レモンピールでパン作り
夏の果実というイメージが強いレモン。ですが、皮ごと安心して使える国産レモンの旬は10月頃から3月頃といわれていて、夏は手に入りにくい果物なんです。
食べたいときに手に入らないのは、残念ですよね。
今回は、完熟したレモンの外皮を使った加工品「レモンピール」で作るパンのレシピをご紹介。
フレッシュのレモンが手に入りにくい時期でも、レモンが楽しめるパンに仕上げました。
レモンピールってどんなもの?
レモンピールのもともとの意味は、レモンの皮。
製菓材料では、レモンの皮をシロップで煮て、乾燥させたものや砂糖漬けにしたもののことを指します。
レモンピールは、フレッシュのレモンがない時期でも、思う存分レモンが堪能できるアイテム。
ジャムよりも水分も甘さも控えめなので、パンやお菓子に使いやすいといえるのではないでしょうか。
また、そのまま使えるので、皮をすりおろしたり果汁を搾ったりする手間が省けるのもうれしいポイント♪
今回のレシピで使用するのは、5mmにカットされたレモンピール。程よい大きさで食感のアクセントにぴったりです。
レモンピールを使うことで、自然なレモンの香りやほろ苦さが際立ち、食感も楽しめるパンが作れます。
レモンピールでもちもちマフィンのレシピ
ご紹介するのは、たっぷりのレモンピールを練り込んで作った、爽やかな風味が楽しめるレシピ。
マフィン型を使って、イングリッシュマフィン風に仕上げました。
天板などでフタをして焼き上げることにより、水分が飛びにくくもちもちした食感に。
小さめのサイズ感と高さのあるフォルムがかわいく、朝食にもおやつにも◎
材料(マフィン型6個取1枚分)
- 強力粉…140g
- ドライイースト…2g
- 塩…3g
- 砂糖…15g
- 太白ごま油…10g
- 水…90g
- レモンピール…40g
下準備
- 型に軽く油脂を塗っておく。
- オーブンは焼成温度より20℃高い温度でしっかり予熱しておく。
作り方
- ニーダーやホームベーカリーに、強力粉から水までの材料を入れてこねる。
- こねが終了したら機械から取り出し、手で軽く丸めなおす。
- 6分割(1つ43~45g)して軽く丸め直し、パンマットの上に置く。
- 成形する。
- 表裏をひっくり返して丸め直す。
- 6個とも同じように丸め直す。
- 下準備で軽く油脂を塗ったマフィン型に入れる。
- 35℃で30~40分間二次発酵。
- オーブンシートをかぶせ、その上に天板やオーブン皿などを置いてフタをする。
- 焼成。
- 型から出してケーキクーラーにのせ、粗熱が取れるまで冷ませば出来上がり。
こね上がり5分前にレモンピールを入れ、残り時間をこねる。
*お使いの機械によってこね時間が違うので、調整してください。
ボウルに移してラップをかけ、室温で40分~1時間一次発酵。
*時間は室温によって前後するので、生地が2.5倍程度に膨らむのを目安に。
ぬれ布巾をかけ、15~20分間ベンチタイム。
とじ目を上にして軽く手で押さえて空気を抜く。
*生地が2倍程度に大きくなるまで発酵させてください。
ガスオーブン、190~200℃で10~12分間。
電気オーブン、200~210℃で12~14分間。
*お使いのオーブンによって火力が違うため、焼成温度・時間は調整してください。
「レモンピールでもちもちマフィン」の詳しいレシピページはこちら。
レモンピールで爽やかな風味を楽しもう
ほろ苦く爽やかなレモンピールをふんだんに使ったマフィンは、食事用パンとしてもおすすめ。軽くトーストしたり、サラダなどをサンドしたりと、お好みでお召し上がりください。
もちろん、そのままもちもち食感を楽しむのも◎
レモンピールを使った爽やかなレモンパン、おすすめです。