ポンデケージョってどんなパン?
外はカリッ、中はもちっとした食感で止まらないおいしさのポンデケージョ。
ポルトガル語で「ポン」は「パン」、「ケージョ」は「チーズ」。つまり「チーズのパン」を意味しています。
独特のもちもちした弾力のある食感は、キャッサバという植物から作られる「タピオカ粉」を使用しているため。
一口大の大きさにコロンと丸い形で、見た目もかわいいですね。
本場のブラジルでは専門店まであるほど広く普及しているポンデケージョ。
今回はおうちで作れるレシピをご紹介します。
ポンデケージョを作ってみよう
日本ではなじみのないタピオカ粉ではなく、手に入りやすい白玉粉を使って作ってみましょう。
発酵がいらないので、材料を用意しておけばすぐに作ることができます。
材料を混ぜて、丸めて焼くだけ。とても簡単!子どもと一緒に作っても楽しいですね。
ポンデケージョの基本レシピ
材料(10個分)
- 白玉粉…80g
- 牛乳…50g
- 卵…25g(約1/2個)
- 塩…ひとつまみ
- パルメザンチーズ(粉チーズ)…40g
- オイル…10g
作り方
- ボウルに牛乳、溶き卵を入れる。
- 白玉粉と塩を加え、ヘラで粉粒をつぶすように混ぜる。
- 粉のダマがなくなるまで生地をこねる。
- 生地をひとまとめにする。
- 生地を10等分にして丸め、オーブンシートを敷いた天板に並べる。
- 180℃に予熱したオーブンで20分間程焼く。
そのまま10分間置く。
粉チーズ、オイルを入れてさらにこねる。
*表面が滑らかになればOK。
*時間があれば、ラップで包んで冷蔵庫で少し休ませる。
そのままでもパクパク食べられますし、ジャムやハチミツをのせたり、野菜やハムを挟んだりしてサンドイッチにも。
時間が経って冷めた場合は、トースターで軽く温めるとよりおいしく食べることができます。
冷凍保存が可能なので、たくさん作って冷凍庫にストックしておけばいつでもポンデケージョが楽しめますよ。
「もちもちポンデケージョ」の詳しいレシピページはこちら。
ポンデケージョのアレンジレシピ
基本レシピに、具材を加えたり置きかえたりしてアレンジしてみましょう。
作り方は基本レシピと同じです。
トマトとベーコンのポンデケージョ
トマト×チーズ×オリーブオイルという間違いない組み合わせのイタリアン・ポンデケージョ。
ベーコンの香ばしさがいいアクセントになって、つい口に運んでしまうおいしさです。トマトジュースを使って簡単にトマト味に。
材料
- 白玉粉…80g
- トマトジュース(無塩)…65g
- 卵…25g(約1/2個)
- 塩…ひとつまみ
- パルメザンチーズ(粉チーズ)…40g
- オリーブオイル…10g
- ベーコン…1枚(20g)
作り方
- ベーコンはみじん切りにする。
- 基本レシピの「牛乳→トマトジュース」、「オイル→オリーブオイル」に置きかえて、作り方1~6と同じように作る。
作り方の3でベーコンも加える。
青のりと豆腐のポンデケージョ
食べると、青のり・豆腐・チーズの風味がそれぞれ口に広がる和風ポンデケージョ。
香り豊かな青のりが食欲をそそります。
豆腐を入れると、冷めても固くなりにくいです。
材料
- 白玉粉…80g
- 豆腐…65g
- 卵…25g(約1/2個)
- 塩…ひとつまみ
- パルメザンチーズ(粉チーズ)…40g
- オイル…10g
- 青のり…小さじ2
作り方
- 基本レシピの「牛乳→豆腐」に置きかえて、作り方1~6と同じように作る。
作り方の3で青のりも一緒に加える。
かぼちゃとハチミツのポンデケージョ
かぼちゃとハチミツが入ったほんのり甘いポンデケージョ。かぼちゃの黄色がきれいです。
かぼちゃの水分によって牛乳の量を調整してください。
材料
- 白玉粉…60g
- カボチャ…正味50g
- ハチミツ…20g
- 牛乳…20g~
- 卵…25g(約1/2個)
- 塩…ひとつまみ
- パルメザンチーズ(粉チーズ)…40g
- オイル…10g
作り方
- カボチャは種とワタを取った状態で一口大にカットする。
- 基本レシピの作り方1~6と同じように作る。
耐熱容器に入れて水をかけ、ゆるくラップをかぶせる。
レンジで2~3分間やわらかくなるまで加熱する。粗熱が取れたらつぶしてマッシュにする。
作り方の1でカボチャとハチミツも一緒に加える。
さまざまなシーンで活躍するポンデケージョ
本場のブラジルでは、ポンデケージョはパン屋だけでなく、カフェやバーでも食べることができるんですよ。
チーズの風味豊かなポンデケージョは、コーヒーだけでなくお酒ともよく合います。
朝食やおやつ、おつまみとしても楽しめますね。
また、小さいサイズのものをたくさん作ってピックを飾ればパーティーにぴったり。
さまざまなシーンで活躍するポンデケージョ、ぜひ作ってみてください。