℃に設定して予熱を始める。
    生地が約2倍の大きさに膨らめば発酵完了。

  7. 生地の表面に十字にクープを入れて、少量のバターをのせる。
    180℃のオーブンで30分間~焼く。

    *マフィン型の場合は、クープとバターは不要。
    180℃で20分間~焼く。

  8. 出来上がり!冷めたらお好みで粉糖を振っても♪

「ふんわりフルーティー♪パネトーネ」の詳しいレシピページはこちら

動画でおさらい

パネトーネマザーをイーストの代わりに使う方法

パネトーネマザーは、三つの点に注意すればインスタントドライイーストの代用とすることができます。

パネトーネマザーにはグルテンの結合を強くする力があるので、ふわふわに仕上げたいパンに使うのがおすすめ。

かみごたえのある食感のパンやこねずに作るハードパンには不向きです。

使用量

パネトーネマザーの使用量の目安はイーストの約5倍。
ですが、もともとイーストの量が多いレシピもあるので、パネトーネマザーの量は粉の8%までに抑えましょう。

多く入れすぎると酵母臭がきつくなったり、生地がかたくなったりします。

水分量

イーストより分量が多く、吸水が増えるので生地がかたくなることがあります。
レシピによっては水分を2〜3%増やすと良いでしょう。

発酵に少し時間がかかる

イーストよりも発酵に時間がかかることがあります。
時間にとらわれることなく、生地が約2倍の大きさになるまで発酵時間を取りましょう。

パネトーネマザーを使ってふんわりおいしいパネトーネを作ろう


パネトーネマザーを使えば、イタリアで長く愛されるパネトーネ種の風味を手軽に楽しむことができますよ。

お祝い事やクリスマスに、ぜひパネトーネを作ってみてください。

【おすすめの特集】クリスマスケーキ&お菓子レシピクリスマスケーキ&お菓子レシピの特集はこちら

date
2019/12/12
writer
aoi
category
パン作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
aoi

パンやお菓子を作ることが子どもの頃から大好き。自宅にてパン教室を主宰。パン作りの楽しさを伝え、パンのある食卓を提案しています。

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