かわいくておいしい「べこもち」を作ろう
北海道や青森県で親しまれている郷土菓子「べこもち」。
最近では、SNSなどでかわいくアレンジしたべこもちも見かけるようになりました。
今回はアイスボックスクッキーのように切って楽しめる、くまのべこもちの作り方をご紹介します。
少なめのパーツで、かわいいくまのべこもちを組み立てましょう♪
べこもちとは
べこもちとは、北海道や青森県を中心に作られている蒸し菓子。
端午の節句の際に食べられてきた郷土菓子で、その他のお祝いごとや普段のおやつとしても親しまれています。
一説によると、白砂糖と黒砂糖で作られる模様が牛の模様に似ていることから、その名が付いたのだそう。
形は地域によってさまざまで、北海道には木の葉形のべこもち、青森県には草を束ねたような「たばね模様」のべこもちなどがあります。最近では、お花や動物などのカラフルでかわいいデザインのべこもちも♪
もっちりとしたやわらかい食感とほどよい甘さで、老若男女に人気のお菓子です。
くまのべこもちの作り方(5cmサイズ12個分)
生地を作る
材料
- だんご粉…100g
- 砂糖…50g
- 熱湯…50g
- いちごパウダー…小さじ1/4
- ココアパウダー…小さじ1/8
- 竹炭パウダー…小さじ1/8
- 黒いりごま…12粒程
下準備
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クッキングシートを24cmほどの円形にカットしておく。
*大きめのクッキングシートを四つ折りし、さらに折り目の角が中心になるように折ってから切ると◎
作り方
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ボウルにだんご粉と砂糖を入れ、指先で軽く混ぜる。
熱湯を加え、菜箸でぐるぐると混ぜる。
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手でひとまとめにしたら台に出して軽くこね、なめらかにする。
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生地を計量し、分割する。
- 白生地分…20g
- ピンク生地分…12g
- 黒生地分…6g
- 茶色生地分…残り
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ピンク生地分にはいちごパウダー、黒生地分には竹炭パウダーを直接練り込み、むらなくなじませる。
茶色生地分には、ココアパウダーを同量の水でペースト状にしたものをむらなく練りこむ。
*色付けは、淡い色・明るい色から。
ゆでると色が濃くなるため、この時点では薄めになっています。
パーツを作る
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茶色生地は、12g×3個・15g・20g×2個・30g・32gに分割する。
ピンク生地は2等分にする。
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【耳のパーツを作る】
ピンク生地と12gの茶色生地をそれぞれころころと転がし、10cmの円柱状に成形する。
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2の茶色生地をラップで挟み、めん棒で3cm幅の長方形にのばす。
中央に円柱状のピンク生地をのせたら、ラップごと持ち上げて包み、とじ目をとじる。
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【目のパーツを作る】
黒生地と12gの茶色生地をそれぞれころころと転がし、20cmの円柱状に成形する。茶色生地はさらにめん棒で2.5cm幅の長方形にのばす。
中央に円柱状の黒生地をのせたら、ラップごと持ち上げて包み、とじ目をとじる。
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【ほっぺのパーツを作る】
ピンク生地と12gの茶色生地をそれぞれころころと転がし、20cmの円柱状に成形する。茶色生地はさらにめん棒で2.5cm幅の長方形にのばす。
中央に円柱状のピンク生地をのせたら、ラップごと持ち上げて包み、とじ目をとじる。
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白生地はころころと転がし、10cmの円柱状に成形する。
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残りの茶色生地は、下記の大きさの長方形になるようにのばす。
- 15gの生地…長さ10cm×幅2cm
- 20gの生地…長さ10cm×幅3cm
- 30gの生地…長さ10cm×幅5cm
- 32gの生地…長さ10cm×幅6cm
*ラップの上からドレッジを使って形を整えると、べたつかず表面もきれいに仕上がります。
思うように長さや形がそろわないときは、生地の多いところから少ないところへカットして継ぎ足しても大丈夫。
乾燥に気を付けながらパーツの厚みとサイズを整えてくださいね。
組み立て
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20gの茶色生地のうち、1つに白生地をのせる。
ラップを持ち上げ、茶色生地で白生地を包むようになじませる。
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目とほっぺのパーツは長さが半分になるようにカットし、それぞれ写真のように1に貼り付ける。
目と目の間の隙間を埋めるように15gの茶色生地をのせる。
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さらにもう1つの20gの茶色生地をのせ、貼り付ける。
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3を30gの茶色生地にのせたら、32gの茶色生地をのせて包む。
ラップにくるみ、形を整える。
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耳パーツを縦半分にカットする。
カット面を接着面にして、顔パーツの耳部分に付ける。全体をラップで包み、冷凍庫で10分間ほど冷やす。
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包丁で7~8mmにカットし、用意しておいたクッキングシートに並べる。
*蒸し上がるとひと回り大きくなるので、少し間を空ける。
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つまようじで鼻部分に穴を開け、黒ごまを埋める。
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フライパンに裏返した小さな耐熱皿を置き、20cmほどの浅い耐熱皿をのせる。
フライパンに200ccほどの湯を沸かし、オーブンシートごと生地を入れる。
フタをして弱火~中火で10分間ほど蒸し上げる。
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蒸し上がったらオーブンシートごと持ち上げ、ケーキクーラーにのせる。
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出来上がり!
温かいうちに召し上がってください。
「フライパンで♪くまのべこもち」の詳しいレシピページはこちら。
べこもちの保存方法
蒸し上がったべこもちは冷凍保存できます。
すぐに食べない場合は1つずつラップに包み、フリーザーバッグに入れて保存を。
レンジで軽く温めれば、いつでもおいしく食べられます♪
こどもの日のお祝い菓子に♪かわいいくまのべこもち
べこもちはパンのように発酵が進んだり、クッキーのように生地がダレたりする心配がありません。
乾燥にだけ気をつければ、焦らずに成形を楽しむことができます。
パーツの成形や組み立てにやや手間はかかりますが、切ったときのワクワク感や達成感はひとしお。
ちょっとパーツがずれてしまっても、そこがまた愛らしくて楽しいべこもち。
ぜひ作ってみてくださいね。