人気のカヌレを紅茶フレーバーで楽しもう
カヌレはフランス・ボルドー地方の郷土菓子。外側はバリっと、内側はもっちりとやわらかで、他のお菓子にはない食感が魅力的なスイーツです。
近年さまざまなバリエーションのものを見かけるようになったカヌレ。今回は、紅茶フレーバーが楽しめるレシピをご紹介します。
紅茶カヌレのレシピ
おうち時間に、お茶のお供にぴったりなカヌレを作りましょう。
カヌレは生地を混ぜてから冷蔵庫で休ませるのがポイントのひとつ。前日に仕込んでおけば都合の良い時に焼けるので、気軽に作ることができますよ。
材料(テフロン加工のカヌレ型<直径58×高58mm>5個分)
- 卵黄(S〜Mサイズ)…2個分
- 卵白…卵黄と合わせて55gになる量(およそ20g前後)
- グラニュー糖…100g
- 薄力粉…55g
- 牛乳…270cc
- アールグレイのティーバッグ…2袋
- ティーリキュール…25g
- 溶かした無塩バター…10g
- バニラビーンズ…1/3本分
作り方
- 牛乳・ティーバッグ・さやから削いだバニラビーンズを小鍋に入れて中弱火にかける。
- ボウルに卵黄・卵白・グラニュー糖を入れてよく混ぜ合わせる。
- 1のティーバッグを、ゴムベラの面で鍋肌に軽く押し付けて絞り、取り出す。
- 一度こしてから、最低12時間、できれば20時間冷蔵庫で寝かせる。
- 焼く前に冷蔵庫から1~2時間出しておき、生地の温度を室温に戻す。
- 5の間にやわらかく練ったバター(分量外)を型に塗り、冷蔵庫で冷やしておく。
- オーブンを200℃に予熱する。
- 予熱が終了したオーブンに手早く入れ、55~60分間焼く。
- 型をそっと返して取り出し、ケーキクーラーの上で冷ます。
- 完成!
沸騰直前で火を弱め、耐熱ゴムベラでたまに底を混ぜながら2~3分間煮出す。
火を止めて40℃程度まで冷ます。
*煮立たせたり、底を焦がしたりしないように気をつけてください。
なじんだら、ティーリキュール・薄力粉・溶かしバターの順に加え、その都度混ぜ合わせる。
2に牛乳を少量混ぜ合わせ、なじんだら残りも加えて混ぜ合わせる。
*なめらかになればOK。薄力粉がグルテンを形成してしまうので、あまり混ぜすぎないこと。
ここがポイント
カヌレの生地は、小麦粉に含まれるグルテンの働きを緩和させるために休ませる必要があります。
生地を休ませないと型から大きく飛び出し、焼き色がきれいに付かない原因に。
ここがポイント
型に満遍なくバターを塗るのが、おいしそうな焼き色を付けるポイント!
また、バターの塗り方にムラがあると、うまく外れない可能性があります。型から外れにくいからと勢いよく振って取り出すと、生地が底の部分に偏って目が詰まってしまうことも。
バターはしっかり塗っておきましょう。
生地を底のほうから静かに混ぜて、沈んだ成分を均一にする。
型の8分目まで流し入れる。
ここがポイント
内側が沸騰することで、カヌレ特有の“す”が入ります。そのため、温度が低いと目詰まりの原因に。
寒い時期はオーブンを開けた時に庫内の温度が下がりやすいので、特に注意が必要。あらかじめ10~20℃高く予熱しておき、型をオーブンに入れてから200℃に戻して焼くなどの工夫を。
焼き時間や温度は型の材質やオーブンによって調整してください。
休ませる時間を短縮したいなら米粉でアレンジ!
「休ませる時間が待てない!」という場合におすすめなのが米粉で作る方法。
米粉にはグルテンが含まれていないので、休ませる必要がありません。
「グルテンフリーで作りたい」という場合にも◎
小麦粉で作ったカヌレと米粉で作ったカヌレは、焼き色も見た目も、“す”の入り方もあまり変わりません。
米粉のほうが、幾分軽いカリッとした食感に仕上がります。
米粉で作る場合は…
米粉を使って作る場合は、まずオーブンを予熱。そして型に分量外のバターを塗って冷やしてから生地を作り始めます。
材料の薄力粉を、同分量の米粉に変えればOK!
グラニュー糖は細目のものを使うか、紅茶を煮出した後の牛乳に混ぜ合わせて溶かして加えてください。
生地ができたら休ませず、同じ温度と時間で焼いて出来上がりです。
他のレシピにも応用することができるので、ぜひお試しを。
カヌレ作りを楽しもう
カヌレは、ポイントを押さえれば難しいことはありません。
冬のおうち時間に、紅茶風味のカヌレ作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
おもてなしやプレゼントにも喜ばれること間違いなしですよ♪