お菓子のパーツは作り置きできる!
こんにちは。chiyoです。
お菓子の作り置き、後編です(前編はこちら)。
後編では、お菓子を完成前のパーツで保存する方法をお伝えします。
お菓子のパーツの作り置きについて
完成手前の作り置きでは冷凍庫が大活躍。
タルト生地やパイ生地を冷凍庫に入れてストックしておき、作りたいときに成形するところから始めます。ムースなども冷凍保存できますよ。食べる当日にスポンジやクリーム、フルーツなどと一緒に組み立てれば短時間で立派なケーキの出来上がり。
冷凍保存をうまく活用して“お菓子のパーツの作り置き”をしておけば、お菓子作りが簡単に効率よくできるはず。
私が実際に活用している冷凍保存方法をご紹介します。
*保存期間はあくまで目安です。
*冷凍庫の温度設定や作り方によって多少変わります。
タルト生地(パートシュクレもパートブリゼも同様)
タルト型1台分ずつをラップで包み密封袋へ入れ、冷凍庫へ。
約1か月保存可能。
冷凍したものは冷蔵庫で解凍して使用する。
冷蔵保存も2、3日程度なら可能。
パイ生地
お店で売っている冷凍パイシートのように薄く伸ばした状態にして、冷凍保存で約1ヶ月保存可能。
どのように使うか決まっている場合は、使う大きさにカットして冷凍しておくと便利です。
アーモンドクリーム
タルト生地を作る時に一緒に仕込んでおけば、とっても楽にタルトが作れます。
アーモンドクリームができあがったら、2日程度冷蔵庫で生地を落ち着かせてから冷凍庫に入れた方がおいしくなると思います。熟成させるイメージです。作り方によって変わるかと思いますので色々試してみてください。
密封容器などに入れて約1か月は保存可能。
ジェノワーズ
焼きあがったジェノワーズをラップでしっかり包んで密封袋に入れて冷凍庫へ。匂い移りが心配なのでしっかり密封してください。
約1週間保存可能。
*ほかの食材と一緒に冷凍すると匂いがつきやすいので注意してください。
ムース
密封容器に入れ、冷凍庫へ。
約1週間保存可能。
冷蔵庫で解凍して使ってください。
*こちらも匂いがつきやすいので長期間の保存は不向き。
クランブル
焼く前の状態で密封袋に入れて約2~3週間保存可能。
使う時はそのままケーキなどにふりかけて焼成。
シュー皮の作り置き
冷凍での作り置きで私が「画期的!」と思ったのはシュー皮です!
一度凍ったシュー皮がオーブンの中で膨らんでいくのが不思議で、目を疑ったぐらいです。
これは本当に便利なので詳しくご説明しますね。
作り方
- シュー生地を作る。今回はこちらのレシピを参考にさせてもらい作りました。
- シュー生地をレシピどおりに作り、好きな大きさでオーブンシートに絞り出す。
- 絞り終わったら冷凍庫に入れ、しっかり冷やし固める。
- 固まったらシートから外し、袋に入れて再び冷凍庫へ。
- 焼く時はオーブンシートを敷いた天板に並べて溶き卵を塗り、手で触って柔らかくなってきたのを確認したらオーブンに入れる。
200℃に予熱しておいたオーブンを180℃に設定し直して30分間、170℃に下げて15分間焼成。 - 作り置きしていたキャラメルソースを生クリームと合わせて作った、キャラメルクリームを絞ってシューを仕上げました。
https://recipe.cotta.jp/recipe.php?recipeid=00007568
冷凍庫で約1か月保存できます。
*ご家庭のオーブンに合わせて温度・時間の調整をしてください。
しっかり膨らみます。今回は作り置きしてあったクランブルをのせて焼きました。
作り置きのススメ
工程が多く作るのが面倒になってしまうケーキや、やることが盛りだくさんで時間が足りないパーティーの準備などでも作り置きは大活躍!
“お菓子のパーツの作り置き”をしておくことで、当日はびっくりするくらい短時間で難易度の高いケーキを仕上げることができます。
お菓子の作り置きとひとことで言っても、いろいろなパターンの作り置きがあります。
ご自身の生活スタイルに合ったお菓子の作り置きがきっと見つかるはず。
「お菓子の作り置き」始めてみませんか?