夏におすすめのフォカッチャ
連日の猛暑で食欲が落ちている…という方、多いのではないでしょうか。
今日はこんな季節にぴったりのパン、フォカッチャをご紹介させていただきます。
フォカッチャってどんなパン?
フォカッチャの基本素材は、粉・塩・砂糖・水・イースト・オリーブオイルのみ。
イタリア北部のジェノバが故郷とされています。
名前の意味は「フォカッチャ」=「火で焼いたもの」。
その起源は遠くローマ時代にさかのぼります。現在のピザの祖先であるなどの説もある、古くから食べられ続けている様子がうかがえるパンです。
円盤状に成形してみたり、塊をそのまま焼いてカットして食べたりします。
ハーブやスパイスを練りこんだり、ピザのように具をのせて焼いてみたり、自由度が高く、作りやすいことも特徴!
さっぱりした食べ口と、食欲をそそるハーブやスパイスの香りがうれしいフォカッチャは、夏の食卓のお供にピッタリです。
基本のフォカッチャ
材料(7個分)
- 強力粉(春よ恋)…250g
- グラニュー糖…5g
- 塩…5g
- インスタントドライイースト…4g
- 水(26℃)…150g
- オリーブオイル…15g
- オリーブオイル…適量
- ローズマリー…適量
- 岩塩…適量
作り方
- 強力粉・グラニュー糖・塩をボウルに入れ、よく混ぜる。
- イーストを水に合わせて溶かし、ボウルに入れる。
オリーブオイルも加えて、均等なかたさになるまでこねたら台に取り出す。 - 押し付けるようにしてこね、滑らかになるまで10分間程度こねる。
- こねあがりを確認する。
生地の一部を取り、中心から少しずつ引き延ばしてグルテン膜が張っているかを確認する。 - 28℃、湿度70%で50分間ほど発酵させる。
- 生地の体積が倍くらいになったら発酵完了。
- 強力粉(分量外)を振った台の上に出して、カードやスケッパーを使って60gに分割して丸める。
乾燥しないようにラップや容器をかぶせて、室温で10分間ほどベンチタイムを取る。 - めん棒を使って好みの薄さに伸ばしたら、ベーキングシートまたはペーパーを敷いた天板にのせて、オーブンで発酵させる。
- 指で深く穴を開け、はけでたっぷりとオリーブオイルを塗る。
穴の中にローズマリーを散らして、230℃に予熱したオーブンに入れ12分間焼成。 - 出来上がり。
*生地をたたきつけるようなこね方はせず、手のひらを使って前に押し出すようにしながらこねていきます。
*最初の時点で油を入れているので、膜は弱く厚い。
*室温でもOK。
*オーブンの発酵機能、35℃で40分間発酵。
成形のときに薄く伸ばすとパリッとしたクリスピーな食感に、少し厚みを持たせると外はカリッと、中はモチモチの食べ応えある食感になります。
お好みで調整してみてください。
我が家では、生地を分割せずにひとかたまりで大きなフォカッチャを焼いて、朝食にします。カリッともちもちで家族にも好評ですよ。
シンプルな配合だから、アレンジ自由自在!
くせのないパンなので、アレンジも自由自在なのがフォカッチャの魅力の一つ。
お好みの具材をサンドしてもよし、ハーブを変えてみるのもよし。好みのスパイスなどをこね上げの最後に練りこむと、見た目と風味の変化も楽しめます。
オリーブオイルをつけて食べるのもおすすめで、オイルに好みのハーブやスパイスを漬け込んでおくと、手軽に味の変化が楽しめます。
伸ばした生地に具材をのせて焼いても◎。
今回は食欲そそる夏野菜カレーをイメージしたアレンジも考えました。
ぜひお試しくださいね!
夏野菜カレー風スパイシーフォカッチャ
カレーチキンを作る
材料
- チキン…7切れ
- ヨーグルト…大さじ1
- カレー粉…小さじ1
- しょうゆ…小さじ1
- 粒マスタード…小さじ1
作り方
- 材料を全てもみこんで、30分間程度休ませる。
- 油を引いたフライパンで肉の中心に火が通るまで焼き、完全に冷ましておく。
野菜を焼く
材料
- パプリカ(赤)
- ナス
- ししとう
作り方
- 野菜は好みの大きさにカットしてオリーブオイルでさっと炒め、完全に冷ましておく。
カレーチキンと野菜を焼く工程は、フォカッチャの生地作りの発酵時間の間などに行うとスムーズです。
フォカッチャ生地を作る
材料(7個分)
- 基本のフォカッチャと同じ
- ブラックペッパー…適量
- 粒マスタード…適量
- オリーブオイル…適量
- 岩塩…適量
- カレー粉…適量
- カレーチキン
- 野菜
作り方
- ベンチタイムまで基本のフォカッチャと同様に生地を作る。
- 成形の際、めん棒で小判型に伸ばして発酵させる。
- 二次発酵がすんだら、パンの中心に指でくぼみをつけてオリーブオイルを塗り、カレー粉と岩塩を振る。
- くぼみに粒マスタードを塗り、カレーチキンと野菜をのせてオリーブオイルを塗る。
- 230℃に余熱したオーブンで13分間ほど焼成して出来上がり。
*オリーブオイルを加えるタイミングで、ブラックペッパーを好みの量加える。
*発酵温度も基本のフォカッチャと同様でOK。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
食欲も作る気力も落ちてしまうこんな夏は手軽に作れるフォカッチャを食べて元気を出しませんか?
お好みのスパイスやハーブでぜひ楽しんでみてください!