5,500円以上ご購入で送料110円 - 11/22(金)16:00まで

cotta column

お菓子・パン作りの知的好奇心を満たす情報メディア

サントノーレのレシピ・作り方

date
2022/06/10
writer
nozomi
category
お菓子作り

おひとり様サイズのサントノーレを作ろう!

小さなシュークリームとたっぷりのクリームを飾り付けたスイーツ・サントノーレ。

今回は、作りやすい小さめサイズのレシピをご紹介します。

サントノーレとは

サントノーレとは、カラメルでコーティングした小さなシュークリームを王冠のように飾り付け、特徴的なクリームの絞りを施したフランスの伝統的なお菓子。

名前の由来は、

  • 考案した菓子職人の工房があった「サントノーレ通り」の通り名から

  • パン職人・菓子職人の守護聖人として祭られている「聖オノレ」の名前から

など、諸説あります。

サントノーレのレシピ(6個分)

タルト生地を作る

材料

  • 薄力粉…70g
  • ベーキングパウダー…1g
  • 塩…1g
  • グラニュー糖…40g
  • 無塩バター…40g
  • 卵黄…20g

作り方

  1. フードプロセッサーに卵黄以外の材料を入れ、バターが細かくなるまで混ぜる。

  2. 卵を入れてまとまったら、ラップで包んで冷蔵庫で休ませる。

  3. ベーキングペーパーに挟み、厚さ3mmにのばす。
     
    直径7~8cmの丸型で抜き、フォークで穴を開けてから冷やしておく。
    *すぐに使わない場合はラップをしましょう。

キャラメルクリームを作る

材料

  • 生クリーム…300g
  • グラニュー糖…110g

作り方

  1. 生クリームを沸騰直前まで温める。

  2. 別の鍋にグラニュー糖を入れて火にかけ、きつね色になったら1を加えて混ぜる。

  3. 冷蔵庫で1日間冷やす。
    *キャラメルクリームは、使用する直前に泡立ててください。

ディプロマットクリームを作る

材料

  • 卵黄…25g
  • グラニュー糖(卵黄用)…12g
  • 薄力粉…8g
  • 牛乳…105g
  • グラニュー糖(牛乳用)…12g
  • バニラペースト…1g
  • 無塩バター…5g

