映画にもでてくるキューバサンド
映画を観ているとおいしそうな料理やスイーツが出てきて、見終わった後に無性に食べたくなることがありませんか?
2014年公開のアメリカ映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」に出てくるキューバサンドも、そんな食欲をそそる料理のひとつです。
でも、キューバサンドを扱うお店は日本にはあまりないですよね。
だったら、自分で作ってみちゃいましょう!!
キューバサンドとは
キューバサンドとは、キューバ発祥のサンドイッチで、キューバ移民がフロリダに持ち込み、広まったと言われています。
キューバンブレッドというパンにマスタード、ローストポーク、ハム、チーズ、ピクルスを挟み、サンドイッチプレスで焼いたものです。
表面にバターを塗って焼くのでまわりがカリッとした食感になります。
ローストポークは「モホローストポーク」といって、柑橘果汁を使ったマリネ液に豚肉をつけ込んで焼いたものが主流です。
キューバサンドを作る
まずは、メイン具材となるローストポークを作ります。
ローストポーク
材料
- 豚肩ロースブロック肉…400g
- オリーブオイル…50g
- 100%オレンジジュース…100ml
- にんにく…2 ~3かけ
- 塩…小さじ1
- ブラックペッパー…少々
*オレンジ果汁を絞り、オレンジの皮を入れるとより良いですが、手軽に作るために今回はオレンジジュースを使用しました。
*好みでローズマリーやタイムなどのハーブ類を入れるとより風味がつきます。
作り方
- 豚肩ロースブロック肉を、味が染み込むようにフォークなどで数カ所刺し、塩とブラックペッパーをすり込む。
- ビニール袋にオリーブオイル、オレンジジュース、にんにくと豚肩ロースブロック肉を入れ、冷蔵庫で一晩寝かせる。
- 豚肩ロースブロック肉を冷蔵庫から出して30分ほど室温に戻した後、フライパンで表面を焼く。
- 表面に焼き色がついた豚肩ロースブロック肉をアルミホイルの上において、180℃に予熱したオーブンで30分じっくりと焼く。
- オーブンから取り出したら、アルミホイルで包んで粗熱を取る。
ローストポークができたら、いよいよキューバサンドを組み立てていきます!
組み立て
材料
- バゲット…15cm ~20cm
- バター…適量
- ローストポーク…2 ~3枚(5mmスライス)
- ハム…2枚
- チェダースライスチーズ…1枚
- マスタード…適量
- ピクルス…2個(好みの厚さにスライスしておく)
- バター…20g程度
*キューバンブレッドはバゲットで代用。ソフトフランスパンのような柔らかめで気泡が少ないもののほうが、キューバサンドには向いています。
*マスタードは粒マスタードを使いましたが、イエローマスタードでも良いかと思います。
作り方
- バゲットを横半分に切り開き、内側にバターを塗る。
- バターを塗った面を下にしてフライパンで軽く焼く。
- バゲットの内側にマスタードを塗り、ローストポーク、ハム、チェダースライスチーズ、ピクルスを挟む。
- フライパンにバターの半量を溶かし、バゲットを乗せたらフライ返しなどでギュッと押さえながらこんがりと焼く。焼き色がついたら裏返す。
残りのバターを追加し、同様にフライ返しで押さえながら焼く。
*バターをたっぷり使ってギュッと押して焼くのがポイントです。
- 焼けたら食べやすいサイズにカットして出来上がり。
外はバターでカリカリに焼けて、中はチーズがとろ〜り。お肉はジューシーですが、ピクルスとマスタードの効果もあり、意外とさっぱり。
でも、食べ応えはばっちりのキューバサンドに大満足です。
驚きのおいしさをぜひ味わってみてください
ローストポークを作るというと、ちょっとハードルが高く感じてしまうキューバサンド。
でも、ローストポークを空いている時間に作っておけば、それ以外は作るのにそれほど手間はかかりません。
ホットサンドともハンバーガーとも違うキューバサンド。
食べてびっくりの驚きのおいしさなので、みなさんぜひ一度作ってみてください!!
*「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」はどんな映画?
ロサンゼルスの有名レストランで料理長を務める主人公が、口うるさいオーナーや酷評する料理評論家と衝突して店を辞めてしまう。そして、マイアミで食べたキューバサンドのおいしさに感動し、元妻、息子、仲間と協力してフードトラックでキューバサンドの移動販売をするというストーリーです。