話題のトレンドパン、パンスイスを作ろう!
今はやりの進化系クロワッサン「パンスイス」をご存じでしょうか。
サクサクなクロワッサン生地にカスタードクリームとチョコチップをサンドして焼き上げたぜいたくな一品。
今回のコラムでは、パンスイスのレシピをご紹介します。
少し手間はかかりますが、そのぶん味わいは折り紙つき!お店に行かなくてもおうちで楽しめるので、ぜひチャレンジしてみてください♪
パンスイスとは
パンスイスとは、ブリオッシュ生地にカスタードクリームとチョコレートを挟んで焼き上げた「ブリオッシュスイス」から生まれた進化系パン。
「ブリオッシュスイス」は、スイスと名がついていますがフランスで親しまれている伝統的なパンです。
このブリオッシュスイスをクロワッサン生地で作ったものが「パンスイス」と呼ばれています。
美しい縞模様が特徴的で、外はサクサク・中はしっとりとした食感が楽しめます。
パンスイスのレシピ(6個分)
生地作りの基本はクロワッサン。パンスイスならではの成形方法をチェックしてくださいね。
カスタードクリームを作る
材料
- 卵黄…1個(18g)
- 砂糖(グラニュー糖)…20g
- バニラビーンズペースト…1g
- 薄力粉…8g
- 牛乳…120ml
下準備
- 薄力粉をふるっておきます。
作り方
- ボウルに卵黄を入れて溶きほぐし、グラニュー糖・バニラペーストを加えて白っぽくなるまで泡立て器で撹拌します。薄力粉を加えて粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
- 鍋に牛乳を入れてフツフツと沸くまで加熱します。1のボウルに3回に分けて加え、その都度よく混ぜます。
- 裏ごししながら鍋に戻し、中火でトロミがつくまで炊きます。全体がボコボコと沸騰したら火を止めましょう。
- バットに流し入れ、表面に密着するようにラップをかけます。生地を作るあいだ冷蔵庫で冷やしておきます。
- ゴムベラで軽くほぐし、13mmの丸口金をつけた絞り袋に入れておきます。
*ほぐしすぎると焼いているときにカスタードクリームが流れ出てしまうので、注意しましょう。
クロワッサン生地を作る
材料
- 準強力粉…200g
- 砂糖(グラニュー糖)…15g
- 塩…3g
- 牛乳…60g
- 水…50g
- インスタントドライイースト…3g
- 発酵バター(生地用)…10g
- 発酵バター(折り込み用)…100g
- チョコチップ…18g
- トッピング用粉砂糖…適量
下準備
- 生地用のバターを室温に戻しておきます。
- 天板にシルパットかオーブンシートを敷きます。
作り方
- ボウルに準強力粉・グラニュー糖・塩を入れてゴムベラで混ぜます。牛乳・水・インスタントドライイーストを加え、全体がなじむまで混ぜます。
- バターを加え、粉っぽさがなくなってひとまとまりになるまで混ぜます。
- 台の上に出し、生地がなめらかになるまで50回ほどこねます。
- 丸めてボウルに入れ、ラップをかけて室温(26℃)で1時間ほど一次発酵。
*1.5~2倍の大きさになればOK!
- 打ち粉をした台に折り込み用のバターを出します。麺棒でたたいてのばし、12cm角にしたらラップで包み、冷蔵庫に入れて冷やしておきます。
- 生地の一次発酵が終わったら20cm角にのばします。折りこみ用のバターと同じかたさにするため、冷蔵庫で1時間冷やします。
- 生地に対して斜めになるよう折りこみ用バターをのせます。軽く押さえたら空気を抜きながら四隅を折りたたんで包みます。
- 生地を15×40cmにのばし、上下を折りたたんで三つ折りにします。
冷凍庫に15分間入れ、生地を冷やします。
*最初は生地がかたいので、麺棒に体重を軽くかけて押すようにのばしましょう。
- 生地を90度回転させ、9の作業をもう一度繰り返します。
- 冷凍庫から取り出した生地を90度回転させたら、15×30cmにのばします。
- 生地を横長に置き直します。
右端を5mm幅で切り、断面を上に向けて左端の生地の上に並べる作業を繰り返します。切った生地で覆えたらOK。
軽く押さえてから冷凍庫で15分間冷やします。
- 24cm角にのばし、再び冷凍庫で15分間冷やします。
- 生地を裏返し、層にそって4cm幅にカットします。
*カットする向きを間違えないよう気をつけましょう。
注:ペストリーボード上では刃物を使わないようご注意ください(傷が付く可能性があります)。 - カスタードクリームを中心に絞り(1個当たり約20g)、チョコチップを3gずつ散らします。
- 1cmほど重なるように上下から折りたたみ、合わせ目を下にして天板に並べます。
- 30℃で90~120分間二次発酵します。
- 190℃に予熱したオーブンで約15分間焼きます。
- 粗熱が取れたら仕上げにトッピング用粉砂糖をかけて完成です。
「進化系クロワッサン!パンスイス」の詳しいレシピページはこちら。
レシピのポイント
クロワッサン生地のような折り込み生地は、とにかくバターを溶かさないよう、冷やしながら作業するのが大切なポイント!
のばすたびに冷やすのは少し手間がかかりますが、生地が扱いやすくなるだけでなく、サクサク食感に仕上がりますよ。
二次発酵の際もバターが溶けないよう、低い温度でじっくり発酵しましょう。
アレンジレシピ:簡単チョココーティング
粉糖の代わりにコーティングチョコレートで仕上げるのもおすすめです♪
湯せんやレンジでチョコを溶かし、冷ましたパンスイスにつけるだけ。手軽にコンビニで売っている菓子パン風の仕上がりになります。
見た目もかわいく仕上がるので、いろいろな味のチョコで試してみてください。
まるでお店の味♪お菓子みたいなパンスイス
今回は、進化系クロワッサンとして人気のパンスイスのレシピをご紹介しました。
外側はサクサクとしたクロワッサン、中は甘いカスタードクリームとチョコレートが入って絶品!ひと口食べてみるとそのおいしさにやみつきになります。
ぜひお家で作ってみてくださいね♪