パーティを華やかに彩るサンドイッチケーキ
サンドイッチケーキと呼ばれるメニューをご存じでしょうか。
またの名前をスモーガストルタ。こちらの名前の方がなじみがないですよね。
私もイメージが湧きませんでした。
スウェーデン語でスモーガスはサンドイッチ、トルタはケーキという意味だそう。
見た目はケーキのようですが、食べてみるとサンドイッチという甘くないケーキ。
スウェーデンでは、夏場の誕生日パーティーなどで作られるんですって。
華やかな見た目がなんともフォトジェニック。
こんなサンドイッチでパーティーを楽しむのもすてきですね。
今回は、サンドイッチケーキの色々なバリエーションをご紹介します。
サンドイッチケーキのポイント
サンドイッチケーキの作り方は、サンドイッチを作る要領と同じ。わんぱくサンドではなく、昔ながらのサンドイッチを組み立てるように作ります。
作り方のポイント
- 水気でパンがベトベトになりやすいので、野菜の水分はしっかり取っておく。
- パンは薄切りのものを使用する。
- クリームを分厚く塗ると、安定感がなくなり倒れる原因になるので薄めに塗る。
マッシュポテトベースのサンドイッチケーキ
下準備でマッシュポテトと卵サラダを作ります。
マッシュポテト
材料
- ジャガイモ…200g
- バター…25g
- 牛乳…60g
作り方
- 皮をむいたジャガイモをゆで、やわらかくなったらザルにあけて水分をとばす。
- フードプロセッサーにジャガイモとバター、牛乳を入れて滑らかになるまで回す。
卵サラダ
材料
- 卵…1個
- マヨネーズ…適量
- 塩こしょう…適量
- パセリ…適量(みじん切りにしておく)
作り方
- 卵をゆでる。
- ゆでた卵をみじん切りにし、マヨネーズと塩こしょうで味を整えパセリも入れる。
下準備が出来たら、いよいよサンドイッチケーキを作ります。
組み立て
材料
- 食パン(薄切り)…4枚
- マッシュポテト…適量
- レタス…3枚程度
- スライスチーズ…3枚
- ハム…3枚
- 卵サラダ…適量
- マヨネーズ…適量
- バター…適量
- エディブルフラワー…お好みで
*サンドする具材は、オーソドックスなものがおすすめです。
作り方
- 食パンをセルクルで丸く抜く(今回は10.5cmの丸セルクルを使用)。
- 食パンにバターを塗り、レタスとチーズのせ、両面にバターを塗った食パンで挟む。
- ハムとチーズ→パン(両面バター)→卵サラダとチーズ→パンと積み重ねていく。
- ラップなどで包んで落ち着かせる。
- マッシュポテトを側面、上面に塗る。
- エディブルフラワーで飾り付ける。
のせるだけでかわいく華やかになるので、エディブルフラワーでの飾り付けはおすすめです。
動画でおさらい
サワークリームベースのサンドイッチケーキ
たっぷりの野菜をサンドして、飾りにもトマトや緑の葉っぱを使ったサラダ感覚のサンドイッチケーキです。
材料
- 食パン(薄切り)…8枚
- マヨネーズ…大さじ2程度
- サワークリーム…200g
- お好みの野菜(トマト・スプラウト・キュウリ・フリルレタス・アボカドなど)…適量
- その他の具材(ハム、卵など)…適量
- バター…適量
作り方
- ゆで卵を作り、薄くスライスしておく。
- サワークリームとマヨネーズを混ぜ合わせる。
- パンにバターを塗り、好きな順番でゆで卵、ハム、野菜などを挟みパンを重ねる。同じように積み上げていく。
- ラップなどで包んで落ち着かせる。
- ラップを外して食パンの耳を切り落とし、サワークリームとマヨネーズで作ったクリームを側面、上面に塗る。
- トマトなどで飾り付ける。
今回は飾り付けに以下の野菜を使用しました。
- マイクロトマト
- 黄色プチトマト
- プチトマト
- アイスプラント
- ミント
- バジル
- ローズマリー
食パンの表面に塗るクリームは、クリームチーズとヨーグルトを合わせたクリームや、豆乳とマヨネーズを合わせたクリームもおいしいです。
比率も決まりはありませんので、お好みで合わせてください。
形も組み合わせも自由なサンドイッチケーキ
小さなセルクルで抜いて具材を重ねるだけでも、とってもかわいいプチサンドイッチケーキが出来上がります。
丸いパンで作ればセルクルで抜く必要もなく、大きなサンドイッチケーキに。
パンの種類をライ麦の入っているような黒いパンに変えれば、断面がグッと大人っぽくなり、コントラストがとってもきれいなサンドイッチケーキが出来上がります。
パーティーに活躍しそうなサンドイッチケーキ
デコレーションケーキを作るよりも、肩肘張らずにチャレンジできるのがサンドイッチケーキの魅力の一つです。野菜もたっぷり取れるので、罪悪感なくいっぱい食べられそうですね。
パーティーでサンドイッチをお作りになるときには、縦に重ねてケーキ仕立てにしてみてください。
いつもと違ったサンドイッチに歓声が上がること間違いなしですよ。