はちみつパンを作ってみませんか?
風味豊かで栄養価の高いはちみつ。
はちみつはパンと相性が良く、甘味・風味を付けてくれます。
今回は、はちみつとたっぷりのレーズンを合わせたおすすめのパンレシピをご紹介。
はちみつをパン作りに使うときの注意点も併せてご説明します。
はちみつについて
はちみつの栄養素
天然のはちみつには栄養素が豊富。
ビタミンB1・B2・葉酸などのビタミン類に加え、カルシウム・ミネラル・22種類のアミノ酸・80種類の酵素・ポリフェノールが含まれています。
はちみつを食べると、若返りの効果もあるといわれているんですよ。
はちみつの選び方
1000種類以上もあるといわれているはちみつ。
基本は花の種類で分けられますが、花によって味も香りもさまざま。
アカシアやレンゲのはちみつは、さらっとしたくせのないものが多く、上品な味がします。
ラベンダーや百花蜜のはちみつは、独特の風味が印象的。
また、産地(国)によっても風味などが変わります。
フランスのはちみつは、しっかりとした味と香りが特徴的。
それぞれのはちみつの特徴や味を生かして、パンやお菓子作りで取り入れましょう。
お気に入りのはちみつが見つかるかもしれません。
ハニーレーズンブレッドの作り方
パン生地が型から大きく盛り上がるように、生地量が多めのレシピです。
はちみつの成分、果糖とブドウ糖にはパン生地のパサつきを抑える効果があるので、しっとりした食感を楽しめます。
材料(1500mlの1斤型)
- 強力粉…300g
- イースト…3g
- 塩…5g
- きび砂糖…5g
- はちみつ…20g
- バター…20g
- 水…160g
- 全卵…60g
- レーズン…150g
下準備
- 型にオイルスプレーをしておく。
- オーブンを焼成温度の20℃高い温度で予熱しておく。
作り方
- こね機やホームベーカリーにレーズン以外の材料を入れてこねる。
レーズンはこね上がる5分前に入れる。
お使いの機械によってこね時間を調整してください。 - ボウルに移してラップをし、室温で40分~1時間、一次発酵させる。
一次発酵終了の目安は、生地が2~3倍の大きさになるまで。
- 生地を軽く丸め直し、パンマットの上に置く。
ぬれ布巾をかぶせて、ベンチタイムを15~20分間取る。
- 生地を軽く手で押さえて空気を抜く。
- 生地にめん棒を上下にかける。
- 生地を上から折る。
軽く手で押さえて空気を抜く。
- 生地が真ん中で少し重なる程度に下からも折る。
- 生地を軽く手で押さえて空気を抜く。
生地の向きを90度変えて、上から締めながら巻く。
- 生地を型に入れ、35℃で30~40分間、二次発酵させる。
画像のように、生地が型から少し出るくらいが目安。
- 上面にクープを入れてバター(分量外)を置き、焼成する。
ガスオーブン、180~190℃で25分間。
電気オーブン、190~200℃で25分間。
お使いのオーブンによって、焼成時間や温度を調整してください。
- 完成です!
カットすると、レーズンが中にたっぷり。
そのままでももちろんおいしく食べられます♪
トーストして、さらにはちみつをかけるのもおすすめ!
間違いなしのおいしさです。
「ハニーレーズンブレッド」の詳しいレシピページはこちら。
パン作りではちみつを入れる注意点
はちみつをパンに入れる場合、注意したいポイントがあります。
生地がベタつきやすい
はちみつの水分量は約20%。
砂糖に置き換えてはちみつを使ってしまうと、ベタついたパン生地になる可能性があります。
焼き色が付きやすい
はちみつは砂糖に比べて1.3倍の甘さです。
糖分は色付きやすいため、油断をすると焦げてしまうことも。
発酵に影響を与える
はちみつの酵素には発酵を促進する効果があるため、生地がふんわりと膨らみます。
ですが、多く入れすぎるとイーストの活動を妨げてしまい、グルテンの形成と生地の伸びが悪くなってしまうことが。
はちみつをパンに加える場合は、上記の三つのポイントを押さえて、はちみつや水分の量を調整しましょう。
はちみつをどうしても大量に使いたいときは、火にかけてから使う方法がおすすめ。
一度火を通すことではちみつの酵素が破壊されるので、発酵を妨げることがなくなります。
はちみつを使い分けてみましょう
はちみつの種類を変えれば、さまざまな風味のはちみつパンを楽しむことができます。
しっとり食感がおいしいはちみつパンをぜひ作ってみてください。