大活躍間違いなし!せいろの使い方を知ろう
一度は使ってみたい「せいろ」。特に、寒い時期にはせいろを使ったお料理など作りたくなりますよね。
でも、「正しい使い方は?」「お手入れが難しそう」などなど。興味はあるけど、なかなか一歩踏み出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回のコラムでは、せいろに関するいろんな疑問にお答えしつつ、思わず使いたくなるおすすめの活用方法もご紹介します。
食卓に並べると絵になりますよ♪
せいろ(蒸篭)とは
せいろとは、竹などでできた木製の調理器具。湯が沸いた鍋などにのせ、蒸気を利用して調理する蒸し器です。
底の部分がすのこ状になっていて、その隙間から蒸気が通ります。
せいろの選び方
せいろは素材・サイズがさまざまあり、基本的には使用用途によって好みのものを選べばOK!
(今回の画像にメインで登場しているものは、直径24cmのせいろ。cottaさんで購入できるものです^^)
せいろを使ううえで重要になるのが、鍋のサイズ。
手持ちの鍋に合わせて、せいろの大きさを選ぶというのもよいでしょう。
その場合、画像のようにせいろより鍋が小さすぎるものはNG。せいろに火があたって焦げてしまう危険があります。
また、せいろより鍋が大きいのも良くありません。
ベストは、せいろより1~2cm小さめの鍋。
「せいろ専用のお鍋」というものも販売されています。
せいろの使用方法
せいろの使い方を、順にご紹介します!
- せいろを水でぬらす。
せいろ全体がしっかりと水でぬれた状態にしましょう。
その後、さっと水気を切ってください(拭き取る必要はありません)。鍋の熱で焦げ付くのを防ぐために大切な作業です。
- 鍋の湯を沸かす。
湯気が出るよう、ボコボコとしっかり沸騰させるのがポイント。
- せいろに蒸すものを並べ、鍋にのせてフタをセット。
やや強めの中火程度で、具材に火が通るまで加熱すれば完成です!
せいろの底には何か敷いたほうがいい?
せいろに直接具材を置くことも可能ですが、カットしたクッキングシートやキャベツなどの葉野菜を敷いてからのせるのが◎蒸し布もあります。
シートなどを敷くと、具材がくっついたり、油汚れが付いたりすることを防止できます。
特に、脂分や水分が多いもの(肉・魚・シュウマイなどの点心)を蒸す際は、使用するのがおすすめです。
せいろを使う際の注意点
せいろを使いこなすために、注意すべき点を知っておきましょう。
重ねる順番に注意
せいろは、二段三段と重ねて使うことが可能です。
下段に火の通りにくいもの、上段に火の通りやすいものという順番でのせるのがコツ。
空焚きに注意
鍋に入れた湯がなくなって空焚きの状態になると、鍋底やせいろが焦げてしまう恐れがあるため、注意が必要(火事の危険も!)。
鍋には、7~9分目程度まで湯を入れておきましょう。
お湯が足りなくなったら、途中で熱湯を足すようにしてくださいね。
せいろのお手入れ方法
せいろの使用後、汚れが少ないときは、湿らせた布で拭くだけが理想的。
洗剤はせいろに成分が浸透してしまうため、できれば避けてください。
脂分などで汚れてしまった場合は、ぬるま湯でさっと洗い、風通しの良いところでしっかり乾燥させましょう。
その後、直射日光が当たらない場所で、陰干しするのがベスト!
私は、ケーキクーラーにのせて乾燥させています。
乾燥が足りないと、カビなどの原因になるので気をつけて!
せいろの保管方法
せいろは、基本的に風通しの良いところで保管します。
しばらく使わない場合は、しっかり乾燥していることを確認してから、新聞紙や布などに包んで保管を。
おすすめの使い方4選
せいろのおすすめの使い方を4つ、お教えします!
おすすめ1.中華まん
やっぱりおすすめなのは、中華まん(肉まん)です^^
蒸したてホカホカの中華まんは、本当においしい!
市販の中華まんも、せいろ蒸しにすればおいしさ倍増です。
ぜひやってみてください。
おすすめ2.蒸しパン
手軽にできる蒸しパンは、おやつにもぴったり!
ぷっくり膨らみ、しっとりやわらか。
おすすめ3.蒸し野菜
蒸し野菜は、お好みの野菜を入れて蒸すだけ^^
素材のおいしさを堪能でき、寒い時期の一品にも。
せいろを使った蒸し料理は、ヘルシーに素材のおいしさを味わえるのが魅力。
おすすめ4.パンの温め直し
かたくなってしまったパンの温め直しも、ぜひ試してほしい使い方。
軽く蒸すだけでふんわりとした食感になり、とってもおいしく食べられます♪
意外と簡単!せいろを楽しんで使おう
今回は、せいろについて詳しく解説しました。
お料理にもお菓子作りにも活用できるせいろは、寒くなるこれからの時期にはますます出番が増えるのではないでしょうか。
このコラムが、せいろのある生活を楽しむきっかけになればうれしいです。