きれいなグリーンに心ときめく「ずんだスイーツ」
淡い緑色が魅力的なずんだあん。栄養豊富で、枝豆の香りや風味がギュッと凝縮され、粒々とした食感がたまらなくおいしい!
今回のコラムでは、旬の枝豆を使った手作りずんだあんで、もちもちの大福を作っていきます。
枝豆が旬の季節に、ぜひおうちで手作りしてみませんか♪
ずんだとは
ずんだとは、枝豆の実をすりつぶしたもの。そこに砂糖や塩を加えて甘く味付けしたものを「ずんだあん」といいます。
ずんだといえば甘いあんを思い浮かべる方も多いと思いますが、出汁や塩・しょうゆなどで味付けした塩系のものも、同じくずんだと呼びます。
ずんだあんを使ったお菓子は主に仙台の名物として有名。
枝豆の収穫時期は夏であることから、元々は夏のお料理やお盆料理として、東北地方の郷土料理ではなじみ深い食材の一つのようです。
ずんだと呼ばれる由来
諸説あるようですが、一番有力な説は豆をつぶすことを意味する「豆打(ずだ)」という言葉が訛って「ずんだ」になったと言う説。
その他には、「甚太(じんだ)」という方が作ったからという説もあります。
いずれにしろ、東北地方が発祥地のようです。
ずんだ大福のレシピ(5~10個分)
旬の枝豆でずんだあんを手作りすれば、格別のおいしさです!
ずんだあんを作る
材料(5個分)
- 枝豆(サヤつき)…250g
- 水…3カップ
- 塩…小さじ1
- グラニュー糖…30g
作り方
- 鍋に水と塩を入れて沸かす。
枝豆を入れ、再沸騰したら10分間ゆでる。
- ザルにあけ、水気を切る。
- 触れる程度まで冷めたらサヤから外し、薄皮を剥く(250gのサヤつきの枝豆で、約100gに)。
*薄皮も剥くのがポイント!舌触りが良くなります。
- フードプロセッサーに、グラニュー糖と一緒に入れて回す。
- 途中でゴムベラでかき混ぜ、ムラなくなめらかなペースト状になるまで回す。
- ずんだあんの出来上がり。
*フードプロセッサーがあれば簡単ですが、なければすり鉢でなめらかになるまですりつぶしてください。
- 5等分(一つ約25g程度)にして丸める。
冷凍庫に入れて凍らせる。*やわらかめのあんなので、凍らせるとこの後求肥で包みやすくなります。
求肥を作って包む
求肥は10個分なので、半量で作っても可。後述する生クリーム入りずんだ大福も同時に作ると余らないので、ずんだあんを2倍で作っても◎
材料(10個分)
- 白玉粉…100g
- 上白糖…150g
- 水…180g
- コーンスターチ…適量
作り方
- 耐熱ボウルに白玉粉と半量の水を入れて混ぜ、白玉粉の粒々した感じがなくなったら残りの水も加えて混ぜる。
白玉粉と水が混ざったら、上白糖も加えて混ぜる。
- 600Wのレンジで2分間加熱する。
一度取り出し、液状の部分と固まった部分とがまだらになったものをゴムベラでよく混ぜる。
- さらに2分間×2回加熱し、合計6分間加熱する。
*2分間かけたら、都度よく混ぜて。最終的に生地に透明感が出て、白玉粉にしっかり火が通った状態になればOKです。
- コーンスターチを広げた台の上に移し、粗熱を取る。
- カードで10等分にカット。
- 表面の粉をハケで払って軽くのばし、冷凍しておいたずんだあんを包む。
- 5個分全て包み、丸く形を整える。
あればグラシン紙などにのせると、皿にくっつきません。
- 出来上がり。
少し置いて、ずんだあんが解凍されたら召し上がれ♪
「ずんだ大福」の詳しいレシピページはこちら。
保存方法
ずんだ大福は、冷蔵で保存しましょう。
ご紹介した求肥は、冷蔵庫に入れてもかたくならないようにお砂糖多めの配合に。冷蔵保存で3日経ってもかたくならず、おいしく召し上がれます。
アレンジレシピ:生クリーム入りずんだ大福
ずんだあんの中に生クリームを入れた、クリーム大福もとってもおいしいです。
枝豆の風味にミルキーなコクが加わって、和菓子でありながら洋風の味わいが楽しめますよ♪
詳しい作り方はレシピページに♪ぜひあわせてお試しください。
旬の枝豆でおいしいずんだスイーツ作り
夏の家庭菜園でも大人気のお野菜・枝豆。
たくさん収穫できたら、ぜひずんだあんから手作りを♪
もちもちのおいしい大福、お試しくださいね。