甘酸っぱくておいしいグルテンフリーのケーキ
夏にぴったりな焼き菓子、レモンポレンタケーキを作ってみませんか?
レモンポレンタケーキはコーングリッツを使い、グルテンフリーで作れるお菓子。
お持ちの方も多いパウンド型で、気軽に作れるレシピをご紹介します。
ポレンタとは
ポレンタとは、イタリアで主食として親しまれている、トウモロコシの粉を練りあげた料理の名前。
ポレンタを作るトウモロコシ粉は「ポレンタ粉(ポレンタ)」と呼ばれ、アメリカやヨーロッパではお菓子にもよく使われています。
レモンポレンタケーキは、小麦粉のかわりにトウモロコシ粉とアーモンドパウダーをたっぷり使い、風味よく仕上がるお菓子。
小麦粉を加えたときと違いグルテンが出ないので、しっかり混ぜてもかたくならないのがうれしいポイント。材料を順番に混ぜるだけと、工程もとても簡単です。
仕上げに酸味の効いたレモンシロップを染みこませれば、たまらない爽やかさが楽しめます♪
レモンポレンタケーキのレシピ
材料(18cmのパウンド型1台分)
生地
- 無塩バター…100g
- グラニュー糖…90g
- 卵(Mサイズ)…2個
- コーングリッツ…50g
- アーモンドパウダー…100g
- ベーキングパウダー…2g
- すりおろしたレモンの皮…1個分
シロップ
- レモン汁…30cc(レモン約1個分)
- 粉糖…15g
下準備
- コーングリッツ・アーモンドパウダー・ベーキングパウダーは混ぜておく。
- バターは室温に戻す。
- 卵は溶いておく。
- パウンド型に敷き紙を敷いておく。
- 作り始める前にオーブンを180℃に予熱し始める。
作り方
- バターをボウルに入れてハンドミキサーまたは泡立て器で練り、グラニュー糖とレモンの皮を加えて混ぜ合わせる。
- グラニュー糖がよくなじんだら、卵1個分→混ぜておいた粉類の半量→卵1個分→残りの粉類の順に加え、その都度しっかりと混ぜる。
- 型に流して表面をならし、予熱が終了したオーブンで35分間ほど焼く。
- 焼けたらケーキクーラーに型ごとのせ、粗熱を取る。
- 型から取り出して型紙を剥がし、上面に竹串で10か所ほど穴を開ける。
- 粉糖とレモン汁を小鍋に入れて火にかけ、粉糖が溶けたらシロップの完成。
- 出来上がり。
*グルテンが発生しないので、しっかりと力を入れて混ぜ合わせても焼き上がりがかたくなることはありません。
ここまでの工程は、フードプロセッサーで行ってもOK。
竹串を刺しても生地がつかなくなったら焼き上がり。
*表面が焦げそうなときは、アルミホイルをかぶせて火を通してください。
*シロップが染みこみやすくなるよう、均等に深めに差し込んでください。
熱いうちに、ハケを使ってケーキの表面に染み込ませる。
そのまま食べても、冷蔵庫で冷やしてもおいしい♪
当日中に食べきれない場合は、冷蔵庫で数日間保存できます。
ラップでぴったりと包むなど、乾燥には気をつけてください。
レモンの皮について
外国産のものは輸送時の防カビ剤や農薬の心配があるので、有機栽培や国産のものを選ぶようにするとよいでしょう。
手に入らない場合は、皮は使わず果汁だけお使いください。
果汁だけ使うなら、瓶入りのレモン果汁などでもOK!季節を問わず、ぐっと気軽に作れますよね。
アレンジもできる
型を変える
型の材質やサイズに合わせて予熱温度や焼き時間を調整すれば、さまざまな型で焼くことができます。
例えばマフィン型なら、かわいいサイズ感が贈り物にぴったり!
切り分ける必要がないので、おもてなしにも活躍してくれます。
先ほどの分量なら、ティファニーマフィン型1枚分にちょうど(分量外の油脂を塗った型に直接入れて焼いています)。
生地を絞り袋に入れて絞ると、均等に分けるのがらくちんです。
予熱温度170~180℃、焼き時間18~20分間くらいで様子を見てみてください。
裏返すと、また少し印象が変わりますね。
レモンアイシングをかける
よりレモンの風味を強めたい場合、レモンアイシングをかけるのはいかがでしょう。
作りやすい分量は、粉糖50gにレモン汁10gくらい。
粉糖とレモン汁を軽く混ぜながら弱火~中火で加熱。50℃になったら火からおろしてすぐにケーキにかけて。
酸味が強まり、レモン好きにはたまらない仕上がりですよ。
余ったコーングリッツの活用に!
爽やかなレモンの酸味が口いっぱいに広がるレモンポレンタケーキは、ほろっと崩れるような食感で、時間が経ってもしっとり。
コーングリッツの活用法としてもおすすめなので、ぜひ一度お試しください。