パウンド型を使ってパンを焼いてみよう!
ケーキ型でおなじみの「パウンド型」を使って、小さなサイズの食パンを焼いてみませんか?
今回は「ワンローフ」と呼ばれている成形で、ふんわり軽い食感の食パンが作れるレシピをご紹介します。
ワンローフ成形ってどんなもの?
ワンローフ成形は生地を一本の棒状に成形する方法で、アメリカではポピュラーな成形方法。
ワンローフ成形で焼き上げたパンは、クラムの気泡がやや粗めで軽い焼き上がりになるのが特徴。
そのまま食べればふんわりやわらかい食感が楽しめ、サンドイッチにも◎
サクサク食感が楽しめるトーストもおすすめです。
日本とアメリカでは「ワンローフ」の意味が違う?
400gくらいの生地を 1斤型(ワンローフ型とも呼ばれます)に詰めて焼き上げたパン(食パン)のことを「ワンローフ」と呼ぶこともありますが、これは日本独特のもの。
レーズンやナッツなどを練り込んだ食パンを通常の食パンと分けるために、この成形をすることが多いようです。
アメリカでは、「ワンローフ=ひとつのパン」という意味で使われています。
パウンド型で焼くワンローフ食パンのレシピ
今回使用するパウンド型のサイズは180×80×H60mm(底寸165×70mm)。
このサイズで2本分焼き上がるレシピです。
材料(2本分)
- 強力粉…250g
- きび砂糖…20g
- 塩…5g
- インスタントドライイースト…2.5g
- 水…145g
- 牛乳…30g
- 無塩バター…20g
下準備
- パウンド型に油脂(スプレーオイル・ショートニング・無塩バターなど)を塗る。
- オーブンを250℃で予熱する(成形が終わったら予熱スタート)。
作り方
- ホームベーカリーなどのこね機に無塩バター以外の材料を入れ、10~12分間こねる。
- 無塩バターを加えて8~10分間こねる。
- こね上がった生地をボウルに入れてラップをかけ、28~30℃で50~60分間一次発酵。
- 2個に分割(1個当たり約230g)して楕円形に丸め、ビニール(またはラップ)をかけて15~20分間ベンチタイムを取る。
- とじ目を下にして、めん棒で伸ばしてガスを抜く。
- 裏返してとじ目を上にして、奥から1/3くらい折って押さえる。
- 180度向きを変えて置き直し、奥から半分折って押さえる。
- 半分に折ってとじ目をとじ、とじ目が真下になるようにしてパウンド型に入れる。
- 36~38℃で50~60分間最終発酵。
- 最終発酵が終わったら表面に霧吹きをして、200~210℃で20~24分間焼成。
- 完成。
*こね時間はこね機によって異なるので目安です。
フィンガーテストをして指穴が残れば発酵終了。
さらに奥から2/3くらい折って押さえる。
*型から2~3cmくらい上まで膨らむのが目安。
「パウンド型で焼く ふんわり軽い♪ワンローフ食パン」の詳しいレシピページはこちら。
焼き上がった食パンで楽しむおいしいアレンジ
トーストするとサクサク軽い食感のワンローフ成形の食パン。
アレンジトーストを楽しむのはいかがでしょう。
フレンチカフェ気分で♪「クロックムッシュ」の作り方
- スライスした2枚のパンの片面にベシャメルソースを薄く塗り、ハム1枚とシュレッドチーズ5gを挟む。
- 表面にベシャメルソース大さじ1とシュレッドチーズ7gをのせて、オーブントースターで焼き色が付くまで焼く。
- お好みで、ブラックペッパーやピンクペッパーをトッピングすれば出来上がり。
コーンたっぷり!「コーントースト」の作り方
- 食パンを端から3cmの厚さに切り、中をくり抜く。
- 中にベシャメルソース大さじ2にパルメザンチーズ小さじ1/2を混ぜたソースを入れて、オーブントースターで2分間焼く。
- 一度取り出し、オリーブオイルとブラックペッパー少々であえたホールコーン大さじ2をのせて3分間焼く。
- 仕上げにみじん切りにしたパセリを振りかければ出来上がり。
同じ生地でバリエーションも レーズンブレッドのレシピ
同じ食パン生地にシナモンとラムレーズンを練り込んだレシピもおすすめですよ。
「パウンド型で焼く シナモンレーズンブレッド」の詳しいレシピページはこちら。
パウンド型で食パン作りをもっと楽しもう
パンの焼き型としても大活躍するパウンド型。
ワンローフ成形の食パンがうまくできれば、次は山型食パンにもチャレンジ♪
パウンド型を生かしてパン作りを楽しんでくださいね。