生クリーム入りのパンを作ろう
お菓子作りでは、ムースやガナッシュ、デコレーションにと頻繁に使われる生クリーム。
パンに使う場合は、フルーツサンドのように後からトッピングするものを想像する方が多いのではないでしょうか?
そんな生クリームを、今回はパン生地に練り込んで使ってみました。
生クリーム入りのぜいたくなパン、「ミルクとココアの渦巻きパン」のレシピをご紹介します。
パン生地に生クリームを入れるメリットは?
生クリームをパン生地に加えるときは、仕込み水の一部を生クリームに置き換えればOK。
入れすぎると生地がべたつき、扱いにくくなるので注意してくださいね。
少し加えるだけでも、パン生地に違いを出すことができるのが生クリームのすごいところ。
生クリームをパン生地に加えるメリットは2つあるので、確認してみましょう。
しっとりやわらかな食感が楽しめる
生クリームに含まれる乳脂肪分が加わることで、しっとりとしたやわらかなパンになります。
口どけもなめらか。
老化が遅くなり、日持ちする
生クリームに含まれる乳脂肪分の効果により、パンの老化が遅くなります。
やわらかい食感が比較的続くため、日持ちのするパンに。
ミルクとココアの渦巻きパンのレシピ
材料(メッシュ型1台分)
ミルク生地
- 強力粉…150g
- イースト…1.5g
- 砂糖…20g
- 塩…2g
- バター…15g
- 牛乳…75g
- 生クリーム…30g
- 全卵…15g
ココア生地
- 強力粉…150g
- ココアパウダー…3g
- イースト…1.5g
- 砂糖…20g
- 塩…2g
- バター…15g
- 牛乳…75g
- 生クリーム…30g
- 全卵…15g
下準備
- 型にオイルスプレーをしておく。
- オーブンを焼成温度より20℃高い温度で予熱しておく。
作り方
- こね機やホームベーカリーにそれぞれの生地の材料を入れてこねる。
*生地温度や発酵温度に差をつけると、一次発酵の終了時間をそろえることができます。
後でこねる生地の仕込み水を温めたり、発酵器と常温で一次発酵したりするなどの調節方法がおすすめです。
2つの生地をまとめてこねてもOK。その場合は、ココアパウダー以外の材料をまとめてこねます。
こね上がる5分前に生地を取り出して2等分し、片方にココアパウダーを入れてこね上げましょう。
*お使いの機械によってこね時間は違いますので、調整してください。 - ボウルに移してラップをかけ、室温で40分間~1時間一次発酵。
*室温によって前後します。 - 一次発酵後終了目安は、生地が2~3倍の大きさになるまで。
- それぞれの生地を軽く丸め直す。
パンマットの上に置き、ぬれ布巾をかぶせて15~20分間ベンチタイム。 - 成形する。
軽く手で押さえて空気を抜き、めん棒を上下(縦)にかけて長さ約35cmになるまで伸ばす。
*めん棒を上下にかけたら、生地を一度パンマットから浮かせましょう。
そのままめん棒をかけ続けるより、生地を浮かせて動かしながらのほうが、生地は伸びやすいです。
生地が伸びにくければ、休ませながらゆっくり行ってください。 - メッシュ型の場合、生地の横幅は約15cmになるように伸ばす。
成形が終わった時点で型の長さより短いようであれば、ころころと転がして長さを出してください。 - ミルク生地の上にココア生地を重ねて、上から軽くめん棒をかける。
- 手前から奥に向かってくるくる巻く。
- とじ目を下にして型に入れる。
- 35℃で40~50分間二次発酵。
型の8~9分目まで生地が膨らんでいればOK。 - 焼成する。
ガスオーブン、180℃~190℃で25~27分間。
電気オーブン、190℃~200℃で25~30分間。
*お使いのオーブンによって温度や時間は調整してください。 - 完成!
本来、生クリームを入れたパンは耳までやわらか。
ですが今回は、パンの耳がしっかりめに焼き上がるようにメッシュ型を使って焼き上げました。
外側のカリッとした食感と、内側のやわらかな食感のコントラストで、より生クリームの効果を感じてもらえると思います。
「ミルクとココアの渦巻きパン」の詳しいレシピページはこちら。
リッチな味わいのパンを楽しんで♪
生クリームは、パン生地にほんの少し加えるだけでも効果絶大。
生クリームが余ったときの使い方としてもおすすめです。
リッチでふわふわのパンは老若男女問わず人気。
ぜひ、生クリームを入れて作ってみてくださいね!
cottaコラムでは、他にも生クリームが余ったときにおすすめの使い方をご提案しています。
併せてお楽しみください。
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