アップサイドダウンケーキをご存じですか?
アップサイドダウンケーキは、型の底にフルーツなどを並べ、上から生地を流し込んで焼いたもの。
仕上げにひっくり返して、底に並べたフルーツを表面にすることから、「ひっくり返った=アップサイドダウン」の名が付いたといわれています。
いろんなフルーツや生地で作ることのできるアップサイドダウンケーキ。
今回は、焼いてもおいしいバナナをたっぷり使ったレシピをご紹介します。
カラメルバナナのアップサイドダウンケーキ(丸マンケ型6寸1台分)
熟してないバナナを使うと、酸味が強くなるので要注意!
熟したサイン、“シュガースポット”が出ているものを用意してくださいね。
カラメルを作る
材料
- グラニュー糖…50g
- 水…10g
- 水(後入れ用)…10g
- バナナ(型に敷き込む用)…3本
下準備
- 型に無塩バター(分量外)を塗る。
*用意する型は共底のもの。底取の型を使うと、隙間からカラメルが流れ出してしまいます。
作り方
- 鍋にグラニュー糖と水10gを入れ、加熱する。
- ちょうどよいと思う色の少し手前で火を止めて、様子を見る。
- 型にカラメルを流して冷蔵庫で冷やし固め、縦半分にカットしたバナナを入れる。
- 生地を流すまで冷蔵庫に入れておく。
すぐに色づきが進んでくるので、良いと思う色になったら後入れ用の水を加え、鍋を揺する。
*やけどをしないにように気を付けてください。
*型の大きさや形に合わせてカットするのがポイント。
幅に合わせたり、バナナの曲線を生かしたりして、底一面に敷き込みましょう。
生地を作る
材料
- 無塩バター…60g
- さとうきび糖…60g
- 卵(Mサイズ) …1個(約52g程度)
- 薄力粉…80g
- ベーキングパウダー…1g
- バナナ…100g
*ない場合はグラニュー糖や粉砂糖でもOK
下準備
- バターをやわらかくしておく。
- 卵を常温に置いておく。
- 薄力粉とベーキングパウダーをあわせてふるっておく。
- バナナをフォークでつぶしておく。
- オーブンを170℃に予熱する。
作り方
- やわらかくしたバターを、ハンドミキサーで均一なかたさになるまでほぐす。
- さとうきび糖をふるい入れる。
- 白っぽくなるまでハンドミキサーで混ぜる。
- 卵を6~7回に分けて加え、都度混ぜる。
- 生地が分離しそうになったら、ふるっておいた粉類を全て加えて混ぜ、残りの卵を混ぜる。
- つぶしたバナナを混ぜ込む。
- 型に生地を入れ、ゴムベラで表面を平らにする。
- 170℃で40~45分間焼く。
- 型を台に打ちつけてショックを与え、温かいうちに板などを当ててひっくり返す。
- 冷めたら、お好みの大きさにカットして出来上がり。
*湿気でダマができていることがあるので、ふるってくださいね。
*加えるごとにハンドミキサーで攪拌し、ゴムベラで周囲を払って混ぜ込みましょう。混ぜ残しがあると分離しやすくなります。
*5回目くらいの卵投入を目安に、生地の状態に注意してください。
粉類を加えたら、ゴムベラに持ち替えて混ぜ込みましょう。
*バナナがずれても、温かいうちならパレットナイフなどで形を整えることができます。
崩れやすいので、粗熱が取れるまでは触らずに置いておきましょう。
カラメルがナイフに付くとカットしにくくなります。
お湯で温めて水気を拭き取ったナイフを使うと、きれいにカットできますよ。
パウンド型でアレンジも♪
今回のレシピは、パウンド型で焼いても◎
パウンド型にあわせて、型の底に敷き詰めるバナナは1本分くらい。
マンケ型からパウンド型に変えると生地部分が厚くなるので、違う食感が楽しめます。
基本的に焼成温度・時間はそのままでOK。ですが、オーブンによって熱の入り方が異なるため、様子を見て取り出してくださいね。
焼きっぱなしでも華やか!アップサイドダウンケーキ
底に敷き詰めたフルーツが、焼きっぱなしのケーキをぐんと華やかにしてくれるアップサイドダウンケーキ。
簡単に作れるので、ぜひお試しください。