いつもと違った成形にチャレンジ!
パン作りに慣れてきたら、いつもとはちょっと違った成形に挑戦したくなりませんか?
そんなときには、ツイスト成形のパンはいかがでしょう。
今回はレシピをご紹介しながら、ツイスト成形について詳しく解説します。
ツイスト成形とは
ツイスト成形とはその名の通り、生地をねじって形作るパンの成形方法。
ツイスト成形にはいろいろな種類があります。
代表的なのは、パン屋さんでもよく見かけるツイストドーナツ。
ねじって成形することで見た目も引き立ち、食感も少し変化して、後からまぶす砂糖などもからみやすくなります。
チョコチップ入り2色のツイストパンのレシピ
2色の生地を使って、模様も楽しめるツイストパンを作ってみましょう。
材料(6個分)
- 強力粉…200g
- 薄力粉…50g
- 砂糖…20g
- 塩…小さじ1/2(3g)
- インスタントドライイースト…小さじ1(3g)
- 水…80g
- 牛乳…70~90g
- 無塩バター…30g
- ココアパウダー…大さじ1
- 牛乳…小さじ1
- チョコチップ…30g
- 水(または牛乳) …適量
- グラニュー糖…適量
- アーモンドスライス…適量
下準備
- バターを常温に戻します。
- 冬は水と牛乳を人肌に温めます。
- オーブンを180℃に予熱します。
作り方
- 強力粉から牛乳までを合わせて混ぜ、こねます。
- 粉っぽさがなくなったらバターを加え、さらにこねます。
- こね上がったら170gを取り分け、ココアと牛乳を加え、色が均一になるまでこねます。
- それぞれの生地を丸めてボウルに入れ、ふたをして一次発酵させます。
- 2倍に膨らんだら、一次発酵終了です。
- 生地を丸め直してぬれ布巾をかけ、15分間休ませます。
- 白い生地をココア生地より大きくなるようにのばし、ココア生地をのせて包み、平らにのばします。
- 生地を三つ折りにしてのばし、もう一度三つ折りにしてのばします。
- 生地を6本に切ります。
- 各生地の真ん中に切り込みを入れ(上下は切らずに残します)、切れ込みに生地を3回通して、ねじります。
- オーブンシートを敷いた天板に並べ、二次発酵させます。
- ふっくらしたら、発酵終了です。
- お好みで、水または牛乳を塗ってグラニュー糖を振りかけ、アーモンドスライスを散らします。
- 180℃に予熱したオーブンで15分間焼けば完成。
チョコチップを加えて、全体にいきわたるように揉みこみます。
「2色の生地でツイストスティックパン」の詳しいレシピページはこちら。
レシピのポイント
水分量は様子を見て調整する
パン生地の水分量は、使用する小麦粉や湿度などによっても変わってきます。
生地の様子を見て、調整するようにしましょう。
無理してのばさない
生地を三つ折りにしてのばす作業が2回あります(工程8)。
生地がのびにくいときは少し休ませて(ベンチタイム)、生地をゆるめてから、のばしてくださいね。
アレンジレシピ:ツイスト渦巻きパン
同じ生地で、ツイスト成形のパンをもうひとつ作ってみましょう。
こちらは、ねじった生地をくるくると渦巻きの形にするだけ。簡単に見栄えのするパンができます。
作り方
- 『チョコチップ入り2色のツイストパン』の材料を使い、工程6まで同様に生地を作ります。
- 白い生地を15×25cmほどにのばし、ココア生地を15×12cmほどにのばします。
- 白い生地の片側半分にココア生地をのせ、白い生地を折って、ココア生地を挟みます。
- 20×30cmほどにのばして、8本に切ります。
- 生地をよじり、渦を巻くように丸くして、端と端をしっかり留め、とじ目を下に隠します。
- オーブンシートを敷いた天板に並べ、ふっくらするまで二次発酵させます。
- 水(または牛乳)を塗って、グラニュー糖を振りかけ、アーモンドスライスを散らします。
- 180℃に予熱したオーブンで13分間焼けば完成。
*こちらのパン生地はチョコチップを入れずに作りました。チョコチップはお好みでどうぞ。
生地そのものにはほとんど甘みがありません。チョコチップを入れずに作る場合は、工程7でグラニュー糖をたっぷり振りかけるとおいしいですよ。
ねじって楽しいツイストパン
生地の色を2色にすれば、模様も楽しめるツイストパン。
ぜひ作ってみてくださいね。