イギリスのクリスマススイーツといえば?
イギリスの代表的なクリスマスのお菓子といえば、クリスマスプディング。
本場イギリスのクリスマスプディングは、日本人がイメージする「プディング」とは全く別物。
今回はイギリスのクリスマスプディングをご紹介しながら、日本人にも食べやすい「アレンジプディング」をご紹介します。
クリスマスプディングってどんなもの?
日本で「プディング」といえば、卵と牛乳などで作るカスタードプリンのことですよね。
ですがイギリスでは、「プディング」という言葉が、日本よりもはるかに幅広い意味で使われています。
イギリスのクリスマスプディングは、小麦粉・パン粉・卵にたっぷりの洋酒漬けドライフルーツとスパイス、牛脂を混ぜて蒸し上げたもの。
それを、じっくり熟成させてから食べるそう。
また、プラムを使うことが多く、「プラムプディング」と呼ばれることも。
クリスマスプディングを作るときに、願い事をしながら生地を混ぜるなんていうエピソードもあり、クリスマスのお菓子という感じで心が弾みます。
作る工程でっていうのが、作り手にしてみたらなんだかうれしいですよね。
アレンジクリスマスプディングのレシピ(容量170mlのプリンカップ2個分)
今回ご紹介する私のクリスマスプディングは、どちらかというと日本のプディング寄り。
「濃厚な大人の具だくさんプディング」といってもいいかもしれません。
カラメルを作る
材料
- 水…5g
- グラニュー糖…25g
- 水…5g
下準備
- プリンカップにバターを塗っておく。
*塗らなくてもよいですが、塗ったほうが型から外しやすくなります。
作り方
- 鍋に水5gとグラニュー糖を入れて火にかける。
- 茶褐色になったら火を止め、水5gを入れて焦げを止める。
- プリンカップにカラメルを入れる。
プディング生地を作る
材料
- オートミール…25g
- 牛乳…100g
- 全卵…55g
- 卵黄…20g
- グラニュー糖…20g
- カソナード(グラニュー糖で代用可)…5g
- 生クリーム…70g
- ドライアプリコット…20g
- カレンズ…10g
- ミックスフルーツ…20g
- ラムレーズン…15g
cotta オートミール 1kg
日本フルーツ ドライアプリコット 1kg
cotta カレンズ 200g
cotta ドライミックスフルーツ 200g
cotta ラムレーズン 200g
下準備
- ドライアプリコットを細かく刻み、他のフルーツも用意しておく。
- 蒸し器を用意して、蒸気が上がるようにしておく。
作り方
- オートミールと牛乳を鍋に入れて火にかけ、沸騰直前まで温める。
- ボウルに全卵と卵黄を入れて、軽くほぐす。
- 生クリームを入れて混ぜる。
- 準備しておいたフルーツを3のボウルに入れて混ぜる。
- 1のオートミールと牛乳を入れて混ぜる。
- カラメルの入ったカップに注ぎ入れる。
- アルミホイルでふたをして、蒸し器で蒸す。
- 出来上がり。
火を止めてそのまま放置し、オートミールをふやかす。
その後、グラニュー糖とカソナードを入れてホイッパーで混ぜる。
*混ざれば良いので泡立てる必要はありません。
*目安は、弱火で約35分間。
コンロの火力や蒸し器によって時間は変わるので、調整してください。
竹串を刺して何も付いてこなければOK。
半日以上冷蔵庫で寝かせて落ち着かせてから、型から外してお召し上がりください。
型から外しにくければ、側面を温めると外しやすくなります。
少し大きめのプリンカップで作っていますが、お持ちのプリンカップで作ることもできます。
「アレンジ クリスマスプディング」の詳しいレシピページはこちら。
型から外すと流れ出すカラメルとドライフルーツたっぷりのプディングは、ぜいたくなデザートです。
クリスマスプディングで祝うクリスマス
日本でも、最近見かけるようになってきたクリスマスプディング。
いちごのデコレーションケーキやブッシュドノエルに比べると、まだまだなじみがありませんよね。
今年はちょっと雰囲気を変えて、プディングでクリスマスを楽しんでみるのはいかがでしょうか。