  • 生クリーム…70g
  • グラニュー糖(生クリーム用)…7g

作り方

  1. まずカスタードクリームを作る。
    卵黄にグラニュー糖を加えて混ぜたら薄力粉を加え、白っぽくなるまで混ぜる。

  2. 鍋に牛乳・グラニュー糖・バニラペーストを入れ、沸騰直前まで火にかける。

  3. 牛乳を1に2~3回に分け加え、都度混ぜる。
    こしながら鍋に戻し、火にかける。

  4. とろみがつき、さらに炊いていくとサラサラになるので、その時点から追加で1分間ほど炊く。
     
    火を止め、バターを入れてゴムベラで混ぜたらバットなどに移して急冷する。

  5. 生クリームにグラニュー糖を入れ、氷に当てながらツノが立つまで泡立てる。

  6. 冷えたカスタードクリームをゴムベラでほぐし、5を2~3回に分けて加える。
     
    5mm程度の小さめの丸口金をつけた絞り袋に入れておく。

シューを作る

材料

  • 薄力粉(クッキー生地用)…30g
  • 無塩バター(クッキー生地)…30g
  • グラニュー糖(クッキー生地)…25g

  • 無塩バター…30g
  • 水…60g
  • 塩…1g
  • グラニュー糖…2g
  • 薄力粉…40g
  • 全卵…120g前後

作り方

  1. フードプロセッサーにクッキー生地用のバター・グラニュー糖・薄力粉を入れ、まとまるまで混ぜる。

  2. ベーキングペーパーに挟んで1mmの厚さにのばし、抜きやすいかたさになるまで冷やす。
     
    2cm弱の丸型で抜いて冷やしておく。
    *やわらかい生地なので、冷やしながら作業する。

  3. 鍋に水・バター・塩・グラニュー糖を入れ、沸騰させる。
     
    ふるった薄力粉を一気に加えて混ぜながら、粉っぽさがなくなってから1分間ほど加熱する。

  4. ボウルに移し、溶いた卵を数回に分けて加える。
     
    生地がゆっくり三角に落ちるようになるまで卵を加える。
    *卵の分量は生地の状態で変わります。

  5. 8mmの丸口金をつけた絞り袋に入れる。
     
    冷やしておいたタルト生地に絞り、少量の水を付けた手で絞り終わりの生地を押さえて整える。

  6. 2cm弱の丸を絞り、絞り終わりの生地を同様に整え、クッキー生地をのせる。

  7. 全体に霧吹きで水をかけ、180℃に予熱したオーブンで焼く。
     
    タルト生地に絞ったシューは、170℃に下げて25分間前後。
    ミニシューは、180℃で25分間前後で焼き上がり。

  8. タルト型に絞ったシューとミニシューに、ディプロマットクリームを絞る。
    *小さめの丸口金で穴を開けておくと、きれいに絞れます。

カラメルを作ってデコレーションする

材料

  • グラニュー糖…150g
  • 水あめ…35g
  • 水…30g

作り方

  1. 材料を火にかけてきつね色になったら、鍋ごと数秒間水につけ、色が濃くなるのを防ぐ。
     
    *カラメルの色合いはお好みで。苦みが苦手な場合は、早めに火から下ろしましょう。

  2. ミニシューを逆さまにして、カラメルを付ける。
    *高温なのでやけどに注意!耐熱の手袋やフォークなどを使いましょう。

  3. 次に、タルト生地に絞ったシューにカラメルをつける(ミニシューの土台になる)。
    カラメルが固まる前にミニシューをのせ、固定する。

  4. 中央にディプロマットクリームを絞る。

  5. 冷やしておいたキャラメルクリームを氷に当てながら、ツノが立つまで泡立てる。
    12切の星口金をつけた絞り袋に入れる。

  6. 側面の下から上に向かって2巻き絞り、上部に2巻き絞る。

  7. トップにミニシューを飾ったら完成!

サントノーレ」の詳しいレシピページはこちら。

フランスの伝統菓子をおうちでも


フランスの歴史あるケーキ・サントノーレ。

工程は多いですが、一つずつの作業は難しくないので、ぜひ作ってみてください。

シュー生地やタルト生地は冷凍できるので、余裕があるときに作っておくのもいいと思いますよ。

【おすすめの特集】シュークリームレシピシュークリームレシピの特集はこちら

date
2022/06/10
writer
nozomi
category
お菓子作り
注:記事内容やレシピ・画像の転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

かわいいスイーツ大好きなnozomiです。 スイーツコーディネーターとしてお菓子作りのお仕事をしています。 お菓子教室開催しています。

コメント

この記事にコメントを書く

コメント

ニックネーム

※ コメント反映までにお時間をいただきます。コラム内容に関係のないコメントや、個人的なご相談などは公開を控えさせていただく場合がございます。

おすすめのコラム

まったり濃厚!抹茶テリーヌのレシピ

抹茶テリーヌを作ろうどっしりとした見た目に濃厚な味わいが魅力のテリーヌ。寒い時期になると作りたくなりますよね。今回は抹茶パウダーをたっぷり使った、濃厚な抹茶テリーヌのレシピをご紹介します。テリーヌとはテリーヌとは、本来陶...

スイスの伝統菓子・エンガディナーとは?

今回のコラムを書かせていただきました、みらくしょうあんです。お菓子やパンを作るのが大好きで(時々お料理も)、素材の比較検討や食べ比べなど、いろいろな側面から検証することも大好きです。ほんの少しでも皆さんのお役に立てたら嬉...

生クリームなし!簡単ベイクドチーズケーキのレシピ

生クリームを使わずにチーズケーキを作りたい!ベイクドチーズケーキのレシピには、生クリームを使うものが多いですよね。でも、生クリームは高価だし、余ってしまった場合に持て余してしまうことも…。今回は生クリームの代わりにヨーグ...

簡単・牛乳プリンのレシピ【卵・ゼラチンなし】

おうちにあるもので簡単牛乳プリン作り♪今回は、卵もゼラチンも不要!牛乳の大量消費にもぴったりな牛乳プリンのレシピをご紹介します。使う材料はたった3つ!おうちにあるものでできちゃいます。量りが必要ないのもうれしいポイントで...

スイートチョコレートとミルクチョコレートの違いは?

何が違う?スイート・ミルク・ホワイト多種多様な製品がある「チョコレート」。チョコレートにはさまざまな規格がありますが、今回は一般的に「スイート」・「ミルク」・「ホワイト」と呼ばれている製品の違いについてご紹介。チョコレー...