レンジで作ろう!くるみゆべし
もちもちとしたやわらかい生地に、しょうゆや砂糖などで味を付けた、甘じょっぱいお菓子「くるみゆべし」。
くるみのザクザクとした食感も楽しめる、素朴な味わいが魅力です。
今回は、レンジで作れる「くるみゆべし」のレシピをご紹介します。
ゆべしとは
ゆべしとは、古くから伝わる和菓子のひとつで、地域によって味や形が異なり、その土地ならではのゆべしが存在しています。
「ゆべし」は、漢字で「柚餅子」と書くように、本来はゆずを使用したもの。
くるみゆべしは、ゆずを入手することが困難だった東北地方で、代わりにくるみを使って作られたのだとか。
現在でもその地方のゆべしは、くるみ入りの餅菓子として広まっています。
くるみゆべしのレシピ
くるみゆべしは、もち粉を使用して蒸すのが一般的な作り方。
今回は家庭で簡単に作れる、レンジを使う方法をお教えします。
なめらかな食感になるよう、白玉粉を使用するのもポイントです♪
材料(約4.5cm×4.5cm高さ2.0cmのもの6個分)
- くるみ…50g
- 水…130g
- 粉末黒砂糖…80g
- 水あめ…20g
- 上白糖…20g
- 白玉粉…100g
- しょうゆ…10g
- オブラートパウダー(片栗粉でも代用可)…適量
作り方
- くるみをフライパンでいる。
- 粗めに刻む。
- 鍋に水・黒砂糖・水あめ・上白糖を入れ火にかけ、40℃くらいに温めて砂糖類を溶かす。
- 耐熱ボウルに入れた白玉粉に、2を少しづつ入れてすりつぶすように混ぜる。
- しょうゆを入れて混ぜる。
- ラップをして、レンジ600Wで2分間加熱する。
- 刻んだくるみを入れて軽く混ぜ、ラップをしてさらに1分半加熱。
- 生地をしっかりと混ぜ、さらに1分半加熱。
- バットにオブラートパウダーを広げて、8をのせる。
- 約10cm×15cm×厚み2cmにのばし、完全に熱が取れるまで冷ます。
- 切れ味の良い包丁を使用して、6等分にカットする。
- カットした断面にパウダーをまぶしたら完成!
*少し色付き、香ばしい匂いがしてきたら火を止めてください。
*一気に入れるとダマになるので注意。
*ムラができるので、ここでしっかりとゴムベラで混ぜてください。
*火が通った部分は、透明感のある茶色に。
*全体に透明感が出てくればOK。
上からもオブラートパウダーをかけて全体にまぶす。
*ある程度冷めたら、1~2時間ほど冷蔵庫に入れても。夏場は、少し冷やしたほうがカットしやすいです。
カットする際のコツ
カットする場所にオブラートパウダーをたっぷりとのせ、包丁を入れながら切り口にパウダーを落とし込むようにすると◎生地が包丁に付きにくいので、きれいに切れます。
「くるみゆべし」の詳しいレシピページはこちら。
くるみゆべしの日持ちは?
くるみゆべしは、当日中がもっともおいしく食べられます。
夏場なら、冷蔵庫で1日程度。
冬場なら、常温で翌日まで。
冷蔵庫に入れると少しかたくなるので、食べる前に常温に戻し、やわらかくしてからお召し上がりくださいね。
2日間冷蔵庫に入れると、食感が変わってしまうので要注意。
冷蔵庫に入れても、翌日までに食べきるのがおすすめです。
くるみゆべしのアレンジ提案♪
ごまでアレンジ
材料
- くるみ…30g
- 水…130g
- 粉末黒砂糖…80g
- 水あめ…20g
- 上白糖…20g
- 白玉粉…100g
- しょうゆ…10g
- 黒すりごま…20g
- オブラートパウダー…適量
基本の作り方は同じです。
くるみを投入するときに、黒すりごまも一緒に入れてください。
ごまの香りが広がる香ばしいごまゆべしの完成!
すりごまは、“白”を使うのもおすすめです♪
「ごまゆべし」の詳しいレシピページはこちら。
ピーナッツバターでアレンジ
ごまの代わりにピーナッツバターを加えるアレンジも◎
ピーナッツのコクが出て、とてもおいしい仕上がりに。
加塩加糖のピーナッツバターを使用して、他の分量はそのままでOKです♪
本来の「柚餅子」のように、ゆずの皮を入れてみるなど、さまざまなアレンジで楽しめそうですね。
ラッピングすれば贈り物にも
プレゼントするなら、くるみゆべしが乾燥しないようにひとつひとつOPPシートで包みましょう。
“和シール”を貼れば、まるでお店のような見栄え。
木製ギフト箱に入れたら、喜ばれるギフトになること間違いなし♪
「木箱と紙帯を使ったくるみゆべしのラッピング」の詳しいラッピングページはこちら。
銘菓をおうちで手作りしよう!
くるみゆべしは販売している場所が限られているので、なかなか出会えないという方もいらっしゃるのでは?
材料さえあればレンジで簡単に作れるので、作りたてを味わってみてほしいです!
プレゼントにも喜んでもらえるこのレシピ、ぜひ作ってみてくださいね♪