パンの耳までやわらか!おから食パンを作ろう
食パンはもっちり派?ふわふわ派?どちらがお好みですか?
「どちらも好き!」という方におすすめなのが、おからを加えた食パン。
もっちりふわふわ、耳までやわらかいしっとりとした食感が楽しめます。
今回はパン作りにおすすめのおからパウダーを使った、おから食パンの作り方をご紹介。
おからパウダーを使ううえでのポイントもお教えします。
おからとは?
おからとは、豆腐を作る過程で豆乳をしぼった後に残るもの。
残りものといっても、もともとの材料は大豆。低糖質・高タンパク・食物繊維豊富と、体にうれしい栄養素を含んだ優れた食材です。
そのおからを乾燥させて粉末状にしたものが、おからパウダー。
加熱して水分を飛ばしているので、そのまま食べることも可能。
少量ずつ使用できること、常温で保存ができることなど、おうちで使いやすいアイテムです。
失敗なし!おからパウダーをパン生地に使うときの2つのポイント
いいことずくめのおからパウダーですが、パン生地を作るときは入れる割合と水分量がとても重要。
メーカーによって粒子の大きさが違い、吸水が変わってくるため注意が必要です。
今回使用するおからパウダーは「旭松食品 なめらかおからパウダー」。
触ってみるとキメが細かく、見た目はまるで強力粉のよう。
水を加えるとザラつきもなくしっとりとなるので、パン生地に練り込むには最適です。
おからの風味が気にならないので、お料理にも使いやすいですよ。
パン作りに使うときには、2つのポイントを押さえればふんわりやわらかく仕上げられます♪
ポイント1.強力粉の5~6%を置き換える
おからパウダーに水分を加えると、4~5倍にカサが増します。
わずか15gのパウダーも60g分の生おからに相当。
入れ過ぎると、目が詰まってずっしり重たく、膨らみの少ないかたい生地になってしまいます。
ふんわり感を出したいときは、使用する強力粉の5~6%を置き変えるのがおすすめです。
ポイント2.生地に加える水分量は多めに
おからパウダーは強力粉に比べるととても水を吸うので、生地に加える水分量を多めにしましょう。
今回のレシピも上記の2点を考慮し、ふっくら伸びのある生地で、もっちりやわらかな食感の食パンに仕上げています。
おから食パンのレシピ(1斤型1本分)
作り方は普段の食パンと同じ。
強力粉の一部をおからパウダーに置き変えて作ることで、簡単にいつもと違う食感が味わえます♪
材料
- 強力粉(ゆめちから)…245g
- おからパウダー…15g
- ドライイースト…5g
- きび砂糖…13g
- 塩…4g
- スキムミルク…10g
- 水…224g
- バター…18g
下準備
- 型にオイルを塗っておく。
作り方
- ニーダーやホームベーカリーに、強力粉からスキムミルクまでの材料を入れる。
水を加えて10分間こね、バターを加えてさらに10分間こねる。
*薄いグルテン膜ができるまでしっかりこねましょう。
- 35℃で40分間、一次発酵させる。
*発酵完了の目安は、生地に指をさして穴が小さくなってこなければOK。
- 生地を2等分して丸める(265g×2個)。
乾燥しないようにラップをかけ、20分間ベンチタイムをとる。
- 生地を押さえてガスを抜き、めん棒を使って楕円形にのばす。
上下1/3を折りたたみ、生地を張らせながら上から巻く。とじ目をしっかりとじる。
- とじ目を下にして型に入れる。
- 35℃で45~50分間、二次発酵させる。
*発酵の完了目安は、型よりも1.5~2cm高く膨らむまで。
- 190℃に予熱したオーブンで30分間焼く。
*オーブンによって火力に違いがあります。温度・時間を調整しながら焼いてください。
- 焼き上がったら型から外し、ケーキクーラーの上で粗熱を取って出来上がり。
「もっちりふわふわ♪おから食パン」の詳しいレシピページはこちら。
おいしい食べ方
食パンの食べ頃は、粗熱が取れたとき。
そのまま食べると、ふんわりもっちり感が楽しめます。
しっとりしているので、お好きな具材を挟んでサンドイッチにするのも◎
そして、この山型のおから食パンのおいしさが際立つのが、軽くトーストする食べ方!
表面サクサク、中はもっちり。
格子に切り込みを入れてトーストすると、溶けたバターがジュワ~と染みこんで、またおいしい♪
いつものパンを簡単アレンジ
材料をひとつ加えるだけで、いつもとは違う味わいになるのがパン作りの面白いところ。
ポイントを押さえればおうちでもおいしいおからパンが楽しめるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。