くせになるおやつ!黒糖ドーナツ棒を作ろう
しっとりした食感と黒糖の甘さがくせになる黒糖ドーナツ棒。
シンプルなおいしさで、お土産やお茶菓子として長年人気のお菓子です。
今回のコラムでは、黒糖ドーナツ棒のレシピをご紹介します。
黒糖ドーナツ棒とは
ドーナツといえば真ん中に穴の開いたリングの形や丸い形が定番ですが、黒糖ドーナツ棒はその名のとおり、棒状。見た目はドーナツではなく、まるでかりんとうのよう。
食べると外はサクッと中はしっとり。
揚げてあるのに油っぽくなくて、黒糖の蜜が染み込んだ生地はやさしい甘みとコクのあるおいしさ。食べやすい大きさと棒状で、何本でも食べられそうです。
黒糖ドーナツ棒は、熊本のお菓子メーカーが「今までにないお菓子を」と試行錯誤を重ねて開発し、1987年に発売したものがはじまりといわれています。
「ドーナツは丸い」が当たり前だった時代に棒状のドーナツは新鮮!熊本銘菓としても、長年愛されているお菓子です。
黒糖ドーナツ棒のレシピ(16個分)
生地を作って揚げて黒蜜をからませれば、あっという間に完成。難しい工程はなく、とても簡単に作れます。
材料
- 卵…1個(約50g)
- はちみつ…20g
- 砂糖…10g
- 塩…ひとつまみ
- 米油…30g
- 薄力粉…180g
- ベーキングパウダー…小さじ1(4g)
- 揚げ油…適量
- 黒糖…70g
- 水…40g
作り方
- ボウルに卵を割り入れ、泡立て器でほぐす。
はちみつ・砂糖・塩を入れて混ぜ、米油を入れてさらによく混ぜる。
- 薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい入れ、ゴムベラで混ぜていく。
ある程度まとまれば、粉気がなくなるまで手で押さえるようにまとめる。生地をラップで包み、冷蔵庫で30分間以上休ませる。
- 仕上げ用の黒蜜を作る。
小鍋に黒糖と水を入れて火にかけて沸騰させ、火を止めて黒糖を溶かす。
- 台にラップを敷いて生地を置き、上からラップをかける。
めん棒で生地を16cm四方にのばす。
- ドレッジで生地を16等分にする(1つあたり縦8cm×横2cm程度の大きさ)。
- 約2mmの深さの切り込みを真ん中に一本入れる。
- 鍋に揚げ油を入れて160℃に温め、切れ込みを上にして揚げる。
片面が色付けば裏返し、両面きつね色になるまで揚げる(合計3~4分間)。
- 取り出して油を切ったドーナツを温かいうちに3に入れ、黒蜜を絡ませれば完成。
「黒糖ドーナツ棒」の詳しいレシピページはこちら。
レシピのポイント
おいしい黒糖ドーナツ棒を作るための2つのポイントをお教えします。
ポイント1.生地は必ず休ませる
作り終えた直後の生地はグルテンが発生していて上手にのばすことができません。
また、そのまま作ると仕上がりの食感がかたくなる原因に。
冷蔵庫で30分間以上休ませることで生地が落ち着いてその後の作業工程がスムーズに進み、おいしく仕上がります。
ポイント2.温かいうちに黒蜜を絡ませる
ドーナツに黒蜜を絡ませるタイミングは、揚げたあとすぐ、冷める前に手早く!
こうすることで黒蜜が全体に行き渡り、よく染み込んでしっとり仕上がります。
おすすめの食べ方
黒糖ドーナツ棒はいろいろな飲み物と相性抜群。
まずは温かい緑茶と合わせ、ほっこりおやつ時間をお楽しみください。
コーヒーやミルクともよく合います。浸して食べてもおいしいですよ。
また、子どもにはチョコがけアレンジも喜ばれること間違いなし!
老若男女から愛される味・黒糖ドーナツ棒
どこか懐かしい味わいの和風な黒糖ドーナツ棒は、子どもからお年寄りまで幅広い世代に愛されてきたお菓子。
おやつに・お茶の時間に・贈り物やお土産に。さまざまなシチュエーションにぴったりです。
ご自宅でも簡単に作れるので、ぜひお試しくださいね。