焼き菓子のラッピングをよりきれいに
焼き菓子をラッピングする際に大事なことってなんだと思いますか?
重要なのは、袋への入れ方なんです。
袋に入れるときにちょっとした工夫を凝らせば、仕上がりがワンランクアップすること間違いなし!
今回は、焼き菓子をきれいに袋に入れるための裏技をお教えします。
袋に入れる際に気を付けなければいけないのはなぜ?
焼き菓子を袋にそのまま入れると、袋の上部にお菓子や油分が付着してしまいますよね。
実はこれが残念ポイント。
細かな生地や油分が袋に付いていると、見た目がよくありません。
そしてなにより問題なのが、シーラーできちんと接着できない原因になってしまうこと。
下の写真、シーラーの接着面に生地が入り込んでいるのがお分かりになるでしょうか。
こうなってしまうと、袋と袋がきっちりくっつかず、空気が入ってしまうなんてことに。
せっかく乾燥剤や鮮度保持剤を入れても、効果が半減してしまいます。
クッキーをきれいに入れる方法
バターたっぷりのクッキーは、袋に油脂が付きやすいのが難点。
油脂の跡が付かないようにするため、クッキーが直接袋に触れないようカバーを作って入れましょう。
用意するのは、クッキングシートやワックスペーパーを1枚。
- 紙を小分けする袋より大きめにカットし、半分に折って袋にさし込む。
- 紙と紙の間にクッキーを入れる。
- クッキーが入ったら、紙を抜き取ればOK。
コツは、一気にたくさんクッキーを入れすぎないこと。
紙がずれてしまい、失敗してしまう原因になります。
紙を使わずに入れたものと使用したもので見た目を比べてみましょう。
紙のカバーを使ったものは、袋の上部がきれい♪
スノーボールなどの砂糖をまぶしたクッキーにも活用できますよ。
小さなクッキーにはトングを使うのもおすすめ
これはトングに収まるような小さなお菓子におすすめの方法。
トングにクッキーをのせて挟み、袋に入れたらそっとトングを外すだけ。
手持ちのものでサイズが合えば、手軽に試せます。
カットしたパウンドケーキなどをきれいに入れる方法
断面の細かな生地や油脂分が袋に付きやすいパウンドケーキ。
袋の上部は、気を付けていても汚れやすいのではないでしょうか。
パウンドケーキもクッキーと同じように、クッキングシートなどでカバーしましょう。
ただし、やわらかなお菓子は先に覆っておくのがポイントです。
- クッキングシートなどでパウンドケーキを包み、袋にさし込む。
- 下に滑らせる。
- パウンドケーキが袋の底部についたら、紙を引き抜けばOK。
ポイントは、パウンドケーキより少し余裕を持った大きさのクッキングシートに包むこと。
袋に入れるときに滑らせやすいので、うまく入れることができます。
大きすぎても入れにくいので、バランスを見てカットしてくださいね。
紙を使わずに入れたものと使用したもので見た目を比べてみましょう。
紙で包んで入れた袋は、細かな生地も付いておらずきれい◎
この方法は、マドレーヌやフィナンシェなどのお菓子にも応用OK。
パウンドケーキを1本丸ごと袋に入れる際にも使うことができます。
手袋を使えばより安心
手作りのお菓子をラッピングするときに気を付けたいのが衛生面。
ポリエチレン製などの手袋を使うと、安心感が増しますよ。
手袋を選ぶ際に大切にしたいのが、食品衛生法などの規格基準に適合したものを使用すること。
パッケージなどに記載されているので、購入時に確認しましょう。
基準を満たしている手袋なら、クッキー生地をまとめたりハンバーグをこねたりするときにも安心して使えます。
もちろん、お掃除などの家事にも大活躍◎
また、手袋の使用をおすすめしたいのがチョコレート。
ボンボンショコラやマンディアンなどつやつやのチョコレートを手に持ったとき、指紋が付いてしまってショックを受けたことはありませんか?
手袋は、指紋を付けたくない繊細なお菓子を触るときにもおすすめです。
動画でおさらい
手作りお菓子を贈るのに大切なこと
ちょっとした工夫でより安心して贈ることのできる手作りお菓子。
油脂分などの汚れのないきれいな袋やきちんと留まったシーラーは、ラッピングの仕上がりをぐっと格上げしてくれるはず。
シンプルなラッピングもより映えますよ。
ぜひお試しください